ジョーフィッシュのハッチアウト
6月の初めに「ようやくジョーが卵を咥え始めた」とレポートしたが、あれからそこらじゅうでハッチアウトが見られ、早いオスで現在すでに4クール目に入っている子もいる。
昨年までの屋久島のジョーは普段は卵を咥えていなくて、巣穴のフタを開けたり、指示棒を近づけたりすると、卵を咥えて出てくるので、警戒レベルが上がると卵を咥えるのだな。。。と理解していた。
ところが、今年は様子が一変した。
どの巣穴のオスも警戒心をあおっても、まったく卵を咥えないので、今年は繁殖行動が鈍いと感じていたのだが、どうもそれは違っていたらしい。。。
どいつもこいつも単に卵を咥えないだけで、卵自体は巣穴の奥深くに置いたままにしているだけのようなのだ。
それだと困るのが、卵の成熟具合の確認が難しくなる事だ。
昨年までは卵の様子を毎日じっくり観察して、「明日には孵化する!」という予測ができたのだが、今年はそうはいかない。。。
ごくたまに暗い巣穴の奥にある卵がちらりと見えることがあるので、一瞬で卵の成熟具合を判断しなければならなかった。
そんなんだから、毎回、翌朝の孵化に100%自信が持てない状態で海へ行くことになる。
早朝の海は入ってしまえば気持ちがいいのだが、そもそも僕は朝が弱いのでできれば1発で当てたい。。。(・・;)
だから、卵の成熟具合のチェックはもう必死!
今日も目を皿のようにして狭い巣穴の奥を凝視する。。。(笑)