「沖縄を聖地に」沖縄で12年ぶりにフリーダイビング海洋競技大会が開催決定

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沖縄フリーダイビングカップ2024

2024年6月26日(水)〜30日(日)にかけて、沖縄県・恩納村で「OKINAWA FREEDIVING CUP 2024」が開催決定! フリーダイビングの公式海洋競技大会が沖縄で行われるのは約12年ぶり。主催者は、世界でも数少ない、水深100mの記録を持つフリーダイバーの福田朋夏氏だ。開催にあたり、クラウドファンディングにも挑戦! その思いとは。

賞金あり!
水深80mまでチャレンジできる海洋競技大会

OKINAWA FREEDIVING CUP 2024で行われるのは海洋競技であるCWT、CWTB、CNF、FIMの4種目。最大水深は80mで、記録はAIDAインターナショナルに認定される。6月28日(金)を除く4日間が競技日となっており、出場選手はそのうち3日間競技にチャレンジすることができる。オフィシャルトレーニングは6月21日(金)から。大会エントリー受付中。

海洋種目

フリーダイビングの海洋競技では、垂直に水中に下ろしたロープ沿いに一息で潜り、深度を競う。今回行われるのは、途中でウエイトの量を変えてはいけない4種目。それぞれ泳ぎ方や使用する器材が異なる。
CWT(コンスタントウエイト・アプネア・ウィズフィン):フィンをつけた状態で、自身の泳力だけで潜降・浮上をする。
CWTB(コンスタントウエイト・アプネア・ウィズバイフィン):フィンをつけた状態で、自身の泳力だけで潜降・浮上をする。CWTと違い2枚フィンでバタ足で泳がなくてはならない。
CNF(コンスタントウエイト・アプネア・ウィズアウトフィン):フィンをつけずに、自身の泳力だけで潜降・浮上をする。
FIM(フリー・イマージョン):フィンをつけずに、ガイドロープを手繰りながら潜降・浮上をする。

そして、各種目の上位入賞者にはメダルや表彰状だけでなく、フリーダイビングの大会としては珍しく賞金も贈られる。

「沖縄をフリーダイビングのメッカに」
福田氏の想い

これまで日本代表選手として数々の世界大会に出場し、日本代表チーム「人魚JAPAN」では金メダルを二度、銀メダルを一度獲得している福田氏。自身のホームグラウンドである沖縄でフリーダイビングの大会を行うのが夢だったそうだ。

実は、福田氏がフリーダイビングを始めたきっかけが、沖縄で2010年に行われた世界選手権。当時、沖縄の海の美しさに感動し、地元の北海道から沖縄に移住していた福田氏は、世界選手権に水中でダイバーの安全管理をするセーフティとして参加。世界のトップ選手たちが潜る姿に感銘を受け、沖縄を拠点に本格的に競技を開始。その後、トレーニングや大会出場のために世界を渡り歩いたが、コロナ禍をきっかけに沖縄に腰を据え、沖縄の海の素晴らしさやフリーダイビングにとって適した地であることを再認識したという。

沖縄の海は、温暖で透明度がよく、サンゴなど生態系豊かな海はシュノーケリングやダイビングを楽しむ人にとっても素晴らしく魅力的だ。今回大会が行われる恩納村の周辺は、ボートで5〜10分程度で水深50〜100m以上とれるフリーダイビングを行うのに最適の場所。そんな沖縄の海を、大会を通して世界のフリーダイバーにもっと知ってもらい、沖縄にフリーダイバーを集め、沖縄を盛り上げたい。そんな思いから福田氏は大会の開催を決めたという。また、今回の大会を皮切りに、継続的に沖縄で大会を行うことで沖縄をフリーダイビングのメッカにしていきたいとも。

クラウドファンディングで応援しよう

OKINAWA FREEDIVING CUP 2024実施にあたり、福田氏はクラウドファンディングに挑戦中。まだまだ日本ではマイナースポーツであるフリーダイビングでは、大会の運営スタッフはボランティア、選手にも賞金がでないというのが当たり前。クラウドファンディングを通し、多くの方にフリーダイビングという競技を知ってもらうこと、そして支援してもらうことで、今回の大会を盛り上げ、次回以降の大会開催に繋げていきたいという。

リターンにはオリジナルグッズのほか、フリーダイビングの講習やウエットスーツなども含まれている。フリーダイバーはもちろん、海好き、沖縄好きの方、フリーダイビングに興味があるという方、ぜひクラウドファンディングで応援していただければ幸いだ。

クラウドファンディングの詳細はこちらから。そのほか大会関連情報は、大会公式Instagramアカウントにて随時発信中。

OKINAWA FREEDIVING CUP 2024

大会名:沖縄フリーダイビングカップ2024
競技会場:沖縄県恩納村 真栄田岬沖
オフィシャルトレーニング:2024年6月21日(金)〜25日(火)
競技日:2024年6月26日(水)〜30日(日)
競技種目:海洋種目 [水深競技]
最大水深:最大 80m 
記録認定:AIDAインターナショナル
主催者:福田 朋夏
運営:トゥルーノース沖縄
協力:
株式会社オーシャナ
OceanApeFreediving
Freedive emu
マリンクラブNagi
後援:沖縄県
株式会社パディ・アジア・パシフィック・ジャパン
一般社団法人 人魚JAPAN
メインスポンサー:ワールドダイブ株式会社
スポンサー:
株式会社ウェブプリンティング
株式会社WOODSIDE
オーピーバイオファクトリー株式会社
株式会社エシカルライフ
株式会社キヌガワ
シックスセンスリゾート船橋
サプライヤー:山本化学工業株式会社
オフィシャルホテル:かねひで恩納マリンビューパレス

▶︎大会公式サイト:OKINAWA FREEDIVING CUP 2024
▶︎大会公式Instagramアカウント
▶︎クラウドファンディングページ(CAMPFIRE)

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PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。
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