安全に、安心して海を楽しむために知っておきたい ダイビングショップの新型コロナ対策まとめ
ダイバー一人ひとりが心がけておきたい
「コロナ対策」の基本をおさらいしておこう
最後にダイビングショップのスタッフの皆さんだけでなく、一般のダイバーの方々も心掛けておいていただきたい「コロナ対策」について紹介しよう。
■潜りに行く前に必ず「健康チェック」を
こちらはダイビングに出かけるときだけでなく、あらゆる場面で確認しておきたい項目ではあるが、今一度、おさらいしておくことにする。下記のような症状、経験のある方は、ダイビングに行くことは控えるようにしよう。
・37.5度以上の熱がある。
・強いだるさ(倦怠感)がある。
・咳、痰、胸部に不快感がある。
・新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある。
・同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる。
・入国後の観察機関を必要と発表されている国・地域等への渡航、並びに当該在住者との濃厚接触がある。
・嗅覚・味覚に異常を感じる。
・その他新型コロナウイルス感染可能性の症状がある。
↑上記の症状や経験がある人は、ダイビングに行くことは控えて!
■ダイビング中に心がけたいコロナ対策
スキューバダイビング中、海に潜っている間の感染リスクはほとんどない。なぜならレギュレーターを使っての呼吸になるため、飛沫感染のリスクは極めて減るからだ。しかし水面で待機するときなどは、レギュレーターを外してスノーケルを使うというケースも想定できる。コロナリスクがある現在、水面でもレギュレーターを使うことを習慣にしよう。
・水面ではマスクとレギュレーターを使う
PADIの新型コロナウイルス感染対策の中に、この項目が記載されている。マスクを着用していれば、目と鼻からの飛沫感染をまず防げる。そしてレギュレーターから呼吸をすれば飛沫を吸い込むこともないので、感染リスクを下げることができる。
・水面でほかのダイバーの呼気を吸ったり吸わせたり、空気を「シェア」しないように気をつける
こちらもPADIの感染対策で記載されている項目だが、水面の状況や風向きによって、自分の呼気が他のダイバーにかかってしまうことがある。特にスノーケルクリアや、フリーダイビングの後に呼吸をするときは、注意が必要だ。
そのほか一般のダイバーがコロナ対策として気をつけるべきことは、こちらの記事を参照していただきたい。
▶︎【新型コロナ】パンデミック時代のダイビング。ダイバー的「新しい行動様式」を考える
「新しい生活様式」がスタンダードとなり、スキューバダイビングの場面でもウイルス対策をしっかりと講じる必要がある。しかしダイバーの一人ひとりが「ウイルス対策」をしていけば、感染リスクを下げながら、安全にダイビングが楽しめるようになるはずだ。