【紫外線吸収剤不使用・ノンナノ・自然由来】海やサンゴに優しいおすすめ日焼け止め5選

昨今、海洋ゴミや汚染は大きな問題として世界的に注目を集めている。中でも、日焼け止めに含まれるサンゴへ悪影響を与える成分については、国外からの持ち込みや販売の規制が多くの国で始まっている。たとえば、ダイバーに人気のエリアでもあるパラオでは2020年1月から、いくつかの化学物質を含む日焼け止めの輸入販売、持ち込みに対し1,000ドル以下の罰金も定められたほど。

本記事ではサンゴや海に悪影響を及ぼす日焼け止めとはどんなものなのかを踏まえ、おすすめの日焼け止めを5つご紹介。

サンゴに悪影響のある日焼け止めの成分とは?

サンゴに優しい日焼け止め
多くの日焼け止めに含まれるオキシベンゾンオクチノキサートという成分は、サンゴの白化やDNA、繁殖活動にまで影響を及ぼすといわれている。それを踏まえ、ハワイなど多くのエリアでこの2つの成分が含まれる日焼け止めの規制が始まっており、パラオではこれらに加えオクトクリレンエンザカメントリクロサンメチルパラベンエチルパラベンブチルパラベンベンジルパラベンフェノキシエタノールを含む日焼け止めに対して規制がかかっている。

その他の化学物質についても、現在研究が進められている。しかし現状でのサンゴへの影響は、不明な点もまだまだあるため、自然由来の成分やミネラルベースのものを選ぶことが望ましいと言えるだろう。

また、白浮きを防ぐために使用されている極小の「ナノ」粒子についても、サンゴが吸収してしまう可能性があるため避けることが推奨されている。

▶︎日焼け止めとサンゴへの悪影響について、できること・知っておきたいこと

海やサンゴに優しいおすすめの日焼け止め5選

上記を踏まえ、オーシャナ編集部では下記の3つの観点でおすすめできる日焼け止めを5つピックアップ。

1、サンゴに悪影響を及ぼす、パラオなどで規制されている下記の成分を含まない
・オキシベンゾン/ Okybenzone(BP3)
・オクチノキサート/Octyl methoxycinnamate(EHMC)
・オクトクリレン/ Octocrylene(OC)
・エンザカメン/ 4-methyl-benzylidene camphor
・トリクロサン/ Triclosan
・メチルパラベン/ Methyl paraben
・エチルパラベン/ Ethyl paraben
・ブチルパラベン/ Butyl paraben
・ベンジルパラベン/ Benzyl palaben
・フェノキシエタノール/ Phenoxyethanol
2、ナノ粒子を含まない
3、自然由来の成分中心に作られている

サンゴに優しい日焼け止めバームタイプ/ ウォータープルーフ

サンゴに優しい日焼け止め
SPF50+  UVA★★★★
UVA☆4つで、シミシワの原因を強力ブロック。ノンナノ粒子、ゴマ種子油、ヤシ油、シア脂などの配合成分がお肌のターンオーバーを助け、60%以上含まれた保湿美容成分で乾燥を防ぐ。リラックス効果を高める香りの効果にも着目し、ラベンダーやユーカリ等、4種の精油がくつろぎの時間を演出。
成分:ゴマ種子油、酸化亜鉛(ノンナノ)、ヤシ油(ココナッツオイル)、ミツロウ、シア脂、ホホバ種子油、ラベンダー花油、セイヨウハッカ
▶︎サンゴに優しい日焼け止めバームタイプ/ ウォータープルーフ

リトルハンズハワイ

リトルハンズハワイ
SPF35〜40
すべて遺伝子組み替えなしの天然成分のみで作られた、新生児でも安心して使える日焼け止め。ウォータープルーフでクリアとベージュの2色展開。缶タイプとスティックタイプがあり、紙でできたパッケージは大豆インクで印刷、ラベルは堆肥化可能な素材。
成分:ヒマワリ種子油、ノンナノ酸化亜鉛、ホホバ種子油、ガルニシアインディカ種子油、ミツロウ、トコフェロール、ボスウェリアサクラ種子油
▶︎リトルハンズハワイ

サーフヨギナチュラルサンスクリーン

サーフヨギナチュラルサンスクリーン
サーファーによりサーファーのために作られたサーフヨギは、インドネシア、ハワイ、オーストラリアなど、日差しの強い環境でサーファーたちによって何度もテストされ、その効果は実証済み。防腐剤不使用で天然素材のみを使用した日焼け止め。
成分:ヤシ油、ミツロウ、ひまし油、酸化亜鉛、カカオ果実(粉末)、コーヒーエキス、バニラ果実エキス

▶︎サーフヨギナチュラルサンスクリーン

ティント サンスクリーン バター spf50+

ティント サンスクリーン バター spf50+
SPF50+
耐水時間約80分でアウトドアやマリンスポーツにも最適なUVケアBBバーム。カレンデュラエキスが日焼けによる肌荒れや乾燥を防ぎ、オーガニックココナッツオイルベースで強い日差しや風から肌を守る。ミツロウ、トウキンセンカ花油、ホホバ種子油はオーガニック認証の成分を使用。
成分:ヤシ油、酸化亜鉛、ミツロウ、トウキンセンカ花油、ホホバ種子油、酸化鉄、オクチルデカノール 、トリヒドロキシステアリン、トコフェロール
▶︎ティント サンスクリーン バター spf50+

海で、日やけ止め

海で、日やけ止め
SPF23 PA+++
シルクパウダー配合でべとつきが少なく、ミネラルファンデーションの下地やリキッド化にもおすすめ。原料に含まれるフェノキシエタノールなどの合成防腐剤も抜いた上で作られている。
成分:水、グリセリン、酸化亜鉛、ホホバ種子油、オリーブ果実油、ヤシ油、ミツロウ、シルク、チャ葉エキス、アロエベラ葉エキス、アルギニン、ホスファチジルコリン(大豆レシチン)、トコフェロール、ペンチレングリコール、BG、結晶セルロース、セルロースガム、キサンタンガム
▶︎海で、日やけ止め

これから暑くなり海に行く機会も増えてくるだろう。海やサンゴに優しい日焼け止めを選んで、気持ちよく海で遊んでもらいたい。

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