【奄美ダイビングログvol.1】伊豆ダイバー初めて奄美に潜る〜南部編〜

東洋のガラパゴスとも呼ばれる奄美大島は、日本の離島の中で佐渡島に次ぐ2番目に大きな島。鹿児島県と沖縄県のほぼ中央に位置し、アマミホシゾラフグやアマミノクロウサギなどの固有種が生息している。島のほとんどを森が占めるほど自然に囲まれており、淡水と海水が混ざり合う汽水域には日本で2番目の面積を誇るマングローブ林も広がる。そんな生物多様性に溢れる奄美大島は、今年7月に世界遺産に登録される予定だ。

この結果は、2018年に「登録延期」という厳しい勧告を受けた奄美大島の人々が、これまで以上にサンゴの保護や外来種の駆除、さらには文化や言語、能力、老若男女問わずさまざまな人が利用できるよう島全体を少しずつ改革し続けた努力の賜物だろう。また、世界遺産登録を審査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の様子を、手話と同時通訳付きでインターネット配信するとのこと。

そこで、オーシャナ編集部員でダイバーでもある筆者が奄美大島へと飛び立ち、約3ヶ月間にわたり奄美大島に滞在し、現地から奄美大島の魅力について発信していこうと思う。

初回の今回はダイビング経験のほとんどを伊豆で積み上げた根っからの伊豆ダイバーである個人的な目線から、奄美南部に位置する2つのダイビングポイントを紹介する。

(※)南日本新聞参考

嘉鉄(かてつ)

港から約10分ほどの場所にあるポイント。嘉鉄ブルーとも称されるほど、期待を裏切らない抜群の透明度を誇る。海に入れば白い砂地が広がり、さまざまな大きさの根やサンゴ が点在している。その中でもメインとなる根には、奄美大島で観察できる5種類のクマノミが一度に見れてしまうから驚きだ。根自体もそんなに大きくはなく、深度も10mほどで流れもほぼない。初心者ダイバーからゆっくりとしたダイビングを楽しめるはず。

(クマノミ一家 ゼログラヴィティ奄美大島提供写真)

(ニモでお馴染みカクレクマノミ ゼログラヴィティ奄美大島提供写真)

(口から背中にかけて入る一本の白い線が特徴のセジロクマノミ ゼログラヴィティ奄美大島提供写真)

(ピンク色がキュートなハナビラクマノミ ゼログラヴィティ奄美大島提供写真)

(目の横の白いラインが魅力のハマクマノミ)

ヴィラ前

ヴィラ前はゼログラビティ奄美大島の向かいに見える清水(せいすい)ビーチの沖にあり「清水」と「赤崎」の間にあるダイビングポイント。清水ビーチから泳いで向かうには少し距離があるため船で移動することになる。また、ゼログラヴィティのインストラクターが特別に設置したブイで、このショップを利用した人しか潜ることができないのも魅力的だ。海の中にはたくさんのサンゴ礁が広がり、南方系の色鮮やかな魚たちが群れを作り泳いでいる。こちらのポイントも水深10mほどで流れも気にならないため初心者でも安心。少し泳げば、チンアナゴの群れやデバスズメダイ、ハナヒゲウツボなどといったリゾートならではの生物がお出迎えしてくれ、十分に海を堪能できる。

(淡いブルーカラーが美しいデバスズメダイ ゼログラヴィティ奄美大島提供写真)

(水族館でも人気のチンアナゴ ゼログラヴィティ奄美大島提供写真)

(きれいな体色で人気のハナヒゲウツボ ゼログラヴィティ奄美大島提供写真)

船から見下ろした時に広がる淡色のブルー奄美大島の海。エントリー直後の期待を裏切らない透明度。心地よい優しい流れに身をまかせながら、ご当地ならではの魚たちと至福のひとときを過ごした。水温も25度とあたたかく、ウエットスーツでのびのびとダイビングができる。たった2本で魅了された奄美大島の水中世界と、これから始まる奄美ライフに、心が高鳴るばかりだ。

取材協力:ゼログラヴィティ奄美大島

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  • 濃密なる奄美。奄美大島南部

     

  • アマミホシゾラフグのミステリーサークル。奄美大島龍郷

     

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PROFILE
静岡県西伊豆町出身。

ドルフィントレーナー専門学校を卒業後、ダイビングインストラクターや操舵手といった海に関わる職歴を持つ。

現在は、ライターとして「地球に暮らす全ての生き物がHAPPYな未来を」と願い、記事を書く。
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