サンゴ礁を悠然と泳ぐヤップのマンタ ~水深5mのクリーニング・ステーション~

この記事は約2分で読めます。

ヤップのナンヨウマンタ(撮影:越智隆治)

取材で、ミクロネシアのヤップに来ています。

初日に潜ったのは、4年前に発見された、サンゴの群生地にあるマンタのクリーニングステーション。

リーフの内側にあって、透明度はいまいちなのだけど、多いときには30匹ものマンタが集まってくることもあるそうだ。

昨年11月頃から現在に至るまで、この周辺で激しい交尾シーンも見られているとか。
今回は、可能なら交尾シーンも撮影できればと思っている。

このクリーニングステーション、サンゴの群生の上にあるのも珍しいが、それ以上に驚きなのが、なんと平均水深5mという浅さ!
一番浅いところで、2mあるかないか。
なので、スノーケリングでも十分にサンゴとマンタを楽しめる。

ここにやって来るマンタは、定住性のナンヨウマンタ。

ヤップのナンヨウマンタ(撮影:越智隆治)

写真でもわかるように、サンゴの大群生の上を悠然と泳ぐシーンは、他ではなかなか見られない光景では?

初日のこの日は、最大で9匹が姿を現した。

ヤップのナンヨウマンタ(撮影:越智隆治)

本当はもっと攻めて撮影したかったんだけど、マンタリサーチの研究者ダイバーがずっと一緒に潜っていて、あちこちにカメラとビデオを設置していたので、お互いちょっと遠慮気味に撮影をおこなった。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
  • facebook
  • twitter
FOLLOW