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死ぬまでに行きたい世界の絶景“セノーテ”の超穴場・タージマハを潜ってみた!閲覧無制限

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現地からレポート

セノーテ「タージマハ」(撮影:越智隆治)

メキシコのユカタン半島にあるセノーテ。

“死ぬまでに行きたい世界の絶景”とも言われる、石灰岩地帯に見られる陥没穴に地下水が溜まった天然の井戸・泉のことで、その数4000~5000。
泉の下層には大規模な鍾乳洞が水没していることで知られています。

そんなセノーテの中から、バショウカジキスイムの合間に、超穴場セノーテ「タージマハ(Tajima Ha)」へ潜ってみることにしました!

初めてのセノーテ体験にワクワク

メキシコ・カンクンから車で約1時間半。
プラヤデルカルメンを少し通り過ぎたところに、セノーテ「タージマハ」の入口があります。

ナビゲートは、カンクンにダイビングショップを構えるアクアプリの田中秀明さん。

田中さんいわく、今の時期(1月前後)は、「グランセノーテ」(入口が広いことから光の入り方も大きく、セノーテでは最も有名。セノーテ=グランセノーテと思っている人も多いかも)の光が一番きれいとのことでしたが、どうせなら、何度もセノーテを潜っている同行の越智カメラマンも潜ったことのない場所や、日本語での情報の少ないところに潜りたいとリクエスト。

グランセノーテ(撮影:越智隆治)

超有名なグランセノーテ

実は私、人生初セノーテ。

重大な事故もそれなりに起こっていることは知っていましたが、この段階では、まだセノーテのダイビングをそれほど深くも考えず、潜れることにただただワクワクしていました。

「タージマハ、あんまり光入ってないかもしれないですよ? いいですか? 本当にいいんですか?」

田中さんから半分脅しのように言われても、私と越智さん、二人そろって「構いません!」と首を縦に振り続けます。

「まあ2人がいいなら良いんですけど……」

あまり気が進まないと言った表情でしたが、カンクンのガイドの中でも人気の高い、パン屋でランチをゲットして、希望通りタージマハ(Tajima Ha)に到着。

「さっそくですが、間違い探しです」と到着するなり田中さん。
なにこのツッコミどころ満載な看板(笑)。

どこがおかしいか、わかりますか?

セノーテ「タージマハ」(撮影:越智隆治)

ダイバーにご注目。レギュもしてなければ、フィンも履いておらず……笑

タージマハの想像を超えた光と鍾乳洞に感動

早朝8時30分、一番乗りでタージマハに到着。
誰もいないうちにエントリーしようと早速準備。

実は早く来すぎて門すら開いてなかったので、係の人を呼び出して開けてもらったんですけどね(笑)。

セノーテのルールやタージマハのブリーフィングを受け、早速エントリー。

セノーテ「タージマハ」(撮影:越智隆治)

入口を見ながらブリーフィング

セノーテは淡水で、浮力が海水よりないため、私はウエイトなしで行くことになりました。

ウエイトチェックは一人一人田中さんが見てくれるので安心です。

タージマハには、3か所エアドームがあり、「光が差していないかもしれない」と半分脅されていたにも関わらず、じゃんじゃん光が差し込んでいるではありませんか!

セノーテ「タージマハ」(撮影:越智隆治)

一番にエントリーしたこともあり、ハロックライン(淡水と海水の比重が異なるため二十層になっている現象。水中なのに、撮影すると半水面のようにも撮れます)もパキッと分かれていて、壮観。

ザ・セノーテを体験しました。

浮上後、取材陣2人そろって「ここの鍾乳洞すごいじゃないですか! 光もたくさん差していたし」と言うと、「実は一番お気に入りのポイントなんです、タージマハ」という、衝撃の告白。

田中さん、なぜ先に言ってくれなかったんですか(笑)。

タージマハは時に狭い通り道もありますが、想像していたよりも通路は広め。

ただ、上からも下からもつららのような鍾乳洞が張り出しているので、中性浮力はかなり必要です。
入り口から出口まで、360度歴史ある鍾乳洞の中を進みますので、冒険心が疼きます。
1本目にして、かなりお気に入り。
リピーターになる日も近そうです。

プチ・トラブル体験
セノーテでパニックにならないためにできること

セノーテは急いで潜るダイビングスタイルではないので、本来ならばゆっくり進むのですが、2本目は我々、取材ということもあってスピーディーにセノーテ内を進み、光の綺麗なところにひたすら留まって撮影。

こんなわがままができたのも、繁忙期(年末年始など)ではない時期や、人の少ないセノーテを選択したことの特権ではあります。

しかし2本目にして、若干の危険を体験。

「耳が抜けないとか、ちょっと息苦しいとか、怖いとか、そんなマイナス要素を考えたり、実際に起こったりしたらパニックに陥るかもしれないな」と、ふと鍾乳洞内で思ったのです。
そんなマイナスなことを考えていたら本当に一瞬耳が抜けなくなり、少し焦りました。
水深を浅くしようにもここは洞窟。水面、ないですからね。

このような実体験もあり、実際に潜っていて一番パニックになる原因だなと思ったのは、“耳抜き”。

セノーテには、いくつものエアドームがあり、潜降・浮上を繰り返すので、耳抜きの心配はつきもの。

年に何度もセノーテに訪れている三保先生のこの記事は、これからセノーテでダイビングをしたいと思う方はぜひ一読されたほうが良いかもしれません。

もう一つパニックの原因をあげるとすれば、中性浮力。

セノーテは海流がないため、沈殿物を巻き上げてしまうと、時には丸一日その沈殿物は舞い続けることになり、他のダイバーにも多大なる迷惑をかけかねません。

また、急浮上して、4~6万年ほどの歴史のある鍾乳洞をバキッと壊したり、なによりストレスに感じてそのままパニックに陥ると大変危険です。

そのようなことのないよう、安全のためにも環境保全のためにも中性浮力はしっかりと取れるように練習してからセノーテに望むことをオススメします。

越智隆治カメラマンが語る、“タージマハ初体験”

エアの関係もあるので時間通りのダイビングで陸に戻ってきましたが、まだ全然撮り足りないといった表情の越智カメラマン。
初タージマハということで、感想を聞いてみました。

越智

日本で有名な『グランセノーテ』や『ドス・オホス』などは、スノーケリングもできるとあって、あっという間にスノーケラーで水中が浮遊物だらけになってしまいます。しかしここ、タージマハは、ダイバーの数も少なく、とにかく透明度が良い状態を保っていてくれていたし、何よりも人が少ないタイミングで潜れたから、今まで潜ったセノーテの中でも印象はかなり良かったです。

連れていってくれたアクアプリの田中さんも、「一番好きなセノーテの一つ」と言うくらい透明度も高く、ハロックラインの揺らめきもはっきりしていて、撮影でもその境がはっきりして、まるで宙を浮いているような写真を撮影できました。

セノーテ「タージマハ」(撮影:越智隆治)

では、最後にタージマハ(Tajima Ha)の写真をご紹介します。

セノーテ「タージマハ」(撮影:越智隆治)

セノーテ「タージマハ」(撮影:稲生薫子)

上の写真を撮影する越智カメラマンを撮影

セノーテ「タージマハ」(撮影:越智隆治)

セノーテ「タージマハ」(撮影:越智隆治)

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