心優しき岩禿!? @岩 前編


日本全国潜り歩き
湘南制覇編@岩
※過去ログ→こちら

今まで、伊豆に行く時に、その看板は目にするものの、
わしの中で謎のベールに包まれておったダイビングエリア、岩。
ちなみに、イントネーションはROCKの岩ではなく、「い」が強い。

ということで、早速《岩ダイビングセンター》へ行ってみると……

ひ〜〜〜く、熊が!!!!!

ん? よく見ると人間のようじゃが、でかい! そして怖い!
おそるおそる近