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【ダイビング×SDGs】HEAD Japan:多くのダイバーに海の環境問題を啓蒙し、“脱プラスチック社会”の実現に貢献したい〜指導団体「SSI」、器材メーカー「mares」〜閲覧無制限

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HEAD」はスキーやスノーボード、テニスなど幅広いスポーツ用品を展開するオーストリアの企業ですが、その子会社「HEAD Japan 株式会社」はダイバーと深い関わりを持っています。
HEAD Japan 株式会社」は、創業70年を迎える老舗器材メーカー「mares」、50年の伝統をもつ指導団体「SSI」を運営しています。

SDGsを視点に、企業の持続可能な社会への取り組みをご紹介する「ダイビング×SDGs連載」。
今回は、「HEAD Japan株式会社」が考え、実践している環境保全活動について、HEAD JAPAN SSI事業部 マネージャーであるワカス ナキさんに聞きました

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(取材:山本晴美)

パキスタン出身、モルディブを経て
日本でSSIのマネージャーに

――ワカスさんはパキスタンのご出身だそうですが、日本語がとてもお上手ですね。日本に来るきっかけは、どのようなことだったでしょうか?

ワカスさん(以下、ワカス)

私はパキスタンのカラチの出身ですが、父親が日本で仕事をしていて、高校生の頃に初めて日本に遊びに行きました。その時「日本はいいな」と思い、高校卒業後、来日することにしました。
治安もよく、私は時間にきっちりしていたので(笑)、時間を守る人が多い日本の肌が合ったんですね。

来日してからは日本語の専門学校へ入り、いろいろなことをしましたが、ダイビングがやってみたいと思い、2011年頃にCカードを取得しました。伊豆を中心に遊びで潜っていましたが、その後インストラクターになりました

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――その後、モルディブにいらしたのですよね?

ワカスさん

はい。当時勤めていた会社の専務の息子の奥さん(カナダ人)と友達だったのですが、その方のお兄さんがモルディブでダイブセンターのオーナーをしていたんです。日本語が話せるスタッフを探しているという話を聞いて、「モルディブへ行ってみたい!」と思っていたので、それからすぐにモルディブへ行きました。

4年ほど「コンスタンス・ハラヴェリ」のダイビングセンターのマネージャーとして働いていたのですが、そこに「SSI」のヴァイスプレジデントがいらっしゃいました。
そして今度は日本で仕事をしないかと声をかけていただき、2019年7月からまた、日本で働くことになりました

――何かに導かれるようにお仕事をされていますね(笑)。

ワカスさん

そうですね。
私は今までの人生で、面接を受けたことがないんです(笑)。

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「SSI」が取り組んでいる
「ブルーオーシャンズ」とは?

――「SSI」では、「ブルーオーシャンズ」という環境保護に向けての取り組みを行われていますが、その概要を教えていただけますか?

ワカスさん

ブルーオーシャンズ」は以前「ミッションディープブルー」という名前でしたが、2019年から「ブルーオーシャンズ」に変更されましたが、内容は「ミッションディープブルー」とまったく同じです。

ブルーオーシャンズ」は、「サステナビリティ(sustainability)=持続可能な」がメインテーマで、いつまでも美しい海を守るために、ダイバーができることを学び、実践していくプログラムです。

「SSI」では、無料でこのプログラムに参加できます
プラスチックごみの問題やサンゴ礁の保全など、さまざまなテーマが盛り込まれていて、それを読んでいただければ認定カードを発行しています。
ブルーオーシャンズ」の内容はオープンウォーターダイバーの講習からその内容を盛り込んでいますし、ブログなどでも発信しています。

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――ワカスさんは「ブルーオーシャンズ」のどんなところに意義を感じていますか?

