ocean+α、初スリランカ取材

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今回、ロケで初めてスリランカを訪れたのだけど、事前情報も少なくて、はっきり言って、ダイビング取材としては、一番来てはいけない時期に来てしまった感が否めない。

あまり詳しく書いていいのかどうかわからないけど、西海岸にしても、東海岸にしても、この時期にダイビング目的でスリランカには来ない方が良いようだ。

シーズン的には、南西側が11月から4月、北東が6月から9月とのこと。
10月に来れば、両サイドの海を取材できるものと欲張ってしまったのがいけなかったと反省している。
まあ、今年に限って言えば、この時期しかスケジュールの調整がつかなかったのだけど。

ということで3日あった、北東海岸のトリンコマリーでのダイビングの予定も2日で切り上げて、現在スリランカに6カ所ある世界文化遺産を巡る取材に切り替えた。
おかげで、スリランカの歴史には相当詳しくなったけど、めちゃくちゃ暑い中、陸に上がったカッパ状態。

スリランカ最古の王朝のあった、アヌダーラプラでは、ヘビ使いのオッサンを撮影しようと近よったのに、他の観光客の中に志願者もいなかった事もあり、首にヘビを巻かれて、ヘビ使いのオッサンにカメラも奪われ、記念撮影を撮られた。
おまけに、周囲にいた観光客まで、そんな僕を撮影しまくる。
気がつけば、サルまで肩によじ上ってきて、一緒に記念撮影に参加。
誰かがそんな状態で困っている様子を撮影したかったのに、自分が被写体になったのでは意味がない。

スリランカでヘビに絡まれ猿に乗られる越智隆治

そんなシーンを撮影できなかった上に、ヘビだけでなく、サルまで参加したのだからと、当初渡そうとしていたチップの10倍の金額を請求された。
最初は、「え〜〜、高くね?」と思ったけど、日本円にしたら、そこまで不満を言わなければいけないような金額でもないし、なんだかんだ言いながら、自分、結構楽しんでいたので、「しょうがないな〜」と言いながら、チップを渡した。

世界文化遺産巡りは、聖地アヌダーラプラ、古代都市ポロンナルワ、シーギリアロック、ダンブッラ黄金寺院、そしてシンハラ王朝最後の聖地キャンディの5カ所。

今日、最後の撮影地キャンディを取材して帰国する。

ルワンウェリ・サーヤ大塔

スリランカ最古の都があったアヌダーラプラにある、ルワンウェリ・サーヤ大塔

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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