海外は今?入国制限なしメキシコ!セノーテのダイビングガイドに聞いた!

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「今、もし海外旅行をするならば、どこがお勧めですか?」。
そう聞かれたのならば、旅行業の仕事もしているわたしは、
「ハワイとメキシコ!」。
と即座に答える。一見、海外旅行はまだ現実的ではない気もするが、年末年始を海外で過ごそうとする人の動きが出てきている。
まずハワイは、2020年11月6日から条件を満たした渡航者には、自己隔離が免除されるプログラムがスタートしている。

メキシコに至っては2020年6月1日以降、政府が発表する感染症危険情報に基づき、州単位での措置を開始。カリブ海に面したカンクンやプラヤデルカルメン(キンタナ・ロー州)は、2020年のうちから渡航者の受け入れが再開している。なお、入国後の隔離や自粛は不要である。

キンタナ・ロー州の規制内容 ※2021年11月3日現在


マスクの着用を義務化し、聖グアダルーペの日の祝祭、クリスマスや新年を祝う社交行事全般を禁止。違反者に対する制裁は各州が決定。


・11月1日から、州全域の信号情報を「緑色」※とし、食品サービス業、医療・保 健業、司法関連業、警備サービス業等の必要不可欠業種は収容人員の 100%で営業・活動再開可能。財務・行政・専門サービス、生活必需品及びコンピューター販売業は、収容人員の85%までで活動再開可能。カンファレンス、会 議、展覧会、見本市は、屋外であれば収容人員の80%まで、屋内であれば 60%までで活動再開可能。ホテル、レストラン、遺跡、テーマパーク、ゴルフ場、 観光案内サービス、海水浴場、公園、映画館、劇場、ショッピングセンター、デ パート、美容・理容室、宗教サービス、不動産業、製造業は収容人員の80% までで営業・活動可能とする。カジノは収容人員の60%まで、バー、大衆居酒 屋、ディスコ、ナイトクラブ、エンターテインメント施設は50%までの営業とする。

在メキシコ日本国大使館
「州別(及び州境)の措置(2021年11月3日)」より
※「緑色」は最も良い状況の指標カラー

プラヤデルカルメンとは

メキシコの東側にあるユカタン半島に位置。カンクン国際空港より車で1時間ほどの距離にあり、カリブ海に面した港町。港からはリゾート地としても有名なコスメル島へのフェリーが発着しており、多くの人でにぎわっている。

また、ダイバーもこの街を起点にして、コスメル島やセノーテ、チェチェンイッツア遺跡などの観光を楽しんでいる。

セノーテはメキシコに約8000箇所もある!

ユカタン半島は石灰岩を含む地層が隆起して誕生した地域。ここには地下水によって浸食や水没してできた“セノーテ”と呼ばれる鍾乳洞型の泉が多く存在する。

このセノーテは神秘の泉とも呼ばれており、マヤ文明時代にはシバルバー(冥界)への入り口として崇められていたそうだ。
セノーテは、世界的にも有名なダイビングスポットになっている。その魅力は、水中洞窟に差し込む光のカーテン!である。

洞窟ゆえに、一日の中で光のさす時間は限定される。その時間に潜らなければ光のカーテンに出会うチャンスがないので要注意。事前にダイビングサービスに「光のカーテン」をリクエストしておけば、予定を組み立てくれるはず。あとは晴天を祈るのみ!

セノーテドスオホス(Cenote Dos Ojos)のエントリー口にて

写真の方々は、プライベートでのセノーテツアー。ダイビングは、ダイビングサービスに申し込むと他のゲストと混載になることは常。そのような状況を避けるために、プライベートを希望する方も多いと聞いた。そこでの出会いもまたダイビングの醍醐味ではあるが、セノーテで混み合うことを避けたいのであれば、プライベートがお勧めだとわたしも思う。写真をじっくり撮りたい方はなおさらである。

現在は、メキシコのカリブ海沿いの地域に約8000箇所も発見されている「セノーテ」。中には、個人が所有しているセノーテもある。また入れるセノーテは限られており、ダイビングを楽しめるのは、20箇所ほど。

楽しみ方はダイビングだけではない。サップができたり、スノーケル限定だったりと、セノーテによって入水の条件が異なっている。

セノーテを案内するダイビングガイドに聞きました!

今回インタビューをお願いしたのは、ダイビングサービス「Scuba Freedom」の栗本美紀氏(プラヤデルカルメン在住)。

プラヤデルカルメンの“今”はどんな様子!?

