卒業生&講師に聞く! SSCダイビングインストラクター養成コース体験談

SSCの紹介

SSCインストラクター卒業生に聞く!
インストラクターへの道

◯加藤芳明さん(24)
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「あ、この海で働こう!」
1ダイブ40分で転職を決意

底抜けに明るく、そこにいるだけで船の空気を一変させてしまう人気インストラクターのカトゥーこと加藤さん。「もちろん、責任感という前提の上ですけど、仕事は遊びの延長のようで、毎日が楽しいです」という天職に出会うまでには、仕事をいくつも経験してきた。

中学卒業後、電気工事の現場、ホスト、バーの店長を経て、海の仕事がしたいと大阪の都市型ショップに就職したのが23歳の時。しかし、金銭の事情でインストラクターになることができず、右も左もわからず、勧誘のノルマに追われ、海からはほど遠い生活。

「ダイビングの仕事ってこういうものなのかな……」と疑問がわいてきたときに、旅行で潜った沖縄の海。ショップは、たまたま、今働いているマリンハウスシーサーの船だった。

慶良間の海に飛び込み、どこまで澄み渡る海に包まれた瞬間、「あ、これだ」と思い、「大げさでなく、1ダイブ40分の間に、もう、絶対ここで働こうって決めていました」。

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ケラマの海で潜った瞬間、「ここで働く」と決まってしまった

エグジット後、すぐにシーサーのスタッフに「どうやったら、沖縄の海で働けますか?」と質問し、最初は、きょとんとしていたスタッフも、あまりの熱意にその日の夜に飲みに行ってあれこれアドバイスをしてくれた。

そこで知ったのが、ダイビングインストラクターカレッジが主催する、SSCインストラクター養成コース。

「本気で、海を仕事にしたい人が対象」というのが気に入り即座に行動。翌月には入学することが決まっていた。

「ここでインストラクターになって良かった」
即戦力を育てるプログラム

「インストラクターになるなら、SSCでインストラクターになってほしいと心から思います」との思いは、現場で働くようになってから一層強くなったという。

「SSCで教わって、何より、コースディレクターの大久保さんに教えてもらって本当に良かった。今だから一層思うんですが、ただインストラクター資格に合格できるように教えるのでなく、100点を取れるように教えていただき、導いてくれました」

ただインストラクター資格を取ることが目的でなく、インストラクターとして即戦力となり、その先、ずっと働けるようになることが目的なのだ。

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インストラクター資格だけでなく、ダイビングの仕事で必要なことをすべて学べる

夢は独立。一人でも多くの人に、
「ダイビングやりなよ!」って伝えたい

SSCを卒業して1年、マリンハウスシーサーに就職し、今はガイドの仕事が多いというカトゥー。

「自分が沖縄の海に一発で魅了された感動をたくさんの人に伝えたい。特に、僕と同じ世代の若い人が少なくて、ちょっと悔しい。とにかく海って楽しいよ、ダイビングやりなよって言いたいんです」

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今は、那覇店のインストラクターとして活躍中。多くの仲間がいるのも原動力

将来の夢は、自分のお店を持つこと。

「お金はカツンカツンですが(笑)、まだまだ修行中の身。今は、海を楽しんでもらえる日々が本当に楽しいですし、覚えることも山ほどあって、それもまた楽しいんです」と、人生ではじめて、自分の夢に向かって充実した日々を過ごすカトゥー。

今日も慶良間行きのクルーザーでケラケラ笑い、誰よりも海を一番楽しんでいる。

◯諏訪風莉さん(24)

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すべてがはじめてで楽しい毎日
考え方も積極的になった

高校時代、映画「イントゥー・ザ・ブルー」を見て、水中世界に憧れを持ったという諏訪さん。大学時代に、近くのショップで念願のダイビングデビューしたものの、就職はアパレル関係に。

どうしても、憧れが捨てきれず、「どうせ海の仕事をするなら、おもいきり環境を変えたい」と沖縄でインストラクターになる道を探すと、いくつか選択肢があることがわかった。その中から、母体となるマリンハウスシーサーが沖縄で最大級という安心感と、「本気で仕事にしたい人のため」というコンセプトが決め手になって、転職を決意して入学。

インストラクター養成コースの期間中は、「すべてがはじめてのことで、毎日が楽しかった。しんどいと思ったことは一回もありません」と充実した日々を送ることができた。

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SSCの恩師、大久保ディレクターのもと、憧れのインストラクターに!

