ラジャアンパットのクルーズでダイビング三昧の1週間

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タイのediveが企画する、インドネシアのラジャアンパットクルーズに乗船してきました。

ラジャ・アンパットのクルーズのゲストたち(撮影:越智隆治)

移動日も含めて、7泊8日のロングクルーズ。
トータルのダイビング本数は、ナイトも含めて22ダイブ。
まさに、ダイビング付けの毎日。

ラジャ・アンパットは、パプア・ニューギニアの西半分、インドネシア領西パプアの西端に位置する。

ワイゲオ、バタンタ、サラワティ、ミソールのメインの4つの島々とそれを取り巻く600以上の島々。
それを総称して、ラジャ・アンパット(4人の王様)と呼びます。
クルーズはこの島々を巡りながら、バリエーションに富んだ海の生き物や、水中景観を楽しみます。

今回のクルーズでは、たまに雨が降ったものの、全行程ほぼべた凪。
誰も船酔いの心配をすることも無く、快適なダイビングクルーズ生活を満喫することができました。

ラジャ・アンパットのクルーズと夕焼け(撮影:越智隆治)

ediveが行なうラジャアンパットクルーズは、今回で3年目、トータルで7回目。
チャーターするのは、過去にタイでオペレートしていた、マーメードⅡ号。

ラジャ・アンパットのクルーズ船マーメイドⅡ号(撮影:越智隆治)

初日、サービスダイブと言われて潜ったポイントは、出港地ソロンから北上し、バタンタ島から、ワイゲオ島までの間を走る、ダンピエール海峡に位置するMioskon。

初ダイブから、ブルーリングオクトパス、ポントヒピグミーシーホースなどのレアなマクロから、ラジャドティーバックなどの固有種、テールスポットブレニー、スプレンディッドドティバッグなど、他の海ではあまり見られない魚たち、それに、ラジャでは、頻繁に見られるというウォビゴンシャークなど、バラエティ豊富な海の生き物たちに遭遇。

ラジャ・アンパットのブルーリングオクトパス(撮影:越智隆治) ラジャ・アンパットのウォビゴンシャーク(撮影:越智隆治)

ポイントによっては、ハードコーラルや色とりどりのソフトコーラルが群生し、ワイド派カメラマンがワクワクしてきそうな海中景観も魅力的。

ラジャ・アンパットのソフトコーラル(撮影:越智隆治)

特筆すべきは、ピグミーシーホースの個体数と種類の多さ。
色々な生物を撮影したけど、今回は、撮影したピグミーの写真を紹介。

まず、ラジャアンパット北部では、ポントヒピグミーシーホースの多さが目についた。
イソバナではなくて、カイメンなどに付くこのピグミー、多いときには、1ダイブで5個体以上をガイドが見つけて紹介してくれた。

ラジャ・アンパットのポントヒピグミーシーホース(撮影:越智隆治)

この他にも、Denisピグミー。

ラジャ・アンパットのDenisピグミー(撮影:越智隆治)

Bargibantiピグミーのイエローバージョン。

ラジャ・アンパットのBargibantiピグミー(撮影:越智隆治)

そして、極めつけは、Denisでも、「サンタクロース」のニックネームで人気の赤と白のかわいいピグミーシーホース。
この「ラジャには、サンタクロースを撮りにきた」と言うマクロ派ダイバーも乗船していました。

ラジャ・アンパットのBargibantiピグミー(撮影:越智隆治)

パラオのロックアイランドをさらに険しくしたような、石灰岩が隆起してできた島々のフォーメーションも魅力の一つ。

ラジャ・アンパットの島々(撮影:越智隆治)

今年のediveが企画するラジャアンパットクルーズは終了したけど、また来年、1月、2月、3月と毎月1クルーズずつ企画していて、すでに予約も入ってきているとか。
しかも、2月はラジャアンパットだけでなく、アンボンというエリアも含めて、9日間のクルーズ行程で潜りまくるそうです。

まだ確定では無いけど、自分もこの2月のクルーズに乗船して取材を行なうかもしれません。

2015年ラジャ・アンパット 現地クルーズ日程

  • 2015年1月18日(日)〜26日(月)
  • 2015年2月8日(日)〜18日(水)
  • 2015年3月17日(火)〜25日(水)

ご興味のある方は、ediveまで。

今回のクルーズでの総集編は、7月頃にウエブマガジンにて、公開予定です。お楽しみに。

今回のクルーズでご一緒した皆様、色々お世話になりました。
またラジャ・アンパットでお会いしましょう。

ラジャ・アンパットのクルーズのゲストたち(撮影:越智隆治)
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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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