インドネシアの生物の宝庫「ラジャアンパット」のダイブクルーズ

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多くのダイバーを魅了する「ラジャアンパット」。インドネシア語で「4人の皇帝」を意味するその場所は、インドネシアの東に位置し、ミソール島、サラワティ島、バタンタ島、ワイゲオ島の4つをはじめとした大小600もの島々からなる。この海域は「コーラル・トライアングル」エリアの中心に位置する生物多様性の宝庫。なんと世界で見られる魚種の10%である1508種類の魚類、サンゴは世界中の75%にも及ぶ537種類が生息しているといわれている。

本記事では11月からベストシーズンを迎える「奇跡の海・ラジャアンパット」を楽しめる「ネオミクルーズ」のダイブクルーズ旅をご紹介。

ラジャアンパットへのアクセス

秘境であるラジャアンパットはアクセスが良いわけではない。日本からは8時間ほどかけてジャカルタまで飛び、そこから国内線で4時間ほどで、ラジャアンパットの玄関口であるソロンへ。ソロンからクルーズ船に乗船し、ラジャアンパットでのダイブクルーズが始まる。

ラジャアンパットのダイブクルーズ「ネオミクルーズ」とは?

ダイブクルーズとは、客船に宿泊しながらダイビングポイントを周遊し、ダイビングと船の旅を楽しむスタイル。その日のエリア内の一番良いポイントや、陸から遠いポイントにも効率良く行くことができ、1日に潜れる本数も3~4ダイブと多いため、ダイビングを満喫したい人にとってはもってこいなのだ。

ラジャアンパットには多くのダイブクルーズが運航されているが、「ネオミ号」は2020年に就航を開始したばかりの新しい船。シーズンに合わせてコモド、ラジャアンパット、バンダ海とインドネシアのベストシーズンなエリアを周遊しており、今回ご紹介するラジャアンパットは11月下旬~4月中旬のクルーズとなる。

1日最大4ダイブ!
毎日満足度120%の生物多様な海

ネオミクルーズでは大体1日3~4ダイブ行うことができ、ルートは北部のワイゲオ島方面か南部のミソール島方面のどちらかとなる。一般的なルートはワイゲオ島方面だが、ミソール島方面は若干遠いこともあり、ワイゲオ島以上に手付かずの自然が残っているというメリットも。

1日に何本潜っても飽きることのないラジャアンパットの特に見どころというポイントを紹介していこう。

多種多様なサンゴと魚群が入り乱れる

ラジャアンパットでは世界中のサンゴのうち75%もの種類が見られるという。一面に広がる大きなサンゴ礁の生命力は圧倒的だ。

写真/関戸紀倫

写真/関戸紀倫

流れのあるポイントではギンガメアジやバラクーダ、ヨスジフエダイ、ウメイロモドキなど、さまざまな群れが現れ目の前を横切っていく。

他のエリアではなかなか見られないイエローリボンスイートリップの大群 写真/関戸紀倫

他のエリアではなかなか見られないイエローリボンスイートリップの大群 写真/関戸紀倫

珍種「歩くサメ」に遭遇

ナイトダイビングでは固有種である「ラジャ・エポレットシャーク」や「カーペットシャーク」といった珍しい歩くサメに出会えることも。よちよちと歩くように泳ぐ姿が大変かわいらしい。

11〜3月はマンタシーズン

ラジャアンパットのベストシーズンである11月〜3月はマンタのシーズンでもある。遭遇率の高さや数の多さは、世界のマンタポイントの中でもトップクラス。しかも、お腹まで黒いブラックマンタにも遭遇できる。

安心安全のダイビングスタイル

楽々エントリーエキジット

エントリーポイントまではネオミ号からスピードボートに乗り換えて3~10分ほど移動する。その際タンクのセットはクルーが行ってくれるので、軽器材だけ持っていけばOK。エキジット時も器材を外してからボートに上がり、また軽器材だけ持ってネオミ号に戻れば良いのでとっても楽ちん。ダイビング用のタオルが1日1枚用意されているのも地味に嬉しいポイント。

写真/関戸紀倫

写真/関戸紀倫

安全管理が徹底されたドリフトダイビング

潜るポイントのほとんどがドリフトダイビングとなるため、バックロールエントリーからのフリー潜降、中性浮力のスキルは必須。OWダイバー以上であることと、過去1年の間に20本以上潜っていることが条件だ。ただし、条件を満たしていない方でもプライベートガイドを1泊50ドルでつけて潜ることができるので、安心して楽しめる。また、万が一はぐれてしまった場合でも漂流しないように、位置情報が分かる機器(ENOS)を必ずゲストは携帯することになっている。

写真/関戸紀倫

写真/関戸紀倫

日本人にとって嬉しいクルーズ船「ネオミ号」

ラジャアンパットでダイブクルーズを行うクルーズ船の中でも「ネオミ号」は新しく、さらに造船の段階で日本人ダイバーの意見を多く取り入れているため、快適さが段違い。

広々快適な船内と個室

広々としたデッキやジャグジー。アフターダイブを海の上で船に揺られて夕日を眺めながらゆったり過ごすのは、まさにクルーズの醍醐味。

写真/関戸紀倫

写真/関戸紀倫

ネオミ号ほどの広さであれば部屋数をもっと増やせるのだが、あえて部屋数を抑え、一部屋一部屋を広くとっている。

写真/関戸紀倫

写真/関戸紀倫

お風呂とトイレの間に仕切りが作られていたり、各階に給湯器を置くことで上層階でも下層階でも温水シャワーがすぐに浴びられるようになっていたりと、細かい部分にも快適に過ごせる工夫がされている。

充実のダイブデッキ
カメラステーションも

ダイブデッキには個別のスペースとカゴが用意され、充電もできるカメラステーションも完備。

写真/関戸紀倫

写真/関戸紀倫

秘境・ラジャアンパットのダイブクルーズへ

生物多様で迫力の光景が広がる奇跡の海・ラジャアンパット。驚きと発見に満ちた海とゆったり快適なクルーズ旅を楽しんでみては?

年末まだ間に合う!
12月30日発ツアー

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▶︎【2023年 年末ラジャアンパットクルーズ ツアー一覧】

▶︎DIVE NAVI ネオミクルーズ インドネシア旅特集ページ

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