奄美大島で見つけた「人生の本気」 IT企業取締役が選んだ新しい挑戦

奄美大島南部の美しい海を潜る

奄美大島南部の美しい海を潜る

「奄美大島で100本潜り、12個のライセンスを取得。いま本気でやりたいことが、これだった」

IT企業の取締役を務める長谷川秀樹さん(54歳)にとって、それはダイビングだった。

IT企業の取締役を務める長谷川秀樹さんがゼログラヴィティに通い続ける理由

40代〜50代に差し掛かると、多くの人がふと考える瞬間がある。“これまでよりも、これからの人生のほうが短い”——頭ではわかっていても、心で実感するのはある出来事のとき。

「今54歳なんですけどね。だいたい40代中盤になると、みんな“今まで生きてきたよりも、これから生きられる時間のほうが短いんだ”って、頭ではわかってるけど、心でそれを感じる瞬間があるんです。なんてことないんだけど、醤油瓶が手から滑り落ちちゃった時とか。」

そんな気づきがあったことがきっかけで“死ぬまでにやりたいことリスト”をノートに書き出した。

奄美大島でダイビングにハマっている長谷川さん

奄美大島でダイビングにハマっている長谷川さん

「本を執筆したい、とか。大学で教えてみたい、とか」

そのリストのひとつ、「アドバンス(上級ライセンス)を取る」ために奄美大島を訪れたのが、ゼログラビティとの出会いだった。

奄美大島南部の山と海に囲まれた場所にあるゼログラヴィティ清水ヴィラ

奄美大島南部の山と海に囲まれた場所にあるゼログラヴィティ清水ヴィラ

仕事以外に、本気になったのはこれが初めて

奄美大島のゼログラヴィティに通いはじめて5〜6年。

北海道から通い続け、すでに12個のダイビングライセンスを取得。潜水本数はゼログラヴィティでのダイビング本数だけで100を超える。

「僕、ここに来てからライセンス12個取ったんですよ。昨日、数えてみて気づいたんですけど 笑」

1回の滞在で2つ取得することもあったが、少なくとも12回は講習を受けに来ているという。スタッフによればリピート率はトップクラス。

最初は「ちょっと免許でも取ってみようかな」と軽い気持ちだったが、気づけばディレクター資格まで見据えていた。

奄美の海でガイドダイバーとしてのトレーニングを受ける

奄美の海でガイドダイバーとしてのトレーニングを受ける

ゼログラヴィティの「距離感」と「柔軟さ」

「ポイントが近いっていうのもあるけど、スタッフの雰囲気がいいですよね。朝から大きな声で“おはようございます!”って元気に迎えてくれる」。

長谷川さんが何より印象的だったのは、「時間に柔軟に対応してくれること」だったという。例えば、11時や12時に奄美に到着しても、「午後からやりましょうか」と講習を調整してくれる。

「社会人にとっては1日が無駄になるかどうかって大きいんですよ。普通のダイビングショップだと“その日はもう無理ですね”ってなることが、ここはスタッフの人数にも限りがある中で、できる限り対応してくれる」。

実は今回連れてきた友人がCカード未習得だったことが到着してから発覚。それでもスタッフはすぐに「じゃあオープンウォーターの講習に切り替えますか〜」と軽やかに提案してくれた。

「本当に柔軟なんですよね。“無理です”って言われてもおかしくない状況でも、やれる方法を探してくれる。ありがたいですね」。

なぜプロを目指そうと思ったのか

「他の人にもこの体験を味わってもらいたいなって思いはじめたんです」。

これまでのダイビングは自分のための趣味だったが、回数を重ねるうちに「紹介したい」「伝えたい」という気持ちが芽生えた。

「うちの妻にも言われます。こんなにハマったのは初めてだって。僕自身もそう思いますよ。ずっと仕事ばっかりだったし」。

長谷川さんにとって、「仕事以外で本気になれること」がダイビングだったようだ。

奄美大島南部のダイビング&シュノーケリングポイント「嘉鉄」

奄美大島南部のダイビング&シュノーケリングポイント「嘉鉄」

嘉鉄にはどうしても連れていきたい

長谷川さんが一番好きなポイント、嘉鉄(カテツ)。

「カテツってポイントがあるんだけど、あそこが大好きで!白い砂浜ファーって広がってて!綺麗な真っ青の海で」。

「最初はただ“うまくなりたい”って思ってたのがやってくうちに楽しさの本質が見えてきて、他の人に体験させてあげたいなって思うようになったんだけど、嘉鉄にはどうしても連れていきたいね」。

