インテリアだけじゃない!市民科学の可能性を秘めるアクアリウムが地球貢献!? アワード参加者募集中

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日本で有数のサンゴ飼育技術を持つアクアリスト(※)と、東京大学でAI研究を行っていたエンジニアが、2019年に創業したベンチャー企業「株式会社イノカ」(以下、イノカ)。人工的なサンゴの産卵に成功した際など、ocean+αでもたびたび取り上げてきた注目の企業だ。

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今回イノカは、深刻化する海洋や河川湖沼の水環境課題の解決を目指し、水棲生物飼育者の生物飼育技術を市民科学として結集するべく「第1回 INNOVATE AQUARIUM AWARD -アクアリウムで、世界を変えよう。- 」を2023年2月に開催することを発表した。気になるその内容とは。
※アクアリスト
アクアリウム(水生生物の飼育設備)を通して水生生物を飼育する水族館の職員や販売店の店員、そして趣味としてアクアリウムを楽しむために、飼育技術を発展させている人々のこと

海洋・河川湖沼生物多様性の研究と保全を促進するために

世界での市場規模が急速に拡大しているブルーエコノミーの観点から、日本固有の海洋・河川湖沼生物多様性は重要な資源であり、保全していかなければならない存在だ。一方で、人間活動に起因する様々な影響を強く受け、海洋や河川湖沼の生物多様性が急速に失われているという背中合わせの側面があるのも事実。そのような状況の中イノカは深刻化する水環境課題の解決を目指しているが、水生生物多様性の研究と保全への投資は、日本のみならず国際的にも到底十分とは言えない状況が続いている。

そこでイノカは、研究職としてではなく、個人の趣味で水生生物の飼育等を行っている人々を”生態圏エンジニア”と称し注目し、彼らの活動を「一つの水槽の中に、生き物も含めた環境維持システムの設計・構築を行う」という新たな概念として捉えることに。アクアリウムは、インテリアとしての側面だけでなく、生き物が好きという思いをベースにした、水生生物の飼育手法などの市民科学としての可能性を秘めていると考えているのだ。

“研究開発やサステナビリティ活動とのコラボレーション”を目指したい

「第1回 INNOVATE AQUARIUM AWARD -アクアリウムで、世界を変えよう。- 」は、水環境の問題に関心のある企業パートナーの取り組みとマッチングできそうな生態圏エンジニアを発掘し、研究開発やサスティナビリティ活動とのコラボレーションをプロデュースするというもの。

本アワードの選考を通過し、水環境課題解決・活用を志す企業や研究者と、世界中の生き物を愛している方が出会うことにより、次々に新たな技術がうまれ、海洋・河川湖沼生物多様性の研究と保全を促進していくことを目指していく。

アワード詳細

<スケジュール>

  • ○応募受付期間:2022年12月1日 〜 2023年1月31日
  • ○一次選考:書類審査(1月31日締め切り)
  • ○二次選考:オンライン面談(2月4日(土)・5日(日)予定)
  • ○ファイナリスト決定(2月上旬)
  • ○アワード当日:生態圏エンジニア×イノカによるパートナー企業へのプレゼンテーション(2月末ごろ)

<選考について>

  • ○なるべく多くの方にご参加頂きたいという思いのもと、一次選考では「生き物への愛や水槽へのこだわり」を記載いただいた資料をご提出いただきます。二次選考では、オンライン面談を予定。
  • ○選考を通過し、ファイナリストに選ばれた方には、最終審査に向けて株式会社イノカ所属のメンターが伴走し、ディスカッションを重ねながら最終プレゼンまでサポート。

<ご参加いただく特典>

  • ○イベント後もアワード選出者の研究活動がさらに発展できるよう、選出者には表彰や賞金が贈呈され、継続的なサポートをイノカからも提供予定。
  • ○本アワード全体を通じて、企業と生態圏エンジニアとの共同プロジェクト創出を目指し、生態圏エンジニアならではの感性や知を、地球貢献につなげられればと考えています。

<詳細について>
アワードの詳細に関しては特設HPをご覧ください。
審査員・パートナー企業は順次公開予定です。
▶︎特設HP

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PROFILE
2018年、電子部品メーカーに新卒で入社。同時にダイビングも始める。平日は広報室で社会人としての経験を積みながら、土日は海通い。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。
現在はライターとしてネタ探しに目を光らせているが、海やダイビングについての記事を書けることに幸せを感じている。ダイビングをもっと広める!子どもたちの未来にも綺麗な海を届ける!そんな想いで日々活動している。
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