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ハナタツの貴重な出産シーンを激写! in 伊豆大島 ~紙オムツで267分の撮影秘話~閲覧無制限

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行ってきたレポ
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中村卓哉(水中写真家)×池田宜生(イクメンガイド)
のイクメン対決の結果はいかに?

「ケイカイにもうすぐ出産しそうなハナタツがいるよ」

グローバルネイチャークラブでガイドを務める友人のガイド池田宜生(ヨシキ)氏から貴重な情報をもらった。

1歳の娘をもつヨシキは今年の2月に一家3人で大自然に囲まれた伊豆大島へ移住した。現在老舗のダイビングショップの遅咲き新人ガイドとして育児にガイドにと奮闘中のイクメンである。

方や魚界のイクメン代表といえばタツノオトシゴの仲間。オスはメスから受けとった卵を育児嚢とよばれる袋で受精させ、数週間以上かけ孵化まで育てて出産する。オスが卵を育てているその間、メスは新たな卵を準備し、オスが出産するとともにすぐにまた同じオスに卵を受けわたす。

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休まず育児に奮闘する健気なハナタツパパに自分の姿が重なるのか、イクメンガイドのヨシキいわくハナタツには特に親近感がわくという。

彼の師匠であるグローバルネイチャークラブのオーナー柳場潔氏(ギバさん)は、過去にハナタツの産卵や出産シーンを映像におさめたことのある名ガイド。ヨシキはその貴重な情報を元に昼夜問わず最近毎晩のようにハナタツの観察を続けている。

そんなイクメン対決を見守ることになった私(中村)だが、お腹のはち切れそうなイクメンハナタツに出会った瞬間、ハートがロックオン。カメラマン魂に火がつき夜の酒盛りの時間を奪われることに。まだハナタツの出産に関するデータは大まかなものしかなく、一番確実なのは深夜の海中にひたすら滞在すること。もちろん日昼も潜るわけで、確実に寝不足ロードを突き進むことになる。

そして、イクメンガイドのヨシキにとっては愛娘と会える時間も少なくなるというもうひとつの試練も乗り越えなければならない。

そして2017年6月21日の未明、徹夜潜りの日々を乗り越えついにその瞬間が訪れた。

イクメンパパのお腹がパカッと割れ、その中からハナタツの赤ちゃんが顔をのぞかせた。

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「すっぽーん」(イメージ音です)

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フリスビーのような形状で回転しながら漆黒の海中へと飛び立つ小さな命。言葉にならない感動に包まれ思わず目頭が熱くなる。そしてイクメンパパのお腹から絞り出すように続けて2匹、3匹と赤ちゃんが出て来たところで異変が……。

そのままうずくまったような格好になりまったく動かなくなる。
それから2時間観察を続けるも動きなし。ひとり一本ずつ用意した12Lの予備タンクの残圧もわずかとなったところでゲームセット!
ついにその夜、それ以上赤ちゃんが産まれることはなかった。

潜水時間は実に267分(前日の214分を大きく更新)約4時間半の激闘の末、なんとかワンカットだけ出産の瞬間を写真に収めることができた。

撮影秘話
紙オムツで267分ダイビング

実は長期戦を想定して“小便の我慢”と“寒さの我慢”どちらを優先させるか悩んだ末、私は寒さ覚悟のウエットスーツ(ロクハン2ピース)で挑むことに。一方、ドライスーツで挑んだヨシキは紙おむつを装着の万全装備。

そんな裏対決の結果は……

なんと、紙おむつの中でヨシキのナニが上を向いており、吸収パッドとは逆方向へ放出…
ドライスーツの中が小便でずぶ濡れという結果に(笑)

フィンを脱ぎ、腰を据えて撮影する中村カメラマン(撮影:池田宜生)

フィンを脱ぎ、腰を据えて撮影する中村カメラマン(撮影:池田宜生)

ようやく帰宅しイクメンガイドからイクメンパパの顔に戻ったヨシキ。紙おむつに関してはもはやベテラン域である愛娘を見て43年のブランクをうめるべく早速オムツのお勉強をはじめた。
いやはや今回もいろいろありました。

そんなヨシキの妻、由香里ちゃんのお腹の中には妊娠5ヶ月の赤ちゃんがいるという。来年はヨシキのイクメン度にもさらに磨きがかかります。

そしてこの日はなんとヨシキと由香里ちゃんの10年目の結婚記念日。
そんな素晴らしい日にハナタツの出産シーンに立ち会うとはなんて幸せな男なんだ!!
明日の早朝は海が荒れる予報なので今日は時間を気にせず祝杯をあげます!

幸せを呼ぶハナタツの出産シーンや産卵シーン、そしてイクメンガイドのヨシキに会いたい方はぜひ伊豆大島の海を訪れてください。

yoshiki

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