水中写真家・戸村裕行の写真展「群青の追憶」~海底に眠る戦争遺産を追う~が開催中

パラオの零式水上偵察機

平和とは「戦いや争いがなくおだやかな状態」だと定義されているのをご存知だろうか。今でこそ日本で暮らす大多数の人々には「戦争」の記憶はおろか、命をかけた争いなど想像できないほどに、良い意味で平凡な暮らしを送っている。しかし、世界に視野を広げてみると、この瞬間も平和とはかけ離れた生活を余儀なくされている人々がいるというのも事実。歴史を振り返れば、たった約100年前の日本でも同じようなことが起きていた。

私たちが令和の時代に生きているのは、先人たちの命をかけた戦いがあってこそ。その歴史を再び現代に伝える写真展「『群青の追憶』~海底に眠る戦争遺産を追う~」が今年9月より鹿児島県にて開催される。

人類の歴史に深く刻まれている第二次世界大戦を起因とした、今も世界の海底に眠る日本の艦船、航空機、潜水艦にカメラを向けたのは水中写真家・戸村裕行氏。海の生き物や海底に眠る戦争遺産を求め、「あなたに知って欲しい、見たことのない海中世界」を自身の作品を通じ、今を生きる人々に届けるため海に潜る。戸村氏の手により、令和の海底に眠る歴史が今、よみがえる。

「群青の追憶」~海底に眠る戦争遺産を追う~

開催日時:2021年9月11日(土)〜10月10日(日)
開催時間:9時〜17時(入館は16時30分まで)
開催場所:万世特攻平和祈念館
〒897-1123 鹿児島県南さつま市加世田高橋1955-3
駐車場:無料
料金:大人(高校生以上)310円
小人(小・中学生)210円
※団体割引・障がい者割引あり

お問い合わせ
万世特攻平和祈念館  tel:0993-52-3979


屋久島(鹿児島)の海底に眠る四式戦闘機「疾風」のエンジン

徳之島(鹿児島)の海底に眠る零式艦上戦闘機「零戦」のエンジン

オーシャナ限定!戸村裕行によるコメント

オーシャナをご覧の皆さま、水中写真家の戸村裕行です。この度、鹿児島県南さつま市の「万世特攻平和祈念館」において、写真展「群青の追憶」〜海底に眠る戦争遺産を追う〜を開催させていただくことになりました。2018年に東京、靖國神社・遊就館から始まったこの展示も、神奈川(横須賀)、大阪、福岡(大刀洗)と巡り、(※広島(呉)・京都(舞鶴)は新型コロナにより延期)たくさんの方にご来場いただきました。今回の会場となる万世特攻平和祈念館は、終戦間際の1945年、陸軍最後の特攻基地となったこと、運用されたのが約4ヶ月という短さから「幻の特攻基地」と言われている万世飛行場のあった土地から飛び立った201名の隊員の慰霊・顕彰のために作られた祈念館です。館内には特攻隊員の資料や、万世の歴史、この万世に隣接する吹上浜から引き揚げられた零式水上偵察機などが展示されており、多くのことを学ぶことができます。今回、私が展示させていただく多くの「戦争遺産」は、ダイバーであれば「レック」として、スキルを有することで潜ることのできるものが多くあります。ぜひそのあたりも注目してご覧いただけたらと思っております。新型コロナの影響によりなかなか外出しにくい世の中ではありますが、マスクなどの感染対策をしっかりとした上で、静かにご覧いただければ感染拡大防止に繋がります。ぜひ、ご来場ください。

水中写真家・戸村裕行プロフィール

水中写真家・戸村裕行

1982年埼玉県出身。ライフワークとして、第二次世界大戦(大東亜・太平洋戦争)を起因とする海底に眠る艦船や航空機などの撮影を世界各地で続け、ミリタリー総合誌、月刊「丸」にて連載。それらをまとめた水中写真展「群青の追憶」〜海底に眠る戦争遺産を追う〜を、靖國神社遊就館を皮切りに、日本各地の戦争資料館や記念館などで開催。著書として写真集「蒼海の碑銘」などがある。執筆・講演など多数。ノーティカムジャパンアンバサダー、ストリームトレイルアンバサダーなども務める。

ホームページ:https://www.hiroyuki-tomura.com
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PROFILE
静岡県西伊豆町出身。

ドルフィントレーナー専門学校を卒業後、ダイビングインストラクターや操舵手といった海に関わる職歴を持つ。

現在は、ライターとして「地球に暮らす全ての生き物がHAPPYな未来を」と願い、記事を書く。