「ハイレベルな写真とダイビングスキルを目指す」11月開催フォトキャンプ主催者の想い

本気で水中写真の上達を目指すダイバーのためのフォトキャンプ&コンテスト「ジャングルジム第2回 沖縄フォトキャンプ」が、11月13日(土)〜14日(日)にかけ沖縄県で開催される。主催は、オーシャナでも執筆を行う水中写真家・上出俊作さん、ダイビングサービス ゴリラハウスの石野昇太さん、そしてダイビングサービス Dive Journeyの高田洸也さんのお三方。昨年の初開催時には、水中写真に熱く取り組むダイバーが集まった当イベントだが、今年はどんな内容となるのか。アップデートや開催の想いを石野さんへインタビューさせていただいた。

参加者みんなで高みを目指すフォト合宿&コンテスト「ジャングルジム」

――今年も11月に開催とのことですが、改めてどんなイベントか教えていただけますか?

石野さん

:ずばり、水中写真の上達を目指す“合宿”です。1日3本、2日間、すべて同じポイントで潜り、参加者自ら被写体を探して、試行錯誤して撮影する。それだけでなく、お互いに「こんなふうに撮った」、「こんな場所にこんな生き物がいる」、というのを共有し合うことを通じて、参加者みんなでレベルアップを目指します。また、夜は水中写真家の上出さんと僕が、セミナーを行います

昨年の様子:セミナー中の上出さん

昨年の様子:セミナー中の上出さん

――今年もフォトコンテストは開催されるんですか?

石野さん

はい。合宿中に撮影した写真を2点提出していただき、入賞者は後日発表します。入賞者へのプレゼントや特典はこれから公式サイトにて、徐々に発表していく予定です。

プレセミナーで攻略せよ!より上達を目指すには?

――昨年からのアップデートはどんなところがありますか?

石野さん

今年はプレセミナーと、プレジャングルジムを行います!

――おぉ!と、いうと?

石野さん

プレセミナーは本番の前日の夜に行います。目的はジャングルジムをより楽しむ、そして短期間に効率よく成長するための“攻略“セミナーです。

――どんな内容なんでしょうか。

石野さん

無限圧潜水の範囲内で潜るためのダイブプランの立て方などがメインです。ダイビング中、インストラクターたちが参加者を見てはいますが、基本的にはご自身で安全管理をしながら潜っていただくのが前提となります。そのため、デコを出すと、そのダイビングで撮影した写真はどんなにいいものが撮れていてもエントリーできないというルールがあるのですが、昨年、意外とデコを出す、デコギリギリという参加者が多かったんです。なので、まずは安全にダイビングができる状態を作っていただこうと。昨年の参加者の感想の一つに、自分で安全管理をするのが結構勉強になったという声もあったので、希望者のみではありますが、ぜひ参加してほしいですね。

――まだ慣れていないような、初参加の方にも嬉しい配慮ですね。

プレセミナーを担当する高田さん

プレセミナーを担当する高田さん

石野さん

ジャングルジムの参加者は、ちゃんと一人で安全管理もできて、写真もライティングやアングルなどスキルが伴っている“デキる”ダイバーなんですよって、そんなかっこいい集団になっていきたいと思っています。

――素敵です。プレジャングルジムはどんな内容でしょうか。

石野さん

前日の日中に、ファンダイビングを行います。本番で潜るポイントと同じところへ下見に行けたらと思っています。こちらも、昨年の参加者から聞くと、ジャングルジムより前に沖縄に来て、ダイビングや水中写真の準備を行っていたという方が多かったことから用意しました。人数が限られているので行きたい方は早めにお申し込みを!

――上達意欲の高い方がやはり多いんですね!ちなみに、攻略というか、このジャングルジムをもっと活用するコツはありますか?

石野さん

自分からどんどん聞きに来ることではないでしょうか。もちろん僕たちからも水中陸上問わずアドバイスは行いますが、ちょっとしたことでもガンガン聞きに来てください。船上でも、セミナーの後でも、時間はありますので、自分の上達のために僕たちをうまく活用していただきたいです。

昨年の様子:船上でレクチャーする石野さん

昨年の様子:船上でレクチャーする石野さん

ガイドから脱却して自分自身の表現を。そして、生物に向き合う楽しみを感じて欲しい

――今年も被写体を参加者自ら探すというところに重きを置いていると思うのですが、これにはどういった狙いがあるのでしょうか。

石野さん

ガイドに言われるがまま右ならえで撮影をするスタイルから脱却して、レベルアップをしていこうという想いがあります。自分自身で感じたものを、それぞれで試行錯誤してどう表現するのかということに、チャレンジしてほしいです。昨年チャレンジ一等賞に入賞したのはまさにそんな作品でした。

