「海に細胞から溶けていく感覚が原点」~越智隆治・写真展「INTO THE BLUE ~青にとける~』開催~

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2016年5月6日(金)から12日(木)の期間、六本木ミッドタウンの富士フィルム・フォトサロン東京で越智隆治の写真展『INTO THE BLUE ~青にとける~』が開催されます。

ザトウクジラ

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あまり積極的に写真展を開催するイメージがないですが、2012年以来、写真展を開催しようと思ったのはなぜですか?

越智

クジラなど、大型海洋生物をテーマに撮影していますが、ふとゲストに「大きい写真で見てみたい」と言われて、ちょうど50歳という節目の歳ということもあって、初めて自分でやろうと思いました。

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『INTO THE BLUE ~青にとける~』というタイトルにはどういう意味が込められているのでしょうか?

越智

プールみたいに穏やかで、ホワイトサンドが広がる美しいバハマの海。
なめらかな海を滑るようにイルカがゆっくりやってきて、青の世界に溶けていく。

そんなシーンを海の中で見ていると、こちらも一緒に、海に細胞から溶けていくような、この世のものとは思えない感覚になったのが、「海を撮りたい」と思った原点。

そんな海に溶けるような感覚をタイトルには込めています。

青い海面

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展示される作品も“青”をイメージさせる写真がメインですか?

越智

今回は、その「青にとける」ような、さまざまな海中で遭遇した海洋生物たちの表情、生存競争、共生、親子の愛情などを紹介していきたいと思っています。

被写体は大型海洋生物を中心に40点。
大きな写真で被写体そのものの迫力を感じていただければと思います。

※越智は、極力毎日会場にいて「皆様のお越しをお待ちしています」とのことです。

越智隆治写真展「INTO THE BLUE ~青にとける~」

日時 2016年5月6日(金)~12日(木)
10:00~19:00 (入館は18:50まで)
入館料金 無料
場所 六本木ミッドタウン・富士フィルムフォトサロン東京(スペース2)
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番地3号
http://fujifilmsquare.jp/sp/guide/access.html
Fujifilm squea

巡回展「INTO THE BLUE ~青にとける~」

日時 2017年5月12日(金)~5月18日(木)
入館料金 無料
場所 富士フイルムフォトサロン 名古屋
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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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