海洋プラスチックごみとウミガメ

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unep-shutterstock

ガラパゴスの緑ガメが好む食べ物は、クラゲです。彼らにとって海に浮かぶプラスチックの袋は、クラゲのように見えるのです。

一旦それを飲み込んでしまうと、腸に致命的な閉塞が起こり、しばしば死に至ります。また悲惨なことに、プラスチックの破片が胃に入ると満腹感が生じて、ウミガメはそのあと、餌を摂取せず餓死することもあるのです。
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ガラパゴスのカメを守るプロジェクトは、#BeatPlasticPollution #WorldTurtleDayを支援するために、プラスチックの破片に大きな注意を払っています。
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Global Change Biologyに掲載された2015年のクイーンズランド大学の研究によると、世界中のウミガメの52%がプラスチックの破片を食べていると推定され、人間が紛失・廃棄した漁具を含む、海洋プラスチックごみは、ウミガメにとって大きな脅威だと専門家は言っています。

UN Environment Facebook(#WorldTurtleDay) 5月23日より要約)

一般社団法人日本UNEP協会
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UNEP(国連環境計画)は、世界の環境問題や持続可能な開発に向けた環境対策への取組みなど、地球規模でさまざまな環境問題の対策を実施している国連組織です。
1972年国連人間環境会議(ストックホルムにて開催)の決議により設立されました。

日本では2015年に、一般社団法人 日本UNEP協会 が発足。日本におけるUNEPの活動の普及を図るとともに、UNEPを通じて日本と海外とを結び、環境保護活動を積極的に推進しています。
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