20頭のマッコウクジラの群れと、シロナガスクジラの親子を水中で撮影〜2017年 スリランカweek4〜

1

初日の月曜日は、マッコウもシロナガスクジラも見つからず、コビレゴンドウの群れと、シャイなニタリクジラに遭遇のみ。
火曜日は、北を捜索してマッコウクジラの群れに遭遇。
1日中マッコウクジラと泳ぐ。
でも、捕食の時間帯だったので、1頭や2頭くらいで浮上してくるのがほとんどだった。

2 3

水曜日、この日もマッコウの群れと泳ぐ。
最高で8頭くらいが集まっていたが、他にボートもあり、距離を置いて他のクジラにアプローチする。
できるだけ他のボートが来ないところでクジラを探すようにし、ボートが来ると極力その場から離れて他のクジラを探すようにしていた。
もちろん、他にクジラがいる見通しがあるときだけではあるけど。

4

木曜日、久しぶりにシロナガスクジラを見つけて朝一番にアプローチ。
海域に2頭が姿を現し、水中で見ることができた。

しばらく追跡していたが、船が増えてきてアプローチも強引。
水中に入るのは難しくなってきていたので、どうしようかと思っているところで、まとまってゆっくり泳ぐ20頭のマッコウクジラを発見。
ほとんどの船が久しぶりに見たシロナガスクジラを追跡していたのもあるし、群れがかなりゆったりしていたので、そちらにアプローチすることに。
3時間近く、ほとんど海中に潜ることなく、水面でのんびりしていて何度も泳ぐことができた。

5 6 7

もう一隻(二隻のボートで捜索しています)の方は、粘ってシロナガスクジラにアプローチして、最後にシロナガスクジラに水中で遭遇した。

8

金曜日、マッコウクジラを探すけど見つからず、シロナガスクジラの親子を発見。
静かにアプローチして、水中撮影に成功した。
しかしやんちゃな子で、お母さんの横ではなく前を泳いでいることが多かったので、親子というよりはペアの写真みたい。
船上から撮影した横並びの親子写真で、大きさの違いがわかる。

9 10

土曜日は、トリンコマリーの湾の中でシロナガスクジラとニタリクジラを発見。
透明度が悪いので水中撮影はしなかったけど、陸にこんなに近いところでもシロナガスクジラが観れるという感じの写真撮影ができた。

11

写真は、その日撮影したものをアップしています。
水中撮影は、スリランカ政府の特別な許可をもらって撮影を行なっています。
来年も政府の許可が取れれば、同じ時期にスリランカでのホエールスイムを開催する予定です。
ご興味のある方はお問い合わせください。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
  • facebook
  • twitter
FOLLOW