トンガのホエールスイム、よくある質問と2015年スケジュール

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トンガホエールスイムのザトウクジラ(撮影:越智隆治)

僕と伊藤英明君でクジラを追ったテレビ番組「奇跡の海のザトウクジラ」、ご覧いただけたましたでしょうか?

クジラに会うということは、まさに奇跡のような体験なのですが、今では、手の届かない夢物語ではなくなっています。

かれこれ10年間トンガに通い、行動パターンやコミュニケーションの取り方もわかってきて、何より現地の友人たちのサポートもあって、多くの方にホエールスイムを体験していただけるようになりました。

撮影したい方、一緒に泳ぎたい方、初心者の方。
スタッフ一同でザトウクジラと泳いだり、親子愛を目の当たりにする体験のサポートをさせていただきますので、ご興味のある方はぜひお問合せください。

現在、2015年度のトンガ・ホエールスイムの参加者を募集中です。
今年のホエールスイムは、全部で7週あり、日程は以下のようになっています。

2015年ホエールスイムスケジュール

出国日 帰国日
1週目 8月8日(土) 8月16日(日)
2週目 8月15日(土) 8月23日(日)
3週目 8月22日(土) 8月30日(日)
4週目 8月29日(土) 9月6日(日)
5週目 9月5日(土) 9月13日(日)
6週目 9月12日(土) 9月20日(日)
7週目 9月19日(土) 9月27日(日)

上記は、日本発着の最短日程です。

現地ボートの乗船は、火曜から金曜の4日間です。
また、日数を伸ばして6日間、10日間乗船のコースもありますので、お問い合わせください。
このスケジュールはあくまで予定です。場合によっては、多少日程が前後する可能性もあります。

ご興味のある方は、以下のフォームより、お問い合わせください。
※現時点でも多数お問い合わせいただいており、既に定員に達している週もあります。
予め、ご了承ください。

ホエールスイムよくある質問

Q.トンガって、どこ? どうやって行くの?

トンガ王国は、南太平洋に浮かぶ約170の島群からなる国家で、フィジーの東に位置しています。

首都はヌクアロファで、最大の島トンガタプ島にあります。

トンガタプへは、日本からだとニュージーランドのオークランド経由。
ホエールスイムは、トンガタプから更に国内線を乗り継いだ、ヴァヴァウという島で行っています。

トランジットの関係で、オークランドに1泊することが多いため、日本を出てからヴァヴァウまでは約2日かかります。

Q.ホエールスイムはどうやるの?

船をチャーターし、一日およそ6時間、クジラを探し、共に泳ぎます。

船上からブロウ(潮吹き)を目印にクジラを探し、泳いでいるクジラ、親子で止まっているクジラ、歌をうたっているクジラなど、状況に応じてアプローチします。

トンガのホエールスイムにはさまざまなルールがありますので、現地ではガイドの指示を正しく守って、安全に楽しんでいただくことをお願いしています。

トンガのホエールスイム(撮影:越智隆治)

持ち物は、何を持って行けばよい?

チャーターしているボートは、ドライエリアがある船、無い船、トイレがある船、無い船など、参加人数などによって異なります。
水に入ったあと、船を走らせている間は、風がかなり身体に当たる船の場合もあります。
ボートコートなどの防寒具があったほうがよいでしょう。

また、風はありますが、日差しも強いので、サングラスや帽子などの日焼け対策もお願いしています。

Q.水温は? スーツは?

水温は23~25度くらいなので、少し肌寒く感じる方もいるかもしれません。
ウエットスーツは、3mm~5mmのフルスーツをオススメしています。
フードベストなどがあると、温度の調節が楽だと思います。
ウエイトは現地にてレンタルが可能です。

また、遭遇するクジラにもよりますが、長時間泳いだり、水面を急いで移動したりすることも多々あります。

Q.泳力、体力はいる?

水にストレスがなく、普通にスノーケルができるのであれば、その人の体力、泳力なりに楽しむことができます。
特に止まっているクジラの場合は、さほど泳力は関係ありません。

ただし、泳ぐクジラへアプローチする場合は、かなり泳ぐ場合もありますので、泳げる方が良いのは間違いありません。

ガイドのスピードについて来られない場合は、ボートクルーがピックアップし、ガイドの近くで再度落としてくれますが、やはり泳げた方がよりクジラに近づけるでしょう。

また、1日中、ボートから海へ出入りを繰り返しますので、体力もあればあるほど良いと思いますが、自分なりに休憩しながら楽しみましょう。

トンガのホエールスイム(撮影:越智隆治)

Q.酔い止めは必要?

風が強い時には、島陰に隠れる、波の弱いところに移動することもありますが、船はかなり揺れることもあります。
船に弱い方は、酔い止めを飲まれたほう良いと思います。
ヴァヴァウで入手することは困難なので、日本で購入してきてください。

トンガのヴァヴァウは、マクドナルドもコンビニも何もない、のどかな島です。
ただし、その分、透明度が良く、真っ青な海でクジラと泳げるヴァヴァウは、世界の中でも稀で貴重な海です。

体中に振動が伝わる水中でのクジラの声、子供の息継ぎを手伝う母親、1頭の雌を取り合う雄のヒートラン。
クジラの世界は、常に迫力満点です!

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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