2度目の神子元、ハンマー2連勝

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神子元島のハンマーヘッドシャーク大群(越智隆治撮影)

神子元ハンマーズの方から、「次に作成するPDFマガジン用にハンマーの良い写真を沢山撮って欲しい」との依頼で、年内極力時間のある時には、神子元を訪れて、撮影をすることになった。

本当なら、一度長く滞在して狙った方がベターなのだけど、自分も海外ロケなどが多く、なかなかスケジュール調整がつかなかった。

神子元島に黒潮がかかってからの連日に及ぶハンマーのフィーバー振りを横目に見ながら、9月19日、やっと時間が作れて、一路神子元へ。

しかし、台風一過の南伊豆は、土砂降り。
日が昇るに連れて、雨も収まってきていたものの、結局うねりがまだ高いということで、19日、20日の2日間しか潜れないうちの最初の1日目が潜れずにクローズになってしまった。

でも、今回はある意味、長期戦。
あせらずに、翌日には海に出れることをイメージし、ハンマーの群れに遭遇できることを明確にイメージして、眠った。

その翌日となる20日、このコンディションのせいなのか、前日までクローズだったこともあるのか、ゲストは8名という、神子元ハンマーズにしては少ないゲスト数で、出港。

まだうねりも残っていたので、人数が少ないのは助かった。

ただし、台風前までかかっていた、ハンマーを捜索し易い潮(黒潮)が、どうやら、外れてしまった可能性があると、オーナーガイドの有松真君。
ウ~ン、厳しいかな~と思いながらエントリーすると、確かに海水温が冷たくて、一瞬、ガイドの真君も「これはダメかも」と思ったそうだ。

で、2本潜った結果はというと、ご覧の写真のように、1本目の後半で、見事にハンマー100匹以上の群れゲット。
接近するには相当ダッシュしたけどね。

神子元島のハンマーヘッドシャーク大群(越智隆治撮影)

そして、2本目は群れではなかったものの、根の上の魚の群れている海域で遭遇したので、こんな感じの撮影ができた。

神子元島のハンマーヘッドシャーク大群(越智隆治撮影)

速報なので、詳しくは書かないけど、まだまだ今年のハンマーフィーバーは続くのかな?

10月の初旬、11月中にも、神子元を訪れるつもりでいるので、できれば、その頃まで、黒潮がかかってくれているといいな。

ということで、初めて訪れた、前回の神子元に引き続き、今日も群れをゲットし、まだ少ないながらも、2連勝、無敗。

写真もまあまあ、押さえとしては、良いものが撮れた。
次からは、少し攻めていけるカメラとレンズで望む予定。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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