明日から、バショウカジキスイムへ。使用機材公開

明日出発で、メキシコのムヘーレス島へバショウカジキの撮影に向かう。

メキシコ・ムヘーレス島のバショウカジキスイム(撮影:越智隆治)

バショウカジキは今年で3年目。
しかし、同じ島で夏にはジンベエザメが300匹群れる頃にも訪れているので、訪れるのは、計5回目。
前回のバショウカジキでも1ヶ月の滞在だったけど、今回も同じくらいの滞在。

年越しなので、正月は2年連続ムヘーレス島で過ごすことになる。

知らなかった事なのだけど、カンクンってカメラ2台までしか持って入れないんです。
皆さん知ってましたか?

観光地だし、そんなに厳しくないだろうと思っていたのと、今までカメラの台数で文句言われたのが、2年前のニュージーランドだけだったんです。
なので、カンクンに初めて訪れた時には、あまり気にせず、現地で合流するゲストのも合わせて5台くらい持ってました。

で、ハウジングはゲストのも合わせて3台。
そのハウジングがカスタム(税関)の赤外線で引っかかり、「お前は何台カメラを持ってるんだ?」と質問されたので、(何だかやばそうだな)と思い、5台中、2台は、陸上用のコンデジとミラーレスだったので、とりあえず3台と答えました。

すると、「ここは、カメラ2台までしか持ち込めないぞ」と言われ、「え!どういうこと?」と思ったのですが、もう後の祭り。

これはマズいと思い、目の前でチェックを終えて出ていことしていた友人のニュージーランド人カメラマンを呼び止めて、1台持ってもらおうと(彼はハウジング1台しか持ってきていなかった)したのですが、「ダメだ!しゃべるな!」と会話を遮られ、僕の事を心配する友人カメラマンは、外に出されてしまいました。

頼りになる友人もいなくなり、正念場。
一人で交渉しなければいけなくなりました。
「一台はここで預かるから、置いて行きなさい。帰国のときに返却するから」そう言われたのだけど、帰国のフライトは早朝便。

以前、ニュージーランドのオークランドでも、確かカメラ4台持っていて(うち一眼は3台)トンガに向かうために、トランジットで1泊するときに、「販売目的かもしれないので、カメラを一台空港に置いて行け」と言われ、もめましたが、「翌朝トンガ便に乗る前に返却するから」と言われ、素直に従ったのですが、それで痛い目にあった経験がありました。
ここで話すと長くなるので、その話はまた別の機会に。

で、カンクンの空港での続き。
やはり置いてくのは絶対に嫌だと主張し続けると、とうとう、別室に連れていかれ、上司のような人がやってきて、「安全だし、必ず帰国のときは返却するから」と言われたけど、早朝便で、きっと探すのに時間がかかれば、フライトに間に合わない可能性もあると判断して、断固として拒否。

相当に時間が経ってから、「じゃあ、しょうがない、80払ってもらえれば持っていっていいです」と向うが折れてくれました。自分は80と聞いて、ペソだと思い、(US10ドルくらいなら仕方ないか)と思い、お金を差し出すと、「いや、80ペソじゃなくて、80ドルだ」と言われて、「え〜!80ドルか〜」とちょっとムッとしたけど、持っていっても良いと言われただけでもマシかと、80ドル払って、全てのカメラを持って入りました。

まあ、通常は3台もカメラ持って入る人はいないだろうから、あまりこういう経験談は参考にはならないだろうけど、カスタムでのこういう小競り合いは、たま〜に発生します。

ということで、そういう小競り合いをしたくないので、今回は、一眼レフのカメラ2台だけ持って入ります。

1台は、CANON EOS 5D Mark Ⅲと、SEA&SEAハウジング。
まあ、取材では定番です。
で、一眼は2台ですが、上にGopro 3D使用を装着。

CANON EOS 5D Mark Ⅲと、SEA&SEAハウジング

そして、今回は、Panasonic LUMIX GH3proofで作成してもらったGH3用のハウジング。
ポートなど周辺機器は、INONです。
実は、すでに、フィリピン、パラオ、などのロケで使用しています。

Panasonic LUMIX GH3とproofのハウジング

今回は、動画もかなり撮影しようと思っているので、GH2よりバッテリーの持ちは良くなりましたが、4時間も海に入っていた経験も踏まえて、バッテリーパック装着した状態でハウジングを作成しました。

これで、長時間の動画対策もバッチリです。

ということで、まめに現地情報はアップしていくつもりです。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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