旅行ライターがタイのサムイ島で一番グッときたビーチリゾート
毎回、どうでもいい話ばっかり書いているので、あいつホントに旅行ライターなのか?なんて声があるとかないとか。(笑)
たいていビーチでゴロゴロ、海でチャパチャパしてますが、一応、ちゃんと仕事もしております。
というわけで、今回はちょっとマジメにリゾートホテルを紹介してみます。
舞台はタイの東側、タイ湾に浮かぶ島、サムイです。
ここ数年、サムイにはワールドワイドな高級ホテルが続々進出しています。
それもあって、日本でもハネムーナーを中心にサムイの人気が急上昇。
アジアを代表するビーチリゾートとして注目されているんです。
豪華リゾートラッシュの先陣を切ったのは、2007年にオープンしたフォーシーズンズ・リゾート・コ・サムイでしょう。
その後、しばらく間をおいて2010年にスタイリッシュなデザインが魅力のWリトリート・コ・サムイ、バンヤンツリー・サムイがオープン。
さらに2011年に西海岸の高台にヒルトン系の最上級リゾート、コンラッド・サムイ・リゾト&スパが建ち、2012年には旧バーン・タリンガムを改装した、インターコンチネンタル・サムイ・バーン・タリンガムがオープンしました。
ひと昔前のサムイでは考えられないゴージャスなラインナップです。
どこも海沿いの斜面を上手に使っていて、高台から水平線を一望する爽快なランドスケープが素晴らしい。
ユニークな施設も揃っているので、ホテルのなかで何でも完結しちゃうお籠りヴァカンスに浸れます。
ただ、どのリゾートもとってもステキなんですが、お高いんですよ。
タイとはいえ、気軽に行けるレベルではない…。
もちろん、ラブラブしたいカップルとか、何か下心的に狙ってる人はいいんです。
でも、ホテルに予算を割けないという人にとっては、これらのラグジュアリーホテルは少しハードルが高いのではないでしょうか。
そこで、ようやく本題。
せっかくの海外旅行だから雰囲気のいいところに泊まりたい、でもハネムーナーターゲットのホテルほど高級じゃなくてもいい…という需要に、おすすめのホテルを紹介します。
もちろん、サムイにはそのレベルのホテルは多いのですが、今回行った中で最もグッときたのがこちら。
にぎやかなチャウエンビーチの南、ラマイビーチの端に建つル・メリディアン・コ・サムイ・リゾート&スパ。
2011年9月オープンの新リゾートなのですが、もとは2009年にオープンしたランハム・プレイスというホテル。
これがオープンしてすぐに名称が変更になり、さらにスターウッドグループのマネージメントになったというわけです。
ビーチ沿いのガーデンには配された客室は77室。
リゾート全体にこぢんまりとした居心地のよさが漂います。
エントランスからはっきりと分かるデザインコンセプトは、シノワモダン。
赤瓦の屋根やアンティーク調の家具、風水を意識した装飾は、レトロ感あふれる中国とモダンデザインを融合させた空間です。
このへんのデザインは好き嫌いが分かれるところですが、中途半端にスタイリッシュだったり、ゴテゴテ飾られたりするリゾートよりも、独自の世界観を作り出していて楽しめると思います。
客室のインテリアもシノワテイストのアンティーク調で統一。
14室のヴィラにはプライベートプールが付き、16室のプランジプール・スイートにも、50mのジャクジープールが備わっています。
ユニークなのがプールアクセス・スイート。
このカテゴリーは21室あるんですが、7室ごとに一つのプールを囲む造りになっていて、それぞれテラスからダイレクトにプールに入ることができるんです。
ラマイビーチという好立地にあり、チャウエンビーチにも車で10分ほどなので、レストラン&バーは3軒で十分。
海を望むメインレストランやタパスを揃えたバーなど、使いやすいラインナップです。
目の前のビーチからは桟橋が延びていて、海の上でのプライベートディナーなんていうのもロマンティック。
そのほか、毎晩、レセプション前のプランジプールで行われるコムロイ(灯篭飛ばし)も幻想的です。
とまあ、こんな感じで紹介しましたが、実は僕も見せてもらっただけで泊まってないんですよね。
でも、次回、サムイへ行ったら、ここに泊まってみたいな~と思わせる素敵なリゾートでした。