【屋久島】浅場にずっといて首が痛い。。。 by 原崎森

【ポイント】 川(No.3)
【水温】 22.5℃
【透明度】 5m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 13:46-17:03
【潮まわり】 08:30 228cm 満潮 / 14:17 91cm 干潮 / 19:46 228cm 満潮 / 中潮(月齢:1.9)
【日の出・日の入】 日出06:53 日没17:17

今日は先日、常連ゲストGさんと潜って面白かった川(No.3)の汽水域へ。
前回のGさんの写真で、ここの泥ハゼが面白いと感じたので、まずはどんなハゼが、どれくらいの頻度で見られるのかを一通り把握してみる事にしたのだ。

今日は曇りで水中はちょっと暗かった。
エントリー直後はいっぱいいっぱいに潮が引いていたのでサーモクラインが凄かったのだが、入っているうちに満ちてきてサーモクラインもそれほど気にならない状況に。
最大水深が4.2mしかない上に12Lを背負っていたので3時間半近く粘れたが、Gさんが撮ったようなハゼがなかなか撮れなかった。
どいつもこいつも一瞬で引っ込む!!
姿を確認する前に引っ込むから粘る気にもならない。。。(-o-;
また、もう少し明るい時に来てみようかな。

まず把握したいのが、どんなハゼが、それぞれどれくらいの頻度で生息しているのかという事なので、片っ端から写真を撮っていったのだが、途中で気づいたことが。。。
警戒心が薄いハゼは容易に撮れるので当然、沢山数を沢山カウントする事ができる。
逆にスグに隠れてしまうような警戒心の強いハゼは撮るどころか、姿さえ見ることなく(正確にはパッと引っ込むところだけを確認(笑))終わるので、種類が分からず、もちろんカウントできない。。。

前者のハゼはインコハゼ、クロコハゼ、カワアナゴなどだ。
先日Gさんが撮ったカマヒレマツゲハゼやクチサケハゼなんて3時間以上もいて、それぞれ1-2匹しか撮れなかった。
だからといって、当然、前者が優占していて、後者は少ないとは言い切れない。

多分、近づくとパッと隠れてしまうのは後者のハゼたちなのだろう。。。
カマヒレマツゲハゼなんてGさんは超接写して、正面どアップや眼上の棘をクッキリ写していたのだが、あれはどうやって撮ったのだろうか?(・_・;
とてもそこまで寄れる気がしない。。。(笑)

いずれにしてもインコハゼ、クロコハゼ、カワアナゴなどは超優占種である事は確かだけど。。。
いったい、何枚撮っただろ。。。(笑)

幼〜若魚のステージのハゼもいた。
インコハゼの幼魚なんて、最初は「おっ!新たなハゼ!!」とか喜んだけど、よく見りゃインコハゼの幼魚だった。
クチサケハゼの若魚には成魚時のトレードマークでもある目の下の黒く濃い垂れ線がないので、最初は分からなかったけどこれもよく見れば思い切り口裂け。。。(^_^;)

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クチサケハゼの若魚

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インコハゼの幼魚


最優占していると言ってもいいクロコハゼは変幻自在だ。
体色はコロコロ変わるようで、撮る個体の状態によって体色が全然違う。
ここまで違うか???と驚くほど。

クロコハゼは何種かを混同している可能性があるという情報もあるけど、とりあえずこのエリアにいる連中はみんな同種っぽい。

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クロコハゼ1

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クロコハゼ2


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クロコハゼ3

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クロコハゼ4


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クロコハゼ5


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PROFILE
世界遺産の島・屋久島の海をほぼ毎日潜っているショップ「森と海」のブログ。そのオーナーガイド原崎森(しげる)さんは水中写真とフィッシュウォッチング(生態観察)において日本でも有数の、まさにスーパーガイド。また、的確な思考力・文章力にも定評がある。
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