意外と知らない、ダイビング英単語のアクセントとイントネーション

Please exchange the regulator
プリーズ・エクスチェンジ・ザ・レギュレーター

ダイビング英会話(撮影・松井亜希子)

みなさんこんにちは。
先日、近所のスーパーで買物客の外人さんと若い店員との間でこんな場面に遭遇しました。

外人さん「Do you have avocado?」
店員さん「えっ・・・?ポイントカード?」
外人さん「・・・???」
“avocado”の発音は「アボカード」なので、「カ」が強調されてそう聞こえたんでしょうね(笑)

英語はイントネーションが豊かな言語で、日本語は逆に発音が平坦です。
英語が母国語の外人さんが「こんにちは」というと、「コンニチハ」と「ニ」が強くなりますよね。あれです。

ですので、逆に英語を話すときはアクセントを強調して話すと伝わりやすい場合があります。
少し大げさなくらいでも大丈夫です。
アクセントの位置が正しいことが前提ですが・・・。

たとえば以下の例では太字にアクセントがきます。日本語よりももっと強くアクセントを発音してみてください。

・レギュレーター(regulator):ギュレーター
・ホース(hose):ーズ
・マウスピース(mouth piece):ウスピース
・ダイブ・コンピューター(dive computer):イヴ・コンピューター
・フロート(float):フート
・ウェットスーツ(wet suit):ウェットート
・ウェイト(weight):ウェイト
・バッテリー(battery):ッテリー
・ログ帳(log book):グブック

イントネーション(文の中での抑揚)については、伝えたい単語を強調するようにします。

たとえば、
「レギュレーターを交換してください(Please exchange the regulator)」は、「プリーズ・エクスチェンジ・ザ・レギュレーター
「フロートのレンタルが必要です(I need to rent a float)」は「アイ・ニード・トゥー・レント・ア・フロート
となります。

お医者さんや研究者など、日常会話はダメでも専門分野では英語でスラスラ話せる方がよくいらっしゃいます。
これはイントネーションやアクセントがあっているので、たとえ文法や発音が少しくらい間違っていても伝わっているのだと思います。

ダイビング用語は英語がそのままカタカナ表記になって日本語としても使われていることも多いですよね。
正しいアクセントの位置を知って、それをしっかり発音するだけで、すでに知っている単語だけで英会話が可能になるはずです。

口を大きく開けて、はっきりと大きな声で。
恥ずかしがらずに試してみてくださいね。

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PROFILE
広島県生まれ。父親の転勤で小中学生時代の6年間をアメリカで過ごす。
東京大学農学部卒業後、翻訳会社勤務を経てフリーランスの翻訳/通訳者となり、現在は技術系の翻訳やエンターテインメント業界での通訳を主としている。

特技はどこでも現地人になじむこと。
言葉は違っても心は通じるはず!と勝手に思い込み、笑顔で入りこんでいきます。

好きな海はミクロネシアのチュークと御蔵島。
この出会いがダイビングを始めるきっかけとなり、いまではすっかり魅了されています。
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