沖縄の海中で、ダイバー50名のマスゲーム!?
2015年4月11日、沖縄の本部「ゴリラチョップ」で、「50名のダイバーでマスゲーム!」企画が開催されました。
※マスゲーム=多人数が集まって一斉に行う、同調性の高い集団演技。
白砂ビーチに整列した総勢50名のダイバーたち。
エントリー後、一列になって沖を目指して浅瀬を移動し、やがて渦を巻いて、最後は大きなサークルに……。
その一糸乱れぬ様子はまるで龍のよう。
お見事!
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参加したダイバーたちは、シナリオを描いた絵コンテを何度も見返し、自分の立ち位置を陸上でイメージトレーニングし、インストラクターと打ち合わせを繰り返すなど、みな真剣。
それだけに達成感も大きく、サポートの現地サービスやメーカー各社からも「久しぶりにこれだけのダイバーが一緒に何かをするというイベントを見られて、なんだか嬉しかった」との声。
とはいうものの、やったことのあるダイバーならおわかりの通り、水中でのマスゲームは想像以上に大変。
楽しいだけのノリでやると結構リスクもあります(経験あり……反省)。
この企画を主催した大阪心斎橋に本店を構える「Second Station(セカンドステーション)」 に、率直に「大変じゃなかったですか?」と質問をしてみたところ……。
「年齢層もばらばらで、『はじめまして』の人も多いメンバーの50名ダイビングです。 ブリーフィングと事前準備には相当な念密さが必要で、出発目前に迫った頃には毎日徹夜での打ち合わせが行われました。やはり、ゲストの安全が第一ですから、列の途中、水底や水面にスタッフを配置して何かあればすぐに対処ができる距離感を保ち、とにかく安全管理を徹底しました。また、事前に、ダイバーをレベル分けし、水中にはあらかじめ道標のロープで張り、円になった時も各自の立ち位置がわかるようにネームタグを設定して……。そのおかげでスムーズに列はでき、50名ダイバーの大移動は大成功でした」
やはり、見えないところで準備は大変だったようです。
ダイビングブームの全勢期のころは沖縄でもこうイベントが多く開催されていたようです。
魚を見たり、写真を撮るのも楽しいですが、たまにはダイバー一丸となって遊ぶのも楽しいもの。
それに、マスゲームを達成させる過程ほどスキルアップによいものもありません。
「想いひとつで、いくらでもダイバー同士、インストラクター同士、お店同士がコミュニケーションを取り合い協力し合えます。最近、ダイビングの日もできましたが、このような日に皆で協力しあって、海の素晴らしさ、遊びの楽しさを伝えていけるような日になればいいな、と思います!」と主催のセカンドステーション。
以前、ダイバー2486人が同時にダイビングをしたというギネス記録がありましたが、日本発でこういうイベントができたら楽しいですね。
■情報・写真/セカンドステーション
http://sstage.co.jp/