多くのダイバーを奄美大島の虜にする水中景観

多くのダイバーを奄美大島の虜にする水中景観

ゼログラヴィティという舞台

自社所有のダイビングボートはカタマラン(双胴船)で波の揺れが少ない

自社所有のダイビングボートはカタマラン(双胴船)で波の揺れが少ない

「車椅子の方と一緒になることもあります。潜ったあと一緒に食事へ行ったりすることもあるんですけど。こういうチャレンジができる場所って、そうそうないと思います」。

ゼログラヴィティでは、車椅子ユーザーが海に降りられるように、リフト付きの船も用意されている。インフラ整備にコストがかかるため、こうした設備を整える施設は非常に少ない。

ゼログラヴィティのダイビングボートに付いているリフト

ゼログラヴィティのダイビングボートに付いているリフト

「自分もまだまだチャレンジできる——そう思わせてくれる“舞台”なんです。ゼログラヴィティって、会社というより家族に近い感じがある。言うならば親類がやってる宿屋のような。」

トータルの体験で過ごす時間がリフレッシュさせてくれる

「2〜3泊して、ちょっとキツいトレーニングとダイビングして、テラスでコーヒー飲んで。夜は古仁屋の町で島料理食べて、翌朝また潜る。そのトータルの流れがすごくよくて、しっかりリフレッシュできる」。

海を見ながらくつろげるゼログラヴィティのテラス

海を見ながらくつろげるゼログラヴィティのテラス

奄美大島のゼログラヴィティはこんな人にオススメ

ワーケーションにぴったり

「ここはちゃんとワーケーションできる環境があるよね。Wi-Fiもあるし。実際に僕は、今日もワーケーションでリモート取締役みたいな(笑)。ちょっと来て、また潜って、ちょっと喋って、帰って仕事。そういうリズムを作ってくれるのがゼログラヴィティなんだよね」。

経営者にこそ来てほしい

話の終盤、長谷川さんが自らの気づきを重ねる。

「なんかさ、ダイビングって総合格闘技みたいなところがあるよね。魚見て感動する右脳的なところから、レスキュー的な人命の話、機械的な構造の理解、天候や海況の判断……知識も実技も海洋学も、全部やる。経営者がハマるのも分かる」。

「僕と同じ世代、40代〜50代くらいで“昔からちょっと気になってたけど、忙しくて”っていう人。そういう人に来てもらえたらいいなと思います」。

「リフレッシュダイビングからでもいいんです。不安な人も、一回来てもらえたら親切に教えてくれますから」。

動画で体験するゼログラヴィティ

インタビュー動画では、長谷川さんが語る「仕事以外で初めて本気になれた理由」と「嘉鉄の魅力」を、実際の映像とともに見ることができます。

9月に東京のイベントで会いましょう!

ゼログラヴィティは9月に東京ビッグサイトで開催されるイベント「ASIA DIVE EXPO JAPAN 2025」に出展予定。

長谷川さんのように「新しい挑戦」を始めたい方、奄美大島でダイビングをしてみたい方、ユニバーサルツーリズムに興味のある方、まずはイベントで奄美大島のスタッフとお話しをしてみませんか?

「昔から少し気になっていた」

その気持ちを、次の一歩に。
奄美大島の海を案内するゼログラヴィティが、その選択を後押ししてくれます!

海とダイビングの祭典
ASIA DIVE EXPO JAPAN 2025

2025年9月26日(金)〜28日(日)
東京ビッグサイト西ホール
入場料:前売り 1,000円
当日 1,300円(招待コードをお持ちの方は無料)
人物紹介:長谷川秀樹(はせがわ・ひでき)
ゼログラヴィティで講習中の長谷川さん
ロケスタ株式会社、クラウドファースト株式会社 代表取締役社長。アクセンチュア、東急ハンズ、メルカリなどを経て、現在は複数企業でCIO/CDOを務める。
ダイビングライセンスは12種、累計潜水本数100本以上。
2025年8月に奄美大島でダイビングインストラクター資格を取得。
好きな食べ物は寿司。好きなポイントは嘉鉄。
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