タイ・プーケットのリゾート新時代を予感させるデザインヴィラ、超スタイリッシュな「ザ・ナカ」
前回はサムイ島のおすすめリゾートについて書きましたが、今回はサムイ島と並ぶタイのビーチリゾート、プーケットの最旬リゾートを紹介します。
プーケットはマレー半島の西側、アンダマン海に浮かぶ島。
古くからビーチリゾートとして栄え、乱立といっても過言ではないほど多彩なリゾートバリエーションが特徴。
にぎやかなのは西海岸に点在するビーチ周辺ですが、喧噪から離れた静かなビーチにもリゾートが増えています。
ここ数年の傾向としては、こだわりのヴィラホテルが増加中。
プーケットのヴィラといえば、憧れリゾートの代名詞アマンプリや、全室プール付きのトリサラなどが有名ですが、それらに影響を受けた上質なヴィラホテルの進出が目立ちます。
そんな隠れ家ヴィラ戦国時代のプーケットで、2月にソフトオープンしたのがザ・ナカ。
島内随一の繁華街パトンビーチから車で約15分、まだこんなビーチが残っていたのかと思わせる静かな入り江に面しています。
ユニークなのがスタイリッシュを極めたデザイン。
浮遊するマッチ箱をイメージしたという外観が印象的で、斜面からスクエアヴィラがポコポコと突き出す、SF映画で出てきそうなランドスケープは好きな人にはたまらないでしょう。
長方形のヴィラの先端がベッドルームになっていて、全面ガラス張りの開放感は秀逸。
どのヴィラにもプライベートプールが備わり、奥行きのあるデッキはシンプルで居心地抜群です。
ひとつ気になるのが、ヴィラによって目の前がほかのヴィラの入り口だったり、ゲストが通る階段だったりすること。
そのへんヴィラにしては多めの94室という規模が影響しているような気がします。
現在、ソフトオープンなので15室での営業。
12月のグランドオープンに向けて、残りの客室や施設を完成させていきます。
楽しみなのが、最上部に建設中のスパ。
ビルディングタイプで、屋上から滝が流れ落ちるダイナミックなデザインです。
ほかにも何本もの巨大な柱が屋根を支えるレストランや、大きな格子扉が連なるチャペルなど、異空間を演出するファシリティのスケールがいいんですね。
このデザインは世界的にも有名なタイの建築家レック・ブンナン氏が出掛けたもの。
意味もなく巨大な要素を持ってくるのが、このデザイナーの真骨頂です。
そしてリゾートのオーナーは、ミニマルなデザインで知られるザ・ラチャやラ・フローラと同じ。
夢のある空間デザインは、この2人のコラボレーションが生んだものと言えそうです。
全施設ができていないので何とも言えませんが、プーケットのリゾート新時代を予感させるような楽しいヴィラホテルができたなという印象。
早く完成形を見てみたい…。
12月オープンと言っていたので、たぶん来年の4月くらいにグランドオープンかな!?
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