「2020年に2ヵ月ほどロックダウンが行われましたが、それ以降はわりと早く通常生活に戻りました」。

カンクン国際空港の様子

「またメキシコは外国人旅行者に対して、今まで一度も「隔離」や「陰性証明」を義務付けたこともないので、ヨーロッパやアメリカからの飛行機の増便に伴って旅行者数も戻ってきてています。

「2021年の初めに、アメリカへの入国に陰性証明が必須になると、プラヤデルカルメンの5番街と呼ばれる2kmほど続くメインストリートにCovid-19検査サイトが何十件も続々とオープンしました。このPCR検査や抗原検査は、簡単に受けることができます。
日本への入国時の手続きに使う場合には、検査の結果を病院に持って行き日本政府指定のフォームに医師の署名をもらう必要があります」。

「街の様子は、パンデミックを感じさせないいつも通りのにぎわいです!」。

夜の街の様子

「先日の“死者の日(メキシコの伝統的な宗教行事)”の様子です」。

「今年のハロウィンは、コロナ前より遥かにすごい人出で、5番街はぎゅうぎゅう詰めでした!」。

「セノーテ」は今!?

「セノーテ・アンヘリータ」

「セノーテ・アンヘリータ」は、独特な雰囲気で大人気のポイントです。写真は水深約30m付近。水中にいるのに、小さな島の上を飛んでいるような景色です。その島の周りの水底のように見えているところは、雲のような硫化水素のガス。この雲の下に入ると真っ暗です!」。

光のカーテン

「セノーテと言えばやはり「光のカーテン」でしょう!
コンディションが日によって変わる海とは異なり、安定感があるのがセノーテの特徴。いつでも驚異の透明度で空気のように澄んでいます。そしていつでもプールのように穏やかなコンディションで流れもありません。(ただし、光のカーテンは晴天時のみ)」。

現在の営業状況

「当店のメインのお客様は、日本からのダイバーですので、現在は開店休業状態が続いています。2021年にご予約くださったお客様はほぼ全てアメリカ在住の方でした」。

日本のみなさんへのメッセージ!

「メキシコ側の旅行者の受け入れ状況はコロナ以前とまったく変わっていません。日本側の帰国時の規制が撤廃されましたら、ぜひお越しください。日本からダイバーが戻ってくるまではなかなか仕事で潜れないことが多いですが、体力が衰えないようセノーテへ行って、水中洞窟の中を数時間潜りトレーニングもしていますよ!」

今、日本からメキシコに行くには
(2021年11月8日現在)

制限なくメキシコへの入国が可能!
直行便でメキシコに入国する場合には、日本出国前のPCR検査も不要。

オンラインで「健康に関する申告書(Vuela Seguro)」を入力

オンラインにて事前にユーザー登録を。
全ての渡航者(2歳以上)は、メキシコ到着後に登録をし、健康に関する質問を含む必要事項を入力。手続き完了後、メールにてQRコード(二次元コード)が送信されるので、それを入国手続き時に提示する。
オンラインで「出入国カード(FMM)」情報を入力

印刷して、入国時に管理局に提出。

※アメリカで乗り継いで、メキシコに入国する場合※
アメリカに入国することになるので、下記の手続きが必要となる。

「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書(英文)」の取得

2021年11月8日より、空路で入国する外国人渡航者はワクチン接種完了証明書が必要となった。事前に証明書を取得し、航空会社へ提出。


※取得手続きに関しては、厚生労働省の「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について」にて
「日本帰国時の手続き」の把握

「病院で発行されたPCR検査の陰性証明書」の取得など
日本を出発する72時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明書(英文もしくは日英文)を現地出発時に航空会社へ提出しなければならない

※詳しくは、「水際対策に係る新たな措置について」にて

新型コロナウイルス感染症対策は随時更新されるので、必ずご自身で関連サイトを閲覧し確認を。

ダイビングツアーを主に取り扱っているわたしの経験と印象からではあるが、メキシコへの旅行を希望する人は年々増えていた。実際に、2019年に手配した数が多かった旅先は、メキシコである。それは東に西に、そして離島にセノーテにと魅力的なダイビングポイントが多いからであろう。加えて、美味しいメキシコ料理に、テキーラやマルガリータ。アフターダイブ(ダイビングの後の過ごす時間)が最高なのも理由の一つ。
「今年最も多かった旅行先は、メキシコでした!」とまた言える日が、早くきてほしいものである。

今回ご協力いただいたのは、こちらのダイビングサービス!

ダイビングサービス「Scuba Freedom」


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PROFILE
父が島崎藤村を好きだったわけでも、母が源氏物語を好きだったわけでもなく。ましては、新年や早春に生まれたわけでもないけれど、名は、若菜。
子供の頃に与えられた谷川俊太郎の詩集に影響をうけ、コトバ遊びの楽しさを知る。
大学卒業後、ダイビングツアーを取り扱う旅行会社に入社。2016年に総合旅行業務取扱管理者資格取得。他、総合旅程管理主任者資格所有。
2011年の震災を機に岩手と宮城に通い始め、ワカメの美味しさを痛感し、ワカメ大使として活動中。
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