パラオにホームステイで、ぷっちウルルン滞在記♪
現地からコラム
何度もパラオに行ってふと思ったこと。
そういえば、ローカルの生活ってあまり知らないな〜。
ホテルに泊まって、日本人ガイドと潜って、日本人のダイバーとご飯を食べる。
パラオの方々と交流するのはボートのオペレーターとお話するくらい。
ということで、パラオのご家庭にぷっちウルルン!
ホームステイ先はアクアマジックボートオペレーターのマイクさんのお宅。
僕と同じ歳のマイクさん(マジでか!)と奥様、
8歳のチェノワイン君、奥さんの前夫との間にできた息子との4人家族。
やっぱり、まずは子供の心をつかんでおかねばと、
パラオで一番大きなスーパーWCTCでおもちゃのラジコンを買って、
チェノワインにプレゼント。
普段、姪っ子には顔を見ただけで泣かれ、
甥っ子にはふいに飛び蹴りを食らいまくっているオジサンとしては、
とりあえずモノで釣ろうというダメ大人の発想です。はい。
渡した瞬間、笑顔がはじける。こんなに喜んだ顔を見るとこっちも相当嬉しい。
あっという間に仲よしに。子供はゲンキン……いや、素直(笑)。
ママがご自宅を案内してくれる。
「ペットを見せてあげる」と見せてくれたのは、カメとコウモリ!!!!
うひゃ〜。
コウモリはとても可愛い顔をしていて、飼っている人も少なくない。
たぶん、だいたいが愛玩。
「食べるの?」ってママに聞いたら「食べない。小さ過ぎるよ」と言っていたので、
大きくなったら食べるのかな?と一瞬思ったけど、気にしない気にしない(笑)。
中庭に行くと、多くのパラワンが集まっていて、
ママが腕によりをかけて作ったパラオ料理(ママいわく、
出身地の「アンガウル仕込みよ」)で盛大な歓迎を受ける。
カンパーイ!
越智カメラマンの大好物、ウム
マイクの出身地ペリリューでとれるテングカワハギ。
僕がハマったのが、陸ガニのココナツ和え
その他、カツオやタロイモなどなどローカルの味を堪能。
そして、お酒も進み、今度はダンスタイム。
リズム感抜群でダンス上手のチェノワインにダンスを教わる。
僕と同じでジャクソン5が大好きで、
マイケルジャクソンを踊りまくるチェノワインが股間に手をやり、
「ポウ!」と叫んでいたら、触発されたモデルの愛美ちゃんは、
「私は股間にあれはついてないから」と胸につかんで「ポウ!」。
どんどん壊れていく愛美ちゃん……。
アイフォン片手に踊りまくるチェノワイン。
ローカルとふれあい、子供と遊び、南国らしい動物、そして料理。
おお、ウルルンだ、これはまさしくウルルンだ!
俺は今、ウルルンしちゃっているのではあるまいか!
テンションは上がるばかり。
そんな恋に恋する乙女のごとく、ウルルンにウルルンしちゃっている僕をよそに、
越智カメラマンはいたって冷静。
考えてみれば、よく家族ごとペリリューに滞在しているし、
ほとんど、世界のどこかにいる越智カメラマンにとって
ローカルの家に泊まるのはごく普通のこと。
「そろそろ、俺帰るから」と一人ホテルに帰る予定だったため、
とりあえず、まだまだ寝ないけど、先に寝るところを撮影することに。
「おい、チェノワイン、自然に寝ている感じにするんだぞ。
メディアってのは大人の事情があるんだからな」
「こら、そんな笑って寝るバカがいるか。
自然にいびきかいている感じでいこう」
……ま、いっか(笑)。
代わりに、本気の寝顔はパラオのワンコで。
パラオのワンコはおバカで可愛い。
行動が反射的で、同じところで何度も足を挟んで大騒ぎし、
ご飯をあるだけ食べちゃうのでお腹がパンパンで、
寝る時も瞼が足りなくて半目。
そんな脳みそが少し足りなそうなところが激しくキュート。
バックを取りにいくと、バックが気持ちよかったのか挟まって熟睡。
やっぱり半目でこわかったので、閉じてあげてパチリ。
う〜ん、ズルイぞ、この寝顔。
結局、宴は深夜まで続き、愛美ちゃんはソファーで倒れ、
マイクは酔っ払い過ぎて「大丈夫、大丈夫」しか言わなくなった辺りでお開きに。
クーラーのきく部屋で、素敵なベットをお借りして快適に眠り、
翌日、パラワンの定番の朝食だという
チキンバケットとサッポロラーメンをいただき、
短くも楽しいパラオのウルルン体験は終了したのでした。
マイクさん、ママさん、ありがとうございました!
チェノワイン、今度は手ぶらでも笑って迎えてね(笑)。
皆さんも、泊まることはなかなか難しいかもしれませんが、
せめてボート上でローカルと仲良くなると、旅も一層楽しくなるかもしれませんよ♪