海外は今どうなっているの?モルディブ在住のダイビングガイドに聞きました

モルディブには魔力がある。
わたしが旅行業についた当初、モルディブへのリピート率の高さに驚いた。1年に1度はモルディブに行く方から、長期の休みの度に行く方、さらには2、3ヶ月に1度という頻度の方までいた。もはやモルディブに取り憑かれているかのように感じた。

そして、わたしが初めてモルディブに訪れたのは、13年前。帰りの飛行機が飛び立つ時に、「また必ずモルディブに来よう」と、そう心に決めた。わたしもその魔力に気づいてしまったからだ。

旅をするならば、観光もしたいし、話題のレストランやカフェにも行きたい。何よりまず「訪れたことのない国に行きたい」、という思いが強かったわたしですら、また行きたいと思った。それはなぜかといえば、海の素晴らしさと“何もない贅沢”を知ってしまったからだ。それからモルディブには3回訪れた。そして、次はいつ行けるのか!
モルディブに住む人に、今の現地情報を聞いてみた。

モルディブってどんなところ?

正式名称は、モルディブ共和国(Republic of Maldives)。インド洋にある26の環礁と1192もの島からなる国である。

モルディブは、世界でも有数なリゾート地として知られている。リゾート地といえば、海沿いにずらりとホテルが立ち並ぶ様子をイメージしがち。しかしここは1つの島に1つのリゾートホテルしかない世界でも類を見ないところ。つまり、1つの島に滞在したら、1つのリゾートホテルだけを楽しむスタイルになというわけだ。

モルディブの島の大きさを伝える時には「1周徒歩○分」という表現を使うことが多い。1周10分もかからない島から、90分もかかる島まである。しかし、島の形は丸ばかりではなく長方形のタイプもあるので、単純な大きさだけでなく、島が海に面している広さも加味されたモルディブ的な表現なのである。
もちろん島に観光地などなく、海でシュノーケリングをしたり、プールサイドで昼寝したり、部屋で本を読んだりと、のんびりとした島時間を過ごすのがここでの醍醐味なのだ。

基本的に宿泊者以外は、島に入ることができないので、一度の旅行で訪れることができるのは1つの島のみ(時に、2つの島に滞在する方もいる)。現在リゾートホテルは、160軒ほど。それゆえに、旅行者はリゾート選びに真剣である。

そんなモルディブの楽しみ方は、リゾート滞在だけではない!

クルーズ船滞在

クルーズ船で寝食するスタイル。お部屋はもちろんのことトイレやシャワーなども完備。シェフが同乗しているので食事の心配もいらない。加えて、インド洋に浮かぶクルーズ船内で、毎日のようにサンライズやサンセットを楽しめる。

ダイビングでのクルーズ船滞在の利点は、季節や海況に合わせてのベストなコース取りがされることである。そのため、マンタやジンベエザメといった大物と高確率で遭遇できる。リゾート滞在とは違った贅沢がここにはあるのだ。

ダイビングチームMaldivian Stars

今回インタビューをお願いしたのは、モルディブ在住で、ダイビングチームMaldivian Starsのオーナー兼クルーズ「プリンセス・ハシーナ号」のメインガイドでもある前井馨氏(以下、カオリータ)。

グリーンのTシャツをきた女性がMaldivian Starオーナーのカオリータ

モルディブの”今”の様子を聞きました!

「モルディブ共和国は、2020年7月15日から観光客の受け入れを開始し、多くのリゾートやゲストハウス、クルーズ船が営業を再開しています。

マレ国際空港の様子

この1年以内に再び市内では規制が入ったものの、現在はマスク着用以外はほとんど通常の生活が送られています。ワクチン接種が非常に進んでいるので(7割以上)、人の動きも通常です。

フルマーレという首都のある島の様子(空港の隣の島)

モルディブへの観光客の動きはどうですか?

「現在、モルディブには一日平均5000人ほどの観光客が到着しております。7月は10万人以上、8月は14万人以上でした。ヨーロッパや中東の国々からの観光客が多いです。アジア圏からは、ほとんどいらしていないようです。
(詳しくはこちらから)
入国のシステムはオンライン化され、非常にスムーズです」。

「また1島1リゾート、またクルーズなど、各エリア自体がこぢんまりとして、不特定多数の人とは会うことが少ないストレスフリーな空間です」。

モルディブの海の様子を教えてください!

「最近は潜っていませんので実際には見ておりませんが、情報としてはコロナ以前と変わらず、良い状態が続いているようです!」。

「よくモルディブ人の友達から、ナイトジンベエやマンタの群れなどの写真や動画が送られてきています。早く皆さんと一緒に見に行きたいですね!」。

日本のみなさんへのメッセージ!

「モルディビアンスターズは現在は活動休止しておりますが、日本の海外渡航規制と帰国時の隔離等の緩和が決まればすぐにでも動ける状態で待機中です。モルディブはコロナが始まってからも、いち早くシステムを整えて観光客の受け入れ等を頑張っています。
一日も早く、また皆さまにモルディブのエキサイティングな海をご案内できる日を目指しております。日本の規制が緩和されましたらぜひモルディブへ遊びに来てください。その日はきっと近い未来です!

また笑顔で皆さまをお迎えできる日が待ち遠しいです!再開した暁には今まで以上に良い海をお見せできるよう、ガイド陣一同頑張ります!」。

モルディビアンスターズ
https://maldivian-stars.com

モルディブの入国情報

くわしくは、「モルディブ大使館ホームページ」にて
https://www.maldivesembassy.jp/index.php/jp/

日本への帰国情報

日本への入国には、渡航先出国前の72時間以内に実施されたCOVID-19の検査の陰性証明書の提出が必要。この証明書を提出できない場合は、日本への上陸が不可能。出発地にて航空会社に搭乗を拒否される。
また日本到着後に国内線を利用しての移動はできない。

2021年9月30日現在、日本国からモルディブに入国する際には、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設)で3日間の待機が必要となる。入国後3日目に改めて検査。陰性であれば、残りの期日を自宅等で待機。

詳しくは、厚生労働省「水際対策に係る新たな措置についてー」にて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

モルディブには魔力がる。
魅せられた人たちは、1日でも早くあの島に、あの海に帰りたいと思っているはず。もちろん、わたしもその一人である。
まだ魅了されていない方は、ぜひ近い未来に行けるであろう旅行先の候補に!

※こちらの記事は、2021年9月30日現在の情報をもとに作成。

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PROFILE
父が島崎藤村を好きだったわけでも、母が源氏物語を好きだったわけでもなく。ましては、新年や早春に生まれたわけでもないけれど、名は、若菜。
子供の頃に与えられた谷川俊太郎の詩集に影響をうけ、コトバ遊びの楽しさを知る。
大学卒業後、ダイビングツアーを取り扱う旅行会社に入社。2016年に総合旅行業務取扱管理者資格取得。他、総合旅程管理主任者資格所有。
2011年の震災を機に岩手と宮城に通い始め、ワカメの美味しさを痛感し、ワカメ大使として活動中。