ライティングなしで撮影されたというチャレンジ一等賞入賞作品。「グッとくるものがあった」と石野さん

ライティングなしで撮影されたというチャレンジ一等賞入賞作品。「グッとくるものがあった」と石野さん

――とはいえ生き物を見つけるのも、なかなか難しいように思うのですが…。

石野さん

その難しさも感じてほしいです(笑)。ガイドさんに、どこにどんな生き物がいるのか聞いたり、参加者同士で共有したりして、見つけていってもらえれば楽しさも広がると思います。また、「見つけて」と言っていますが、実際は目の前にあるものの中から、何を選んでどう撮るかということの方が大事なのではないでしょうか。

――目の前にあるものをどう表現するか、ということですね。

石野さん

それから、個人的には、一つの生き物を観察して変化を追う楽しみを感じてほしいという想いもあります。よく先輩方とも話すんですが、プロダイバーが1番のファンダイバーだと思っていて。僕たちプロダイバーは毎日、目の前の同じ海に潜って四季や生き物の変化を観察しています。沖縄であれば春に生い茂った海藻が夏に向けて溶けて、それに合わせて生き物が繁殖し、幼魚が増え、成長し、冬にかけて淘汰される。生き物単体で見ても、僕は魚の産卵を追っているので、今日はちょっと早いな、とかちょっと水温が下がったと思ったら産まなかった、とか日々の変化を見るのが面白いんです。

スミレヤッコの産卵

スミレヤッコの産卵シーン(石野さん記事「スミレヤッコの繁殖行動を追え!いま、サンセットダイビングがアツイわけ」より)

石野さん

これって、プロダイバーでないとなかなか難しいと思うのですが、こんな楽しい遊び方をプロダイバーだけのものにするのはもったいないので、このジャングルジムをとおして、少しでもその楽しさを知ってほしいと思っています。

――だから、同じポイントで潜り続けるということですね。

石野さん

はい。もしかしたら繁殖行動するかもしれないですし、同じ魚を見てたら愛着も湧くと思います。

――なるほど。新しい楽しみ方の発見にもつながりそうですね!最後に一言メッセージをいただけますか?

石野さん

ジャングルジムに参加しました」ってことが一つのステイタスになったらいいなと思っています。前述しましたが、自分でちゃんと潜れて撮影スキルも身についたダイバーになっていこうというイベントです。なので、もともと写真が上手い人に来て欲しいわけではなく、カメラの使い方を知りたい人から、とにかく上達をしたい人、一緒にスキルアップしていきましょう。お待ちしてます!

――石野さん、ありがとうございました。

昨年のグランプリ作品

昨年のグランプリ作品

プレイベントも用意され、ますますスキルアップを目指せる内容となった第2回ジャングルジム。ダイビングも水中写真もスキルアップしてもっと楽しみたいというダイバーの方は、ぜひ参加してみては?

ジャングルジム第2回 沖縄フォトキャンプ 開催概要

【日程】

2021年11月13日(土)〜14日(日)
1日ダイビング3本
基本は3本同じポイント(恩納村、慶良間、チービシ等を予定)
ホテルまで送迎
夜はフォトセミナーを開催予定
撮影機材、ヒートベストなどモニター会も同時開催予定
※前日のプレセミナーは希望者のみ参加可能

【参加費】

78,000円(税込)
含まれるもの:乗船代(2日間6ダイブ)、タンク・ウェイト、保険代、セミナー代、フォトコンテスト

【参加方法】

公式サイト「エントリー」より必要情報を入力して送信
※定員に達し次第、募集終了

【プレジャングルジム】

日時:2021年11月12日(金)13:00-
ファンダイビング 2ダイブ料金:20,000円(税込)

【協賛】

有限会社イノン
株式会社フィッシュアイ

【主催】

陽だまりスタジオ 水中写真家・上出俊作
ダイビングサービス Dive Journey・髙田 洸也
ダイビングサービス ゴリラハウス・石野 昇太

\公式サイト・SNSにて情報更新中!/

HP:https://junglegym.okinawa/
Instagram:https://www.instagram.com/junglegym.okinawa/
Facebook:https://www.facebook.com/junglegym.okinawa/

▶︎石野さんが執筆した記事はこちらから
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PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。