サンゴ礁を悠然と泳ぐヤップのマンタ ~水深5mのクリーニング・ステーション~
取材で、ミクロネシアのヤップに来ています。
初日に潜ったのは、4年前に発見された、サンゴの群生地にあるマンタのクリーニングステーション。
リーフの内側にあって、透明度はいまいちなのだけど、多いときには30匹ものマンタが集まってくることもあるそうだ。
昨年11月頃から現在に至るまで、この周辺で激しい交尾シーンも見られているとか。
今回は、可能なら交尾シーンも撮影できればと思っている。
このクリーニングステーション、サンゴの群生の上にあるのも珍しいが、それ以上に驚きなのが、なんと平均水深5mという浅さ!
一番浅いところで、2mあるかないか。
なので、スノーケリングでも十分にサンゴとマンタを楽しめる。
ここにやって来るマンタは、定住性のナンヨウマンタ。
写真でもわかるように、サンゴの大群生の上を悠然と泳ぐシーンは、他ではなかなか見られない光景では?
初日のこの日は、最大で9匹が姿を現した。
本当はもっと攻めて撮影したかったんだけど、マンタリサーチの研究者ダイバーがずっと一緒に潜っていて、あちこちにカメラとビデオを設置していたので、お互いちょっと遠慮気味に撮影をおこなった。