初めて潜った地元の海・葉山の美しさ~岡田裕介の海中時間~

葉山の海藻(撮影:岡田裕介)

今回はこの三月上旬に撮影した、神奈川県の葉山 芝崎での写真です。

初めての葉山でのダイビング、光の差し込んだ海中に広がる海藻の森は、想像以上に美しく、輝いていました。

海藻の圧倒的な存在感に、水中でこんなにも興奮したのは久しぶり。

慣れないドライスーツに戸惑いながらも、この広大で無限に広がるように思える光景をどう切り取るかだけに集中したダイビングは、あっという間に終わりました。

葉山の海藻(撮影:岡田裕介)

三浦半島に住んでいる僕にとって、この海は見慣れた地元の海。

しかし『灯台下暗し』とはこのこと、引っ越してきて3年も以上も経つのに、僕は南の海ばかりを求めて、この海に1度も潜った事がありませんでした。

もったいない事してたな、が素直な感想です。

潜らなかった1番理由は、やはり寒さのイメージとドライスーツに対する抵抗感でしょうか。

この日の水温は14℃でしたが、ちゃんとしたインナーを着てしっかりとしたドライスーツを着て潜れば、当たり前だけど、全然寒くないんですね。

あとはドライスーツに慣れるだけ。

これからは、この美しい地元の海をしっかりと見つめて行きたいと思っています。

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PROFILE
埼玉県生まれ。大学卒業後、フォトグラファー・山本光男氏に師事。
 2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島へ の移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。 水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ 乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。 2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティ の写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・ スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企 業の広告やカレンダーなどを撮影。 またミュージシャンのライブ撮影も行い、雑誌、WEB、広告などに作品を発表している。
 
HP:https://yusukeokada.com
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