【レンベ】ニシキテグリは水曜と土曜 by 窪田美希
後ろの視線が気になるか!?ちらっと振り返っていますね(笑)
レンベ海峡でもニシキテグリが見られるポイントがあるのです。
見られることを聞いて驚かれるお客様もいらっしゃいます。残念ながらピクチャードラゴネットはまだ見たことがありませんが、ニシキテグリはお釣りが来るくらい見られます。98%くらい、ほぼ毎日!求愛行動を観察出来ます。
ところが最近、その見られるポイントが大人気でブログにも書いたりしていますが、行ったら3ボートいて諦めて帰ってきたり、少し早めにエントリーして場所取りしたり、早く行ってボートの上で時間になるまで待ったり一番多く見られる直径1mくらいの根の周りはいつもぎゅうぎゅうでニシキテグリの向こう側に他のお客様が写ってしまうというほど大混雑だったのです。
ということで、ダイブリゾートが集まって話し合いがあり、1日2リゾートでカサワリレンベリゾートは水曜と土曜が割り当てられました。ニシキテグリを見たい方はお早めにリクエストお願いします。
ニシキテグリを観察するには7mの所にある根やその付近に着いたら動き回らないことが基本です。私の経験上からいうと、はじめニシキテグリは足元にちょろちょろとガレ場の間を出たり入ったりしています。そのうち根の方へ登って行き、オスはメスを誘い始めます。オスは縄張りを持っており同じ場所で求愛行動を行います。
なのでしっかりと写真を撮りたい方はガイドの指示に従って場所をキープすることをお勧めします。暗くなってくるとカップルがサンゴの上へ上がって来ます。あせってカメラを近づけると求愛行動をやめてしまいますので、気持ちを抑えながら撮影を。
でも一度は止めてしまっても同じカップルで諦めずに求愛行動を行いますからそのままお待ち下さい。求愛行動が始まるとこっちでもあっちでも同時に見られたり、ここもそこもとついつい欲張りになってしまいますが近い場所だけを見ていても色々なストーリーがあって面白いですよ。
モテモテでメスを2匹3匹連れてあがって来たり、他のオスから横槍が入ったり、順番待ちしているメス、恥ずかしそうな隠れ気味のメスなど面白いです。
求愛行動が終わるとオス同士で縄張り争い!激しいと噛み付き合いにもなります。そのうち静かになりエダサンゴのなかでご就寝です。ライトを当ててものんびりとしか動かない寝ているニシキテグリもまた滅多に見れないと思いますよ。
ニシキテグリをお腹いっぱい見られる1ダイブとなることでしょう!
PROFILE
窪田美希
Miki Kubota
パラオで大物見せつつも小物に興味を持ち始め、インドネシアのマナドへ渡る。
ブナケンエリア、ラジャアンパットのクルーズそしてレンベとインドネシアの手付かずの海の素晴らしさにびっくりの毎日。
中でもレンベは何だこりゃ?という生物がそこらじゅうにいてほとんど動かなくても1ダイブ潜ってしまうほど。
空港へのお迎え以外は外へほとんど出歩かず、暇さえあれば目の前のポイントJahirで潜っている。
珍しいものから普通のものまでじっくりお客様が生物の観察ができ、写真を撮ったりするのに1年中海況も安定していて最適な環境です。
1ダイブが1時間以上、1日4ダイブ朝から晩まで潜って食べての繰り返しであっという間に1日が過ぎて行ってしまう、そんな生活です。
現在は日本とレンベを行ったり来たりの生活で、レンベの海の面白さを多くの方に伝えたいと思っています。
新しく入った日本語ガイドのハニーと共に日本人のお客様に楽しんで頂けるように頑張っています。
ココティノス(メナド)
COCOTINOS
http://www.kima-manado.jp/cocotinos/index.html
カサワリ・レンベ・リゾート
KASAWALI LEMBEH RESORT
http://www.kima-manado.jp/kasawari/index.html