ダイバーが意外と知らない!? 正しいマスクのストラップの位置
女性ダイバーの方から、こんな質問をいただきました。
Q.
ストラップがズリ落ちて、マスクに水が入ってしまいます……。
どうしたらよいでしょうか?
確かに、マスクのストラップがズリ落ちてしまう方、見かけます。
割と整髪料(特に洗い流さないトリートメントとか)が原因ということもありますが、ストラップの位置が低すぎる方が多いようにも思います。
マスクのストラップの位置が下過ぎて、耳が折れていたり、マスクがずり下がってしまったり……。
その原因は、おそらく、“後頭部の位置の感覚”にあるのではないでしょうか?
マスクのストラップは“後頭部”に位置するように教えられた方が多いと思います。
後頭部の突起の下にストラップがきてしまうと、ずり下がってしまうのはイメージできると思います。
しかし、頭ではわかっていても、意外と、自分の感覚と客観的な位置は違ったりします。
試しに、人に「後頭部をおさえてみて」と聞いてみよう。
すると、だいたいがこんなことになる。
さらに「後頭部のでっぱりをおさえてみて」と聞いてみる。
おおよそこんなことになります。
結構、下の位置でしょう?
そう、“後頭部”という言葉から視覚的に思い描くイメージと自分の感覚の間にギャップがあるのです。
ストラップの位置は、「後頭部にそっと添えるように」とか「後頭部の突起上にくるように」とアドバイスされますが、その通りに自分の感覚でやろうとすると、結構下の位置にきてしまい、耳が折れる、あるいはずり落ちたりしてしまいます。
ですので、僕がアドバイスをするなら、
つむじのすぐ下
試しに、「つむじのすぐ下をおさえてみて」というと、だいたいこうなります。
なかなか理想的な位置じゃありませんか?
一番良い方法は、ベストポジションに装着後、写真を撮って、視覚的に確認してみること。
感覚的には上過ぎる気がしても、写真を見ると、きっと納得するはずです。
もちろん、頭の形は人それぞれですが、いつもずり落ちてしまう方は、試しに、つむじ基準を、お試しあれ。