ダイビング・ボードゲーム「SCUBA」~クラウドファンディングの資金で誕生~

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海に行けないときでもダイビングのことを考えていたい……。
そんなあなたにピッタリなボードゲームがオランダで誕生しました!

出典:Keep Exploring Games facebookページ

出典:Keep Exploring Games facebookページ

クラウドファンディングサービスのKickStarterによって資金調達に成功し、近日中にプレオーダーの受付が開始されるSUCBAです!

公式ページ(英語・オランダ語)

facebookページ(英語)

KickStarterページ(英語)

なんと2万ポンド、日本円にして約250万円以上(2016年3月1日現在)もの資金調達を達成したゲーム。
これは期待できますね!

出典:Keep Exploring Games

出典:Keep Exploring Games

さてこのSCUBA、とにかく細部にまでこだわっています。

いくつかそのこだわりをご紹介。

  1. ダイバーが砂を巻き上げる
    ダイバーが動いた後は砂が巻き上がり、次のターンに同じ場所に訪れたダイバーは魚を見つけられません。
    みんなへたっぴなのでしょうか…
  2. 潮流がある
    潮流によって意図せず動かされてしまったり、上手く進めなかったりします。
  3. エアの消費も反映
    水深に応じてエアが減っていき、0になってしまうともちろんゲームオーバー
  4. スノーケリングもできる!
    エアが無くなったら一度船に戻ってスノーケリングで付き合います。
  5. 単独潜水厳禁!
    水中に1人で残ってしまうとペナルティーが発生します。
  6. 体内の窒素も反映
    窒素を排出してから浮上しなくてはいけません。
  7. 安全停止まで再現
    窒素が反映されるということは当然なのですが、安全停止を経て浮上します。
出典:Keep Exploring Games facebookページ

出典:Keep Exploring Games facebookページ

ダイビング・ボードゲーム「SCUBA」公式ルールブックからルールをご紹介

とはいえイメージがつかめないかとも思うので、公式ルールブックからルールをご紹介。

原文はこちら

プレーヤー数:2~4名
目的:魚を観察したり宝物を発見することで獲得できるポイントを集める

ゲームの流れ

1ターンが4つのフェイズで構成されます。

  1. 巻き上げた砂をリセット
    後ほど出てきますが、ダイバーが通った後には砂マーカーが残っています。
    まずは前のターンに自分が巻き上げたマーカーをリセットします。
    なので、1ターン目はこの動作は不要です。
  2. カレントカードを引く
    ダイビングに流れはつきものですね。
    カレントカードに指示された通り、ダイバーと生物を動かします。
    出典:Keep Exploring Games facebookページ

    出典:Keep Exploring Games facebookページ

  3. 動く
    いよいよ動きます。
    1ターンに動けるマスは以下の通り
    上(浮上):2マス
    下(潜降):4マス
    左右:4マス。ただし流れが出ている場合は、その数字の分動けなくなります。

    通過したマスのタイルがめくられていない場合には全てめくります。

    生物が出てくればポイント獲得!
    該当の生物カードを探して手に入れます。
    獲得したカードは裏返しに手元に置いておき、他のプレイヤーにはポイントを見せなくてOKです。

    生物カードを獲得した場合は、その印としてマーカーを置きます。

    出典:Keep Exploring Games facebookページ

    出典:Keep Exploring Games facebookページ


    尚、すでにあけられているパネルでも獲得は可能です。
    ただし、そのパネルに砂マーカーがある場合は透明度低下により発見できず、となります。

    また生物だけでなく、宝物を発見するなどのイベントが発生することもあります。

    時にはこんなペナルティーを引き当ててしまうことも…

    出典:Keep Exploring Games facebookページ

    出典:Keep Exploring Games facebookページ

    おしっこに行きたい!
    エキジットまで我慢するか、ウエットスーツのまましてしまいましょう。
    いずれにしても、マイナス1ポイント。
  4. 空気マーカーを払う
    ダイビングをするとエアを消費しますね?
    水深に応じた量の空気マーカーを支払います。
    このマーカーが尽きてしまうと…もちろんゲームオーバーです。

ゲーム終了

  1. 1人を残してすべてのダイバーがエア切れを起こす
    この場合は生き残ったダイバーの勝利です。
  2. 1人のダイバーを除いて生き残っているダイバーが水面に帰ってきた時点
    こちらがなかなか複雑…
    1人が帰って来ていないのでボートが出られない! ということでゲームは残り2ターンだけ続きます。
    ソロダイブは危険! ということで未だ水中に居るプレイヤーには1ターン5ポイントのペナルティーが。
    さらに、2ターン以内に戻れない場合には漂流、ということで25ポイントのペナルティー、事実上の負けです。

その他のルール

同じカテゴリーの生物を集めるとボーナスポイントが与えられます。

また、スノーケラーという選択肢を取る場合、空気マーカーを消費しない代わりに、水深5mまでしか移動することができません。

追加ルール

減圧理論を取り入れたオプションルールも存在します。

最初に10mラインを超えた時に窒素トークンを1個もらいます。

そして、通常40mを超えることは出来ないのですが、カレントカードの効果で40mから下に落ちた場合には、窒素トークンを追加で1個。

さらにこのルールでは浮上に関して2マスではなく4マスまで許されます。
ただし、急浮上は危険!
ということで、3マス以上の浮上は窒素トークン1個。

そして
安全停止をしましょう
ということで窒素トークンがあるうちは浮上することができません。

水深5mのラインで1ターンにつき1個の窒素トークンを捨ててからあがります。

窒素トークンが2個以上ある場合は絶対に浮上できず、1個だけ持っている場合にはペナルティー5ポイントを払えば浮上することができます。

いかがでしょう。

なんだかこだわり過ぎな感もありますが、ちょっと面白そうな気がします。

1度で満足な気もしますが…

とにかく1度、遊んでみた上で、改めて感想をレポートさせて頂きますね!
(※努力目標にさせてください…笑)

(ライター/細谷 拓)

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