また、同期や講師の刺激を受けて、努力することの意味を知ったという。

「最初は、ここに入れば、勝手にインストラクターになって、当たり前に仕事が与えられて、当たり前にこなせるようになる気でいました。でも、同期や研修現場の先輩が、勉強や努力をしている姿を見て考えが変わりました。当たり前ですが、努力している人は結果も違うんですよね。何事も自分次第なんだなって。こう思わせてくれた仲間たちを得られるのもSSCの良いところだと思います」

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「こんなに楽しい仕事はない」
インストラクターとして働く日々

卒業後は、インストラクターとして忙しい日々を過ごしながらも、「こんなに楽しい仕事はない」と目を輝かせる諏訪さん。

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Cカード講習中の諏訪さん

「お客さんが喜んでくれて、ダイレクトに反応があるのが何より嬉しい」からこそ、今は、もっと経験を積んで、ダイバーとしての幅を広げたいという。

「これまでは、憧れのインストラクターになることが夢でした。それが叶ってしまったので、次は、もっともっと海のことを知りたいんです。そのためにも、いろいろな海に遊びで潜りたい」

次の長期休暇は、念願の初海外ダイビングだという。

SSC講師に聞く!
インストラクターへの道Q&A

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SSC講師・PADIコースディレクター
大久保裕さん

Q. ダイビング・インストラクターに向いている人材とは?
A. 経験の有無よりも思いが大切

何より気持ちだと思います。「なりたい」という明確な意志があって、その思いがブレない人がいいと思います。そこが最初からずれていると、後々、モチベーションに表れてきます。

最近は、インストラクターの資格をスキルアップやステータスのために取ろうという人も少なくありません。

我々のSSCインストラクター養成コースに関しては、ダイビングインストラクターとしての仕事をしたいという方のみを募集しているので、その辺の意思を大事にしており、また、その意思が強ければ必ずインストラクターとしての道は開かれます。

Q. 年齢やスキル、経験は重要な要素でしょうか?
A. 熱意があればクリアできます

毎年、いろいろな方が入学します。若者で最初の職業としてダイビングインストラクターを目指す人、ある程度の年齢で転職を考える人、遊びで海にハマり転職しようと思った人。

ただ、共通するのは、「卒業後に、海の仕事をする」という思いがあるということ。
その熱意がブレなければ、スキルもダイビング経験も問いません。

まったくのダイビング未経験から入学する方もいますからね。

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同期と切磋琢磨し、インストラクターコースを目指す。2018年1月コースの募集は6名

Q.SSCのインストラクター養成コースの特徴は?
A.ただの資格ではなく、仕事が前提

ダイビングインストラクターの資格を取る学校だと、単純に資格を取る、スキルを覚えることにウエイトが置かれる場合が多い。

しかし、SSCでは、もちろん費用面のサポートもありますが、何より現場研修で実践を積めることが大きいと思います。現場の仕事を覚えられるので、実際に働くときには、すでに、ロープワークやボートの扱いにも慣れています。外部から入ってくるスタッフもいますがやはりレベルが違うんですよね。

資格を取る学校というよりも、職業としてダイビングインストラクターを目指す人のための職業訓練校みたいなイメージかもしれません。

ですから、ダイビングショップの社内研修にも参加してもらいます。
インストラクションのスキルは前提で、事故を起こさないためにすべきこと、船の扱い方、さらに、社会人や接客業として身に着けるべきマナーの面も指導します。

厳しい面もあると思いますが、働く上で大事にしていることを学べる場所としたいと思っています。

Q.卒業生の海の就職率は?
A.ぼぼ100%が海に関わる仕事に就職

これまで23年、300人以上のダイビングインストラクターを輩出していますが、ダイビングインストラクターになる確率はほぼ100%に近いです。

その後の就職先は、インストラクターの資格を活かして、インストラクターはもちろん、ガイド、スノーケリングガイド、事務職など多岐に渡りますが、いずれもマリンレジャーがほとんどです。

サポート制度はかなりの投資なので、正直なところマリンハウスシーサーに就職を希望してもらえると嬉しいですが(笑)、あくまで、ダイビング業界を担う存在になってほしいという気持ちが大きい。どこでも活躍できる人材に育ってほしいと思っています。

実際、シーサーに就職するケースは多い。シーサーは店舗も複数あり、企業としての体制が整っているので、安心感が大きいのではないでしょうか。

例えば、けがや体力等の問題、さらに結婚・出産などで、ダイビングインストラクターができなくなっても、事務職やスタッフとして、さまざまな働き方ができるのが魅力かなと思います。女性が多いのもそういう理由があるのかもしれません。

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マリンハウスシーサーでは、ダイビングだけでなく、マリンレジャーやホエールウオッチングなど、海の仕事の選択肢が多いのが魅力

Q.教える際に、大事にしていることは?
A.ダイビングのスキルだけでなく、“働く”ことに必要なこと

重複しますが、ただの資格取得が目的ではないので、マナーから生活態度、人間形成全般的を大事にしています。

実は、仕事でダイビングインストラクターをやりたいという方は、短期間で簡単に取りたいというよりも、ちゃんと教えてもらいたいという方も多いんです。だからこそ、こちらも真剣に向き合っています。

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講習中の大久保さん。本人もSSC卒業生

Q. どんなインストラクターになって欲しいですか?
A. 安心感のあるインストラクターになって欲しい

まず、常にいろいろな選択をする中で、後悔しない選択をしてほしいということですね。
トラブルが起きたときも、そのときの最善を尽くしてほしい。そういうことも研修中に伝えていきます。

インストラクター像としては、ゲストに安心感を持ってもらえるようになってほしい。
身振り手振りもそうですが、内面的な部分が大事です。自信があるかないかは、すぐお客様に伝わってしまうので、自信の根拠を日々積み上げていけるようなインストラクターが理想だと思います。

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