イルカを撮ったらおもしろそう♪ 360度カメラ用浮力調整器「STAYTHEE」フリーダイバー・福田朋夏試用レポート
レンズの周囲に広がるすべての空間を、ひとつの写真や動画として切り取ることができる、360度カメラ。上下左右の隔てなく移動できる水中世界を撮影するのに最適なアイテムとして、多くのダイバーに愛用されている。
そして2022年7月20日、人気機種「RICOH THETA」の撮影バリエーションを大幅に広げる純正アクセサリーとして、浮力調整器「STAYTHEE」の100セット限定予約販売がスタートした。
そこで、フリーダイバー・福田朋夏氏に海やプールで使ってもらい、そのおもしろさや楽しみ方について、感じたことを伺った。
※限定セットには「マクロ撮影キット」「リール付きストラップ(2m)」「レンズカバー」が付属。底蓋にシリアルナンバーと名前を刻印。付属品について詳しくは↓のコラムで紹介
水中に浮かべていると
いろんな魚が寄ってくる!
ーー「STAYTHEE」を使って感じたことは?
福田氏
「RICOH THETA」「TW-2(TW-1)」「STAYTHEE」のセット(以下、「STAYTHEE」)はコンパクトで生物に警戒心を抱かせないからか、魚たちが興味を持って寄ってくるのが不思議でした。沖縄の慶良間諸島で使ったときには、「たくさん魚が集まってきたぞ」なんて思いながら見ていたら、どこからかロウニンアジが3匹も登場したんです。エサと間違えて持って行かれたら大変なので、すぐに回収しました(笑)。
浮力調整の操作については、半年前に試作品を使ったときは戸惑いがありましたが、今回はスムーズに行うことができました。グリップ部分をねじるだけなので、何度か使っているうちに、誰でも自然とコツが身についていくのではないでしょうか。
福田氏とロウニンアジが海中でランデブーする360度動画がコチラ
※360度動画は指でクルクルと回して画角を変えて見ることができます。VRゴーグルで見ることも。
意識していなかった角度も
360度すべての景色が写せる
ーー360度カメラのおもしろさとは?
福田氏
自分が意識していない角度まで撮影できるのが素晴らしいですね。たとえば、海の底に向かって潜っているときに、水面の風景や周囲のダイバーの様子が写っているとか。「こんなところまで撮れていたんだ」と、あとから発見する喜びがあると思います。
一般的なカメラはレンズの画角が限られているので、フリーダイビングをしている自分を写そうとすると、誰かに撮ってもらうとか自撮り棒のようなものを使うとか、制限がありました。でも、360度カメラなら、周りのどこを泳いでもしっかりと写してくれるので、泳ぎ方やアクションの自由度が高まって、いろんな水中姿勢をチェックすることができます。
また、気に入った角度だけを切り出したり、カメラを中心とした円形の写真に加工したり、編集次第でいろんな楽しみ方ができるのも魅力ですね。
みんなで一緒に
練習風景を撮ったら楽しそう
ーープールトレーニングで使った感想は?
福田氏
「STAYTHEE」を中層に浮かべて、同じくらいの水深をまっすぐ横に泳ぐ練習をしてみました。すると、手から足まで全身の動きがしっかり写っていて、フォームを確認するのに便利でした。あと、プールの壁を蹴ってグルグルと横向きに走ってみたら、どっちが水面でどっちがプールの底かわからなくなってしまうような、不思議な動画が撮れました♪
プールなら、「STAYTHEE」がどこかへ流れていってしまう心配がないので、仲間とスキンダイビングやフリーダイビングの練習をするときに、動画モードでしばらく中層に浮かばせたままにしておくのも楽しいかもしれませんね。潜降しているダイバーに平行潜水しているダイバー、浮上しているダイバーなど、いろんな角度にいろんな練習風景が写っていて、賑やかな動画になりそうです(笑)。
光が差すプールの壁を忍者のように走る福田氏の360度動画がコチラ
フリーダイビングの醍醐味を
VR動画にまとめてみたい
ーー海で使った感想は?
福田氏
水深20mにセットしたボトムプレートに(※1)「STAYTHEE」をリール付きストラップで固定し、タグを取って戻る練習をしました。水中でダイバーが潜ってくるのを待っているような迫力ある動画が撮影できたので、「大会のカメラとして使えたらおもしろそうだな」と考えています。
もし、国内外のトップ選手の挑戦を「STAYTHEE」で撮影してVR動画にまとめることができたら、海に潜れない人にもフリーダイビングの魅力を感じてもらえるような、臨場感あふれる作品が完成するのではないでしょうか。いつかきっと実現させたいですね。
※1ボトムプレート:水中へ下ろすロープの底に取り付けて、記録用のタグなどを取り付けるプレート
ボトムプレートに迫る福田氏や周囲の様子をグルッと見回せる360度動画がコチラ
身軽かつ手軽に
360度撮影を楽しんで
ーー「STAYTHEE」の楽しみ方を読者へ!
福田氏
カメラを中層に浮かべて自撮りができる「STAYTHEE」は、シンプルかつコンパクトで、スノーケリングやスキンダイビングをするダイバーにもぴったりのアイテムだと思います。魚たちが「STAYTHEE」をまったく怖がらないので、海の生物のリラックスした表情を撮影できるのはないでしょうか。
ちなみに私は、光が差す洞窟の中をくぐったり、魚群のトルネードに入っていったり、360度のどこを見回しても興奮するような動画を撮ってみたいですね。夢は、イルカと一緒に泳ぎながら撮影することです。でも、くわえて持って行かれちゃうかもしれないのがちょっと不安かも(笑)。
・魚たちが興味を持って寄ってくる
・意識していなかった角度まで撮影できる
・自撮りで泳ぎやフォームを確認できる
・VR動画ほかさまざまな編集ができる
・コンパクトで海に持ち出しやすい
2022年7月20日より100台限定予約販売スタート
RICOH STAYTHEE
限定版のみ底蓋にシリアルナンバーと名前を刻印!
◯価格:48,400円(税込み)
◯発売セット数:100セット限定
◯耐圧水深:30m
◯浮力調整量:0〜20g
◯寸法:135.4mm(W)×130.0mm(H)×48.5mm(D)
◯重量:フラップ開時約244〜259g(対応機種により違いあり)
◯付属品:マクロ撮影キット、リール付きストラップ(2m)、レンズカバー
◯対応機種:THETA-SC2+TW-1、THETA-V+TW-1、TEHTA-X+TW-2
※取り付ける「RICOH THETA」および水中ハウジングケースの形状により浮力が異なるため、下記3形状でのご用意となります。本体には、100番までの通しのシリアルナンバーとお名前を刻印します。
・「RICOH THETA SC2」およびRICOH THETA専用水中ハウジングケース「RICOH TW-1」
・「RICOH THETA V」およびRICOH THETA専用水中ハウジングケース「RICOH TW-1」
・「RICOH THETA X」およびRICOH THETA専用水中ハウジングケース「RICOH TW-2」
◯予約期間:2022年7月20日~2022年8月20日
※下記リンクから予約をお願いします。
https://STAYTHEE.ricoh/
\「おじさん達の挑戦物語」もぜひご覧ください/
STAYTHEEの発売にいたるまで、開発者である「おじさん」たちの想いや試行錯誤が詰まったnote。涙なしには読めない…かもしれない。
https://note.com/staythee
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詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
取材協力:アークダイブ、OPG、スキューバカンパニードルフィン、福田朋夏
撮影機材:RICOH THETA X、Insta360、SONY RX100、NIKON D810、OLYMPUS TG6