ハンマーヘッドシャーク300匹!年に一度のギャンブルダイビングは大当たり!

年に一度の、のるかそるかのハンマーヘッドシャークダイビング神子元ハンマーズ

大当たり!

正確には、ウオッチングでは大当たり、撮影は中当たりって感じ

正確には、ウオッチングでは大当たり、撮影は中当たりって感じ

潮の流れで思い出す、およそ1年ぶりの神子元の海。

エアが横に流れたり……。

神子元島のダイビング(撮影:寺山英樹)

ダウンカレントで流れなかったりも……。

神子元島のダイビング(撮影:寺山英樹)

大当たりとの情報を受け急きょかけつけたものの、3航海終わったところでチョロチョロと見られる程度で、群れの気配はなし。

ゲストは皆、昨日までの大フィーバーを見ているので、潜る前から脳内で大群とランデブー。
大群が見られない落胆は大きく、その矛先は昨年まで15年間、ハンマーと縁がなかった”サメよけダイバー”の異名を持つ自分へ……。

そして、名誉挽回の最終の4航海目。

ダイビングも終盤に差し掛かり、敗色濃厚の空気漂う、その瞬間!

目の前に30匹ほどの中編隊が突如出現!

神子元島のハンマーヘッドシャーク(撮影:寺山英樹)

夢中でシャッターを切り、群れを見送った後は、ガッツボーズのち狂喜乱舞。

神子元島のハンマーヘッドシャーク(撮影:寺山英樹)

もうすっかり終了モードで余韻に浸っている僕に、さらにガイドのまこっちゃん(有松真さん)が中層を指さし手招き。

最後の力をふりしぼりダッシュで近づくと、先ほどの中編隊をしのぐ、100匹超の大編隊!
そして、水底を見ると、どこまでも続くハンマーリバー。
全部で300匹は優に超えていたのでしゃないでしょうか。

しかし、中編隊の撮影でエアも体力も使い果たし、終了モードでスタートダッシュが遅れたこともあり、目ではしっかり見えているのに、撮影できる距離までは近づけず……。

大編隊が見えているものの、撮れる距離まであと少しのところで体力とエアがもたず

大編隊が見えているものの、撮れる距離まであと少しのところで体力とエアがもたず

おそらく、プロカメラマンであれば、大編隊もリバーもものにしていたと思うと無念……。
プロカメラマンってすごい。

まあ、それでも中編隊が撮れ、300ものハンマーヘッドをウオッチングできて大満足の1日となりました。
水中で叫びましたとも。いや~、今年は何だかついているかも。

神子元島のダイビング(撮影:寺山英樹)

明日からは、初めて神子元を潜る読者モニターの方たちがハンマーダイビング。
当たってほしいとは思っていますが、15年見られなかった僕としては、いきなり会われてしまうとちょっと悔しいな~という思いもちょっぴりなきにしもあらず(笑)。

とりあえず、晴れますよ~に。

神子元での集合写真
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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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