安全に、安心して海を楽しむために知っておきたい ダイビングショップの新型コロナ対策まとめ

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「こんな対策をしているショップは安全」
ダイバーが安心できる店のチェックポイント

「スキューバダイビング」の現場ならではの
注意が必要な場面とは?

先に紹介した厚生労働省のチェックリストで不十分な、スキューバダイビングの現場で特に注意したい項目について、DAN JAPANの記事、JLDAのガイドライン等を参考にしてチェックしていきたい。

■店舗全体での衛生確保、感染防止対策
設備の清掃、消毒の徹底、入口及び施設内に手指の消毒液を準備することなどは、一般の店舗と変わりない。またスタッフのマスクやフェイスシールドの着用、こまめな換気なども必須だ。さらにダイビングショップの各場面で必要な対応策を紹介していこう。

①クラスルーム
講習を行う場合は、インストラクターと生徒が対面するのが通常。しかしコロナリスクのある現在は、なるべく対面での講習は避けたいもの。eラーニングの活用など、感染リスクを減らす方法を取り入れるようにしたい。対面で講習を行う場合は、以下のことに注意。

・一定の距離が空けられるように室内のレイアウトを変える。
・受講生の手洗い、マスク着用の徹底をお願いする。
・器材を教材として使う場合、受講生が触る場合は、その都度アルコールなどで消毒する。
・机や椅子も使い終わるごとに消毒する。

②更衣室
複数のゲストが一緒に着替えることにならないようにしたい。

・一度に利用する人数を制限し、対面で会話しないようにする。
・換気をこまめにして、共有するテーブルや椅子などは、定期的に消毒する。
・衣類や荷物は個人ごとにビニール袋などに入れて保管する。

③送迎車
駅からの送迎やダイビングポイントへの移動などで車を使う場合は、密を避け、手が触れる場所の消毒をしっかりしたい。

・使用前、使用後にドアや椅子など接触する部分の清拭消毒を行う。
・乗車前には手指の消毒を行い、移動中は窓を開けて換気に努める。
・スタッフ、お客様ともにマスクを着用し、密にならないように乗車人数や人と人の間隔に配慮する。

④ダイビングボート
狭い空間に人が集まるため、感染リスクが高い状況といえる。なるべく人と人の間隔を空けて、ダイバーが素手でいろいろな場所を触らないように注意したい。

・利用するダイバーが密にならないように、人数を調整する。
・器材はセッティングを済ませてから乗船してもらう。
・乗船の手順は、常にソーシャルディスタンスを守って整然と行う。
・マスクやスノーケル、セカンドステージ・マウスピースは、ビニール袋などでカバーして、汚染されないようにする。
・スタッフが器材を扱う時は、グローブを着用するようにする。
・ボート上では大声で話したり、対面で会話をしたりしないようにする。
・ダイビング前にマスクを洗うバケツは使わないようにして、曇り止めを使う。
唾でマスクの曇り止めをするのは禁止。
・船室があるタイプの船では、こまめな換気を心掛ける。
・エントリー時はソーシャルディスタンスを確保して、水面で一カ所にまとまらないようにする。
・エキジット時、ボートへ戻るときも、ソーシャルディスタンスを保つようにする。

⑤器材の洗い場
使用後のダイビング器材は、ほかの人が触らないように気を付けて、洗い場での漬け置きは避けるようにしよう。

・共用の水槽に器材を漬けることは避け、流水で洗うか、もしくは持ち帰って洗うことを勧める。

>>次のページ:ダイビングショップが行うべき感染防止のための「消毒作業」とは?

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