【2021年 環境に優しい日焼け止め6選】オーシャナ編集部員が塗って焼いて試してみた
今や一年中使う日焼け止め。効能や成分、使い心地、価格など、一口に日焼け止めといってもその種類はさまざま。今年はどれにしよう…、と毎年悩む方も多いのではないだろうか。そこで、今回オーシャナ編集部員のセリーナが、6種類の日焼け止めを実際に使用し、太陽のもと日焼けをするという体を張る検証に挑戦。セレクトした日焼け止めは、お肌にも海にも優しいオーガニックのものを6種類。検証結果がどうなるかお楽しみに…。使用した感想にも触れているが、あくまで個人の見解なので参考程度にご覧いただきたい。
ご紹介する日焼け止め▼
1、From the Ocean「Coral Friendly」
2、HAPPY WOMAN「ハッピーアースサンブロック」
3、WELEDA「エーデルワイス」
4、ジーエルイー「ECフレンドリーUVバーム」
5、リトルハンズハワイ「サンスクリーン【TINTED】」
6、moani「UV SKIN PROTECT MILK」
日焼け止めを塗って、焼いてみた編
今回の実験では白色タイプのものを4種、ベージュ色タイプのものを2種チョイス。面積が広く日焼けしやすい、背中に塗っていく。
※番号は前述した日焼け止めと対応
お肌にも海にも優しいオーガニックの日焼け止めは、白味の強いものが多いがベージュ色タイプは肌馴染みも良く、白浮きが気になる方にオススメ。塗り心地などは記事後半で紹介したい。
塗ったあとは、焼いていく。
気温:34度、天気:晴天、日焼け会場:神奈川県・荒崎海岸。水分補給をこまめにしながら、このまま30分間焼いていく。日焼け止めによって、日焼け具合に差が出るのか、期待が高まる。
30分経過…。
一旦海に飛び込み、日焼けでほてった体を海で冷やす(ただシュノーケリングをしたいだけ)。クールダウンしたあと、いよいよ日焼け止めを落としていく。
日焼けの差をお分かりいただけるだろうか。わかりづらいじゃないか!というのが皆さまの正直なご意見だろう。わたしもだ。もっと日焼けの差がクッキリとわかることを期待していたのだが、差があまり出なかった。日焼けの時間が足りなかったのだろうか…。しかし炎天下では30分が限界だ。ご理解いただきたい。気を取り直して、目を凝らして見てみると、若干ではあるが特に1〜3は日焼けしておらず、4〜6は薄っすらと日焼けしているように見える。「日焼けをしない!」という点では白色の日焼け止めが強そうだ。
塗り心地を比較してみた編
※最下部には比較表も掲載
1、From the Ocean「Coral Friendly」
−しっかりしたクリーム感と爽やかなマリンの香り−
個人的に一番日焼けしないと思う日焼け止め。しっかりとしたクリーム感があり、白色が強い印象。絶対に日焼けさせない!という意気込みを感じる。植物由来ワックス「リンゴ果皮ロウ」がバリア機能を高めているようだ。香りは、海を彷彿とさせる爽やかさ。マリンの香りというから、海好きにはたまらない。価格も一番お手頃でコスパ良し。
公式サイト:https://fromtheocean.jp/?p=377
2、HAPPY WOMAN「ハッピーアースサンブロック」
−よく伸びて、全身に使えるなめらかさ−
なめらかで伸びがいい!少しの量でかなり広がるので、顔だけでなく全身に塗りたい人にはおすすめ。全身に塗って、減りが早くてもお財布に優しい価格でリピートしやすい。しっかりと保湿されている感覚もありつつ、ベタつかずさっぱりとしている。
公式サイト:https://happywoman.online/sdgs/happyearth/sunblock/
3、WELEDA「エーデルワイス」
−毎日使いたくなる、爽やかな香りに包まれて−
白色とベージュ色の中間のような薄いクリーム色。自然なトーンで白浮きが気にならない。極め付けは、日焼け止めとは思えないくらいの爽やかな香り。フレッシュシトラスの香りとのこと。ハンドクリームやボディクリームのような感覚で、毎日使うのが楽しみになりそうな日焼け止めだ。
公式サイト:https://www.weleda.jp/wordpress/topics/special/uv_protect_n/
4、ジーエルイー「ECフレンドリーUVバーム」
ーバームタイプで、保湿クリーム代わりにもー
“サンゴに優しい日焼け止め”といえばこれ!という人も多いのではないだろうか。日焼け止めの中では珍しいバームタイプで、指の体温で軽く溶かして塗っていくもの。全身というよりは部分塗りで顔に塗るのが良さそうだ。また、香りもとても良い!蓋を開けるとほのかに香るラベンダーやユーカリの香りに癒される。日焼け止めを塗るわけでもないのに、香りをかぎたくなるくらいだ。
公式サイト:https://www.coralisfriend.com/
5、リトルハンズハワイ「サンスクリーン【TINTED】」
−忙しい毎朝のベースメイクに−
この日焼け止めの最大の特徴は、片手でパパッと塗れるスティックタイプであること。全身というよりは、顔に塗ってメイクの下地クリーム代わりにするのがいいかも。スティックで肌に塗り、手のひらの温度で軽く溶かすようにして伸ばすと、肌にさらりとなじむ。べたつきもない。また、プラスチック容器を使用しないことも他の日焼け止めにはない大きなポイント。ラベルは全て自然に還るリサイクルペーパーで、印刷には大豆インクを使用しており、環境への配慮に抜かりがない。
公式サイト:https://woome.handcrafted.jp/
6、moani「UV SKIN PROTECT MILK」
ー乳液のような感覚で、健康的な小麦肌にー
第一印象、パッケージデザインがかわいい!「自然を愛し、アクティブに、ヘルシーに人生を楽しむ女性を応援するコスメブランド」というコンセプトにもあるように、女性をメインターゲットにつくられた商品のようだ。色は暗めの茶色なので、肌の色が暗めの人にピッタリ。肌が白い人が塗ると逆に目立ってしまうかも。軽くて伸びが良く、ベタつかない。香りもほぼ無く、乳液のような感覚で毎朝のメイクに取り入れれば、ファンデーションいらず。(個人的には一番気に入った。わたしは少し日焼けした肌なので、白くならないのは嬉しい!)
公式サイト:https://moani-organics.com/
まとめ
夏が来ると意識が芽生える日焼け対策だが、本来は一年を通してした方がよいという声もある。女性ならばメイク用品と同じようにお気に入りの一本に出会いたい。男性ならば日焼け止めを塗る習慣をつけられるような、とっておきの1本に出会いたい。「保湿力のあるものがいい!」「さらっとしているものがいい!」「ベースメイク代わりに使えるものがいい!」などなど、自分のこだわりを加味すると日焼け止めを選びが楽しくなるかも。皆さまがとっておきの日焼け止めに出会えますように!
※今回、検証した日焼け止めは紫外線吸収剤(オキシベンゾン、オクチノキサート、オクトクリレン、エンザカメン、トリクロサン、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、ベンジルパラベン、フェノキシエタノール)を含んでいないものを選んでいます。