「学生ダイバーが知っておきたい法的リスク」に参加して
2017年7月5日(火)、オーシャナサロンにて、NPOプロジェクトセーフダイブ主催の「学生ダイバーが知っておきたい法的リスク」が開催されました。
※詳しいレポートの様子は、こちらをご覧ください。
当NPOの代表である私は、主に聞き手で参加していましたが、まず、一番に感じたことは、やはりダイビングとは入口が大事ということです。
ダイビングショップ利用のサークルなのか、学生の自主運営なのか、先生主導の運営なのか。あるいは、大学公認なのか、有志の集まりなのか、ダイビングが目的なのか手段なのかなどなど、学生ダイバーといっても、いろいろな形態があって、ダイビングのとらえ方、意識もそれぞれ。
印象的だったのは、がっつり練習をするダイビングクラブがあるのに対して、「練習ってどういうことをするのですか?」という会話や、ダイビングを自己責任ととらえている学生ダイバーもいれば、先輩のダイブマスターが「安全管理するもの」と思っていたり。
いろいろなバリエーションがあるのがダイビングの良さでもありますが、この入口の段階で、自己責任や安全に関する情報をお伝えることが大事だと感じました。
ひと昔前は、学生ダイバーといえばバディダイビング(セルフダイビング)が当たり前だったのが、ダイビングスタイルの変遷とリンクして、今では、ダイビング業界も学生マーケットに食い込み、その形態も多様になってきています。
すべてプロと潜るスタイルもまったくもってありですが、学生時代に「自分たちで潜る」ことが当たり前で活動してきた自分にとっては、やはり、海と主体的に付き合う面白さを感じて欲しいと思っています(反面、体育会系過ぎて嫌でしたけどw)。
あくまで自分のダイビングの価値観ですが、商売にからめとられず、サービスの対価とか面倒なことを考えず、「とにかく安くいっぱい潜らせろ、このヤロー」って叫んでいいのが学生ダイバーの特権って思っていたのですが、古いのでしょうか(笑)。
ダイビングショップ側も学生ダイバーに対して商売をするとき、お店の看板を掲げて「学生よ、集え!」とか「学生割引してます!」なら、むしろダイビングの普及にとってよいことだと思いますが、入ったサークルが実はダイビングショップが母体だと後でわかるってやり口は、何だかなーと……。
いずれにせよ、学生ダイバーへの啓発活動というと偉そうですが、情報とか価値は、NPOやメディアを通じて今後も提供しこうと思いました。
※学生のダイビング団体の方、NPOでは、数がまとまってタイミングが合えば、無料でセミナー開催しますので、ぜひお声がけください。
※学生に限らずとも、「安全とか事故防止とかのセミナーして欲しい」という有志・団体があれば、こちらは条件次第ですが、ぜひお声がけください。