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「安全ダイビング提言集」が公開されました ~感想やあとがきなど~閲覧無制限

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おしらせ
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提言集表紙

2017年4月29日、NPO「Project Safe Dive」にて、安全ダイビングのためにピックアップした15のテーマについての提言集を公開しました。

当NPOの代表としての率直な思いとしては、この提言が議論の契機となり、活かされ、発足の経緯ともなった、皆さまの「安全ダイビングのために」という思いに応えられれば幸いです。

感想や思い

個人的な思いとしては、まずは、「長かった……」というのが率直な感想です。

ここまで時間がかかってしまったのは、「事故からは2年はあけた方がいい(訴訟にかかわるため)」といったアドバイスや、検証の道を探った結果、困難な壁にぶちあたり頓挫したり、組織運営がうまくいかなかったりといろいろありますが、最大の原因は、率直に言って、私の力不足に尽きます。

ご心配、ご迷惑をおかけした皆さま、申し訳ございませんでした。

いろいろことを簡単に考えすぎて行動し始めてしまいましたが、想像以上に困難が多く、私だけではどうすることもできず途方に暮れたこともありました。

しかし、「安全のために使って欲しい」という思いは重く、これだけは何年かかっても形にしなければと、当初の理想から軌道修正しつつ、運営チームの献身的なサポートと執筆者やダイバーたちの励ましにより、何とかひとつ形にすることができました。
そして、現地のダイビング事業者組合である「バリ・セーフティー・トラスト」様のご理解とご協力なくしてここまで辿り着けなかったでしょう。

かかわっていただいた、すべての皆様に感謝申し上げます。

ありがとうございました。

そして、提言集の発表に際して、バリ島の事故でお亡くなりになった高橋祥子さんのご親族の方から「あとがき」をいただきました。
これを読んだとき、ご親族の方と同様、私たちも少し報われた気がしました。

不幸な事故が起きてしまったとき、ただ隠すのではなく、せめて、何か前進するきっかけにすることが大事だと改めて考えさせられました。

寄稿いただき、ありがとうございました。

(以下、全文を転載します)

あとがき

バリ島で事故が起きたとき、当事者の親族としては、現地に行って捜索をしたい気持ちでした。
しかし、ダイビングにもバリ島にも素人の私は、現地に行って捜索できるわけでもなく、身動きが取れず、ただニュースを見ながら気を揉むことしかできませんでした。混乱 の中で、頼るべき人も信じるべき情報もわからず、ただただ途方に暮れていました。

そんな中、現地の関係者の方々には、事故発生直後から本当にご尽力いただきました。
ボランティア捜索隊の指揮を執ってくださっていた方が、数名が無事救助された旨の無線連絡を聞かれた瞬間、泣き崩れていらっしゃったのをテレビで拝見しました。
残念ながら全員救出とはいかず、仲間を失ってしまったことへの無念さは、遺族とはま た違った辛いものだとお察しします。

あれから3年余りが経ちました。

3年の間に、地震などの自然災害を含め、山での遭難や登山中の雪崩による被災のニュースをたびたび目にしました。
日本で暮らし、ダイビングもしない私でも、こうしたニュースを目にするたび、バリ島のダイビング事故を思い出して落ち込んでしまいます。

しかし、あの事故をきっかけにバリ・セーフティ・トラスト・ジャパン(BSTJ)が設立され たり、提言集が発信されたりと、安全なダイビングのための活動が進んだことを知り、少し報われたように思います。

大きく報道されたことで、寺山さんをはじめとするダイビング界の皆様には後々までご心労をおかけすることになってしまいましたが、このような形で前向きな活動につなげてくだ さったことに大変感謝いたします。
この先、ひとつでも不幸な事故が防げるよう、皆様の活動のご成功と安全で楽しいダイビングライフを送られるよう心よりお祈りいたします。

2017年4月15日
高橋祥子さんご親族

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