(成田-那覇)片道980円! ダイバーの強い味方・スカイマーク

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我潜る。故に我あり。

ダイバーにとって、特にパパもんのような先島諸島ラブな人にとって、
いかに安く宮古や石垣に行けるかは死活問題だ。
そんな中でダイバーの強〜い味方が日本版LCC
(Low Cost Carrier格安航空会社)のさきがけと言っていいSkymarkだ。

何せこの航空会社、今年の12月8日から成田-那覇便を就航させるが、
開設当初の3カ月間に一部座席(20席が見込まれている)を
ナンと片道980円という驚きの価格で販売する。

パパもんの住んでいるところから成田まで、バスで行っても3000円、
はるかにバス代の方が高いがそれでも那覇までこの価格で行けるのなら
「成田経由ででもいいや」と思ってWebをチェックしてみたが、
このバーゲン席はまさにプラチナカード。まったく予約がとれないみたいだ。

このルートは諦めるとしても、比較的楽にチケットがとれるのが
今年の9月中旬から就航した那覇-宮古便。
搭乗7日前までに予約するWeb割7で2800円ぽっきり。
Skymarkの羽田-那覇便もWeb割の最安値が9800円だから、
うまく組み合わせることができれば宮古島まで最安値25000円くらいで行けちゃう

ということでその使い勝手を実証するために
実際にSkymarkを使って宮古島まで行ってみました。

そんなに自由人ではないパパもん。
授業の合間をぬったので、実際は羽田-那覇便で最安値をとれず、
今回は40000円ほどかかりましたけどね。

Skymarkで那覇経由、宮古まで行こうとするときの注意点は次の二つだろう。

まず羽田でチェックインする時、自動チェックイン機を使ってはいけない。
機械が馬鹿で乗り継ぎの判断をしてくれないので、
下手をすると那覇で一度降機し、ターンテーブルで荷物を受け取り、
再度チェックインするなんて面倒なことになってしまう。
必ずカウンターで搭乗手続きしてくださいね。

もうひとつのポイントはSkymark、預け入れ荷物が15キロまで無料で、
それ以上は追加料金10キロまで500円とられてしまうということ。
乗り継ぎでチェックインしないと、これも二度取りされてしまう
まあ、この超過手荷物料金それ自体は安いと思うし、
ダイバーならはじめから25キロを目安にするのもアリかな。

パパもんは今回、ダイビング器財のみに荷物をギリギリにしぼり、
すべてをメッシュバックに入れただけなので、14.5キロと楽勝でパスだった。

心配だったのは乗り継ぎが間に合うかどうかで、
タイムテーブル上は40分の余裕があったのだけど、
案の定、那覇到着が30分近く遅れたので肝を冷やした。
しかしなんて事ない、この羽田から飛来した便がそ
のまま那覇-宮古を飛ぶ機材になるので、遅れは何の影響も与えなかった。

Skymarkが使う機種は一種類のみでB737-800。
もっとも古い機と新しい機の違いはあり、
今回、往路でパパもんが乗ったのは最新式。

座席はRecaroの革張りシートで、各席の下には電源ソケットが装備されていた。
おかげでストレスなく機内でパソコンを使って仕事ができた。
多くの場合、LCCは座席数を増やしてコストを下げようとするが
SkymarkのB737-800は177席で、JALやANAの176席と比べて遜色はない。
もっとも那覇-羽田便はほぼ満席での運行になるので多少の息苦しさはあるかな。
逆に同じ機材で飛ぶ那覇-宮古間、
こちらは行きも帰りもがら空きでちょっと心配になった。

いいことづくめのような宮古格安便就航だが、
他方、この格安価格、ある方面の方々にとっては大いなる不満の種のようだ。

石垣島の住民が宮古との格差是正を求めて3万人署名運動を展開中なのである。

このSkymarkに対抗する必要上、JTAもANAも宮古便のダンピングを開始した。
両社とも那覇-宮古間のスーパー前割は3600円まで下げている。
しかしSkymarkが就航していない那覇-石垣は
ANAを使ってもJTAを使ってもスーパー前割りで8700円なのだ。
Skymarkの2800円と比較するなら、ここには三倍以上の格差があるのである。

この格差解消には最終的に
Skymarkに石垣便を開設してもらうしかないだろう
とパパもんは思うが、
現在の石垣空港はキャパシティが満杯なので、
その可能性も新石垣空港ができてからの話になるだろう。

しかし現在の搭乗率を見てきたかぎりでは宮古便ですら、
Skymarkがどこまで持ちこたえられるかは怪しい。
まぁ、今のうちにできるだけ宮古に遊びに行くことが
パパもんにできるただひとつのことなんだけどね。
 

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