オリンパスユーザーのためのイベント「オリンパス祭りIN沖縄」の裏側に迫る

2020年11月13~15日の3日間にわたり、“ミスターオリンパス水中”こと清水淳さん(以下、清水さん)と、うみカメラマンむらいさちさん(以下、むらいさん)の水中写真家2人が主催する「オリンパス祭りIN沖縄」が沖縄本島で初めて開催された。本イベントは、「オリンパスユーザーに、もっとオリンパスのカメラで水中写真を楽しんでもらいたい」という二人の想いから実現したもの。開催の1ヶ月前に告知されたにも関わらず、3日間で総勢30名のオリンパスユーザーたちが集まった。

当日は、事前に清水さんとむらいさんが用意したお手本をダイビング前にみせ、どう撮影したらこんな写真が撮れるのか、というレクチャーをし、参加者がそれを元に撮影を行なった。今回は「オリンパス祭り」の開催準備から当日の様子をお届けしたい。

お手本の全作品は前日撮り下ろし!

前日に当たる11月12日。清水さんの船にて、主催者の二人と、今回協賛としてモニター機材を提供していた株式会社エーオーアイ・ジャパンの白井さんと株式会社フィッシュアイの大村さんが集まり、お手本の撮影やモニターの準備を行った。

しかしイベントで潜る予定の慶良間周辺ポイントは波が強く、とてもではないがダイビングが出来る状態ではない。そこで、急遽場所を変えて沖縄本島周辺の砂辺エリアのダイビングポイントへ。

全く波の影響もなくすんなり潜ることができたこの場所は、ソフトコーラルが密集するエリア。ここでならばお手本となる写真が撮影できるだろうということで早速ダイビング。曇っているため、やや水中は暗いが透明度はそこまで悪くない。二人がこの1日で撮影した作品は以下のとおり。

清水さん撮影

清水さん撮影

むらいさん撮影

むらいさん撮影

バリエーション豊かな2人の写真、それぞれ個性があってお手本にするのにもどれを目指すか目移りしてしまいそうだ。実は撮影時、被写体がなかなか見つからなかったり、暗かったりとだいぶお手本を撮るのに2人とも苦労されているように見えたので、後からこれらの作品を見て驚いたのはここだけの話。

といった具合に、イベントでお手本として出された清水さんとむらいさんの写真は、実は全て前日に用意されたものだったのである。お疲れさまでした。

当日の様子

全国からイベントに集まったのは、当然ながら全員オリンパスユーザー!清水さんもむらいさんも、ここまでオリンパスユーザーが集まったのを見るのは初めてだったとのこと。同じメーカー、場合によっては同じカメラを利用しているという共通点があるからか、参加者同士、和やかな雰囲気で互いに情報交換しあっていたそう。

参加者の方は「長年オリンパスを使用しているけどもっと使いこなしたい!」という方が多く、熱量高く参加されていたそう。「むらいさん流のふわっと感の出し方を実際に見てみたい」、「カメラの詳しいセットアップが知りたい」、「コンデジしか触ったことがないのでミラーレスにチャレンジしたい」など、それぞれの方が撮影の幅を広げに来ており、1日が終わったあとは目からウロコ状態だったのでは。

当日の様子をさらに詳しく知りたい方は、むらいさちさんが自身のYouTubeチャンネル「うみさちTV」にて開催報告を配信しているのでぜひご覧いただきたい。もちろん清水さんも登場し、当日の様子を二人でお届けされている他、TGシリーズの使い方も撮り下ろし作品とともに解説!

最後に、お二人から今回のイベントについてコメントをいただいた。

清水さん
「初めて行ったコラボの撮影会&講習会。私自身もむらいさんの撮り方に興味があったし、一緒に海に入ってみたかったので、すごく刺激になりました。とにかく楽しかったです。気兼ねがなく参加者と一丸になれたイベントでした。モニター機もすごく充実していました。発案から開催まで約30日しかなかったのですが、SNS発信でここまで出来たのが嬉しかったです。皆さんありがとうございました」。
むらいさん
「今回ミスターオリンパスの清水さんとの贅沢すぎるコラボ、とても光栄でした。不安もありましたが、始まってみると清水さんのお人柄もあって僕自身もとてもリラックスして楽しめました。そしてオリンパスを使っている人だけの集まりだったので、不思議な一体感もあり、昼も夜も楽しい時間を過ごすことが出来ました。またぜひ来年オリンパス祭開催できたらと思っていますので、今回参加できなかった人はぜひ参加してみてくださいね!
参加してくれた皆様、清水さん、マリーンプロダクトのスタッフの皆さまありがとうございました!」。

オリンパスユーザーのためのオリンパスを愛するお二人による今回のイベント。今後もさらに水中撮影の楽しみを広げてくれることに期待が高まる。

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PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。
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