ゼログラヴィティ×壱岐イルカパーク&リゾートがSDGs実現を目指し、パートナーシップ締結
オーシャナのCEO河本雄太が理事を務め、鹿児島県大島郡瀬戸内町にある障がい者と健常者が共に安心・安全に楽しめるマリンスポーツ総合施設「ゼログラヴィティ」を運営する一般社団法人ゼログラヴィティ(以下、ゼログラヴィティ)と、長崎県壱岐市にあるイルカと友達になれる唯一無二の施設「壱岐イルカパーク&リゾート」が、SDGs実現のためにパートナーシップを締結した。壱岐イルカパーク&リゾートにおいて、誰もが当たり前に楽しめるイルカふれあいリゾートを目指し、障がい者向けプログラムおよびユニバーサルデザインの導入に向けた連携を開始する。
SDGsの実現を目指す、その連携内容とは
パートナーシップ締結により、 以下を含む、障がい者向けの総合的なユニバーサルデザインの導入における連携を行なっていく。
2、ゼログラヴィティ(身体・ハード面)と壱岐イルカパーク&リゾート(精神・コミュニケーション・ソフト面)における研修の実施3、壱岐イルカパーク&リゾートの障がい者向け設備導入における協力(海に直接入れる車椅子用リフト設置など)
4、ユニバーサルデザインリゾート施設建設を目指す協力
5、ユニバーサルデザインにおけるゼログラヴィティx壱岐イルカパーク&リゾートモデルの確立
6、ユニバーサルデザインにおけるシンポジウム、イベントなどの企画・運営
ゼログラヴィティと壱岐イルカパークは、SDGsでも掲げている「誰一人取り残さない(leave no one behind)」の世界を実現するため、誰にとっても海での遊びや学びが日常となる世界観の実現を目指す。 障がい者、健常者にかかわらず、日本で最もイルカと近い距離でふれあえるリゾート開発を目指し、今回のパートナーシップ締結に至った。
ゼログラヴィティについて
障がい者向けプログラムの取り組み
障がい者と健常者が共に安心・安全に暮らせる社会を応援。 創業者の「障がい者が安心して、安全にマリンアクティビティを楽しめる環境を創りたい」という思いから2016年春に奄美大島瀬戸内町清水にてバリアフリー施設が完成。現在は、健常者の方も障がい者の方も全ての方々が「旅と海遊びで夢と希望を作り出す」想いをもとに活動しています。
施設をオープンして以来、 様々な方が利用してくださる中で、 障害を持たれているご本人からの喜びの声、またその周りのご家族からの喜びの声、一緒に旅行に来てくださるヘルパーさんの声をお聞きしてきました。「さらに多くの方々にゼログラヴィティのような施設がある事を知ってもらいたい」、「帰ったら身近な友人へ伝えます」と言った声や、他にも旅行に行きたい気持ちが高い人は大勢いるというお声など。今回、壱岐イルカパーク&リゾートと連携を取れることにより、より多くの障がい者の楽しみ・チャレンジできる場所が増えていき、この動きをきっかけに日本や世界にも障がい者の方の受け入れる施設が増えていくことを信じております。
詳細はこちら (WEBサイト)
壱岐イルカパーク&リゾートについて
障がい者向けプログラムの取り組み
壱岐イルカパーク&リゾートは、アメリカを代表するイルカのふれあい施設および研究機関である「Dolphin Research Center(DRC)」と飼育技術提携を行い、DRCの提唱する「餌に頼るのではなく、動物との信頼関係を第一に考えた飼育方法」を日本で初めて全面的に取り入れた。イルカの生態やドルフィンセラピーに関する研究を進めており、これまでさまざまな動物とふれあうことが難しかった障害を持つ子どもたちが、家族や友達と過ごすように、イルカと話したり、遊んだり、一緒に泳ぐ時間を過ごすことで、心の癒しと、自分自身と向き合うきっかけづくりをしている。
代表取締役 高田佳岳氏コメント
すべての人や動物と対等な関係性を作っていく。SDGsでも掲げている「leave no one behind」という言葉を壱岐イルカパーク&リゾートで実践していきたいと考えています。ゼログラヴィティとの連携により、壱岐イルカパークのみならず、壱岐島全体において、ユニバーサルデザインを考えることの背景や取り組みを浸透させることができればと思います。また、健常者の方、障がい者の方関係なく、できる限りイルカとの距離を近くし、思う存分、イルカが与えてくれるものを純粋に享受できる環境を作ることで、人々の成長につながる施設を目指してまいります。
詳細はこちら(WEBサイト)
“ドルフィンセラピー”という聞き慣れない言葉。ドックセラピーによる事例は数多くあるが、イルカと人間の間にどのような関係が生まれるのか、非常に気になるところである。2社の取り組みに今後も期待していきたい。