オーシャンズ 〜海獣たちのいるところ〜

この記事は約4分で読めます。

どうも、太陽系方面係長補佐の……

……係長補佐かよっ! 
というわけで、このまま記事を書かないでいると、平社員に降格どころか、メンバーからはずされそうなので、たまにはなんか書くかなくちゃ、ということで『オーシャンズ』を観てきました。
まぁまぁおもしろかったです。
以上。



……という程度の映画だったんですが、それではあんまりなので、フィニングのこととか個人的な意見でも。
フカヒレのスープと春雨のスープの違いがよくわからない、グルメから100万光年くらい離れている私にとって、フィニングどころかサメを穫るの禁止にしてくれもぜんぜんかまわないです。先進国はともかく、貧しい国ではOKにしてあげれば、とかいっても、結局裏では先進国の資本でもって現地の人が使われるという代理戦争になるだけなので意味ないし。極端な話「ややこしくなるから、もうサメ穫るの禁止!」でもいいわけです。で、フィニングとはちょっと問題の性質が違うけど、クジラやイルカも別にそんなに積極的に食べたい訳ではないので、捕獲禁止にされても割りとどうでもいい。「伝統的な食文化を守れ」とかいうのも、申し訳ないけど、あんまりピンとこないです。なんかクジラやイルカは頭がよくてかわいいから食うな、というのと、昔から食ってたから食わせろ! は、根っこのところで同じような気がするから。文化として食べるか、愛でるかの違いじゃん、みたいな。だからってまぁ、そっちの文化の尺度で一方的にこっちの文化を否定されるのは不愉快だけど、サメやクジラやイルカが食えなくなっても、私個人の食卓や食文化的には全然困らないので、どうでもいいです。ちなみにシーシェパードに関しては、バカという感想以外では「船がかっこいいなぁ」くらい。パタゴニアを不買? いや、そもそも高くて買わないし、モンベルだし。
……なんですが、このまま私の個人的な食文化でどうでもいいからといって、欧米基準の「かわいそうだから食うな、穫るな」をほっておくわけにもいかないなぁ、とも思っています。なぜなら、あいつらの次の標的はマグロだからです。多分。そんで、このクジラやらイルカやらの防波堤をやすやすと見逃していると、私の大好きな本マグロ(クロマグロ)が食えなくなるかもしれないのです。
もうね、フカヒレなんてどうでもいいけど、マグロは許せない。だって超うまい。あらゆる食い物の中で一番うまい。あれが食えなくなったら困る。もしくは漁獲制限とかされて、これ以上値段が高くなっても、今以上に食えなくなるから困る。大トロ食いたい。無理なら中トロでもいい。ダメなら赤身でもかまわないです。もちろんネギトロでも充分。言うまでもなく中おち大歓迎。もちろん、キハダやメバチやビンチョウもうまいけど、やっぱり本マグロ、イッツ ア リアル マグロ。マグロの王様。寿司の王様。キングオブキング。
なので、ほっとくわけにはいきません。感情的な意見で、穫るなとか食うなとか言うのはやめてほしい、と言いたい。えっ、かわいいから食うな、というのと、うまいから食わせろも根っこは同じ? 知るかそんなこと。理屈こねるな、うっとしい。なので今日から私はマウンテンシェパードになって、次のような主張を繰り広げるのだ。お目目が赤くてお耳がピンと立った、かわいいウサギちゃん食うなおまえら! ハトは平和の象徴だから、食べるなんておまえら野蛮すぎる! ちょ、カタツムリとか食うなんてキモ過ぎ。なにぃカナール? あっ鴨のこと……鴨はおいしいから許す……とか言ってるともう何がなんだかわからないので、その1800円で「オーシャンズ」なんて観るのはやめて、「海獣たちのいるところ」じゃなかった、「かいじゅうたちのいるところ」でも観て、みんな仲良く寿司屋に行きまして、おいしいトロでも食おうじゃないか、と思いました。
\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

FOLLOW