ワカスさん

一番はプラスチックごみの問題ですね。
ウミガメがストローを鼻に詰まらせて苦しむ映像が象徴的ですが、まずは陸上のごみが海にいかないようにすることが大事だと思います。

日本でもプラスチックバッグ(レジ袋)が有料になってきていますが、これはとても意義があると思います。世界中でプラスチックバッグを使わなくなっていけば、ずいぶん変わってくることでしょう。
プラスチック製品はリサイクルをする前に、なるべくごみとして出さない、ひいては生産をしなくなっていくことが大事なのではないかと思います。

ブルーオーシャンズとは?
「SSI」が開催する海の環境保全のためのプロジェクト。プログラムを通して学んだり、スキルアップすることで海にやさしい潜り方を身につけたり、SNSを通して仲間に海を守るための活動報告を広めたりと、多角的に参加できる内容となっている。
▶︎SSI公式HP「ブルーオーシャンズ」

 

「SSI」では、紙製のマニュアルや
プラスチックのCカードも削減している

――講習で使用するマニュアルや、Cカードなどのデジタル化も推進されているそうですね。

ワカスさん

最近の講習では、デジタル版のマニュアルで勉強することが増えています。紙の原料は木ですが、森林伐採も環境破壊の大きな要因です。
SSI」では、紙を使ったマニュアルは1~2割くらい減ってきています。でも日本では、ほかの国に比べて紙のマニュアルを欲しいという方が多いようです。

Cカードもプラスチック製のカードを集めるのが好きな方が多いですが、SSI」ではデジタル版のカードがメインで、プラスチック製カードはオプションになっています。
2014年くらいからこれを始めていて、プラスチック製カードの発行枚数は3分の1くらいに減っています。

――そもそも生産しない、という姿勢に矜持を感じます。

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ワカスさん

SSI」ではアプリで、講習のマニュアルやCカードの管理ができます。
今まで内容が新しくなると、マニュアルを買いなおす必要がありましたが、デジタル教材ならタイムリーに最新情報を得ることができます。同時に紙のごみを減らすことができます。

ログづけもアプリでできて、GPSデータなども入っています。
世界中で多くのダイバーが同じアプリを使っているので、ダイブサイトの情報が膨大に集まってきます。
インバウンド対策として、海外から来るダイバーの方たちにも活用してもらえると思います。

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「mares創業70周年」を迎えて、
プラスチック70%減を目標に

――「HEAD Japan 株式会社」のダイビングブランドである「mares」でも、持続可能な社会へ向けての取り組みは行われていますか?

ワカスさん

mares」では、パッケージのプラスチック使用の削減をすでに推進しています。

2019年に「mares」は創業70周年を迎えました。昨年のDEMAで「70周年にちなんで、maresが製品を作っていく中で70%プラスチックを削減する」という具体的な目標数字を発表しています。
また創業者のディド・ルドピコ・マレスが会社を作った「70年前の海に回復できるようにしよう」というスローガンも掲げています。

世界で消費されているプラスチックバッグの50%はアジアの5カ国(中国、インドネシア、フィリピン、カンボジア、タイ)に集中していて、maresではそのうちの3カ国でパッケージを作っています。
そのため、プラスチック製品の削減を考えて、2019年から製造ラインを変えています。

また社内でもペットボトルを使うのをやめたり、ストローを使わないようしたりするように、呼びかけています。

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――フィンなどの製品は、どうしてもプラスチックが主な材料になっていますよね?

ワカスさん

mares」が誇りをもって作っているのがフィンです。
主な材料はプラスチックなので、環境にいいか悪いかといわれれば、悪いことは確かです。しかしフィンは性能や安全性が第一です。

今後、性能もよくて安全に使えて、環境に配慮された素材を開発していくことになるでしょう。開発にかける情熱と予算は、器材メーカーの中では世界一だと思います。

mares」は、プラスチックとゴムを融合させたフィンを業界内で最初に作っています。プラスチックに代わる材料の開発も、「mares」が一歩前に出るかもしれません。

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――環境にやさしい素材で作られた器材、大いに期待しています。最後にひと言、メッセージをお願いいたします。

ワカスさん

「HEAD」本社では、売り上げの一部で山を買い取り、植林するプロジェクトも展開しています。
ダイビングやスキーなど自然を舞台に楽しむことをサポートする会社として、さまざまなCSRの取り組みをしています。「SSI」や「mares」でも、さらに持続可能な社会への取り組みに力を入れていきたいと思います。

ダイバーの皆さんには、ぜひ海洋環境を守る大切さを多くの人に広めていっていただきたいと思います。

――ありがとうございました。

■sponsored by  HEAD Japan 株式会社 SSI事業部

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創業70年を迎える老舗器材メーカー「mares」、50年の伝統をもつ指導団体「SSI」の日本支社。自然を舞台に楽しむことをサポートする会社として、持続可能な社会への取り組みには力を入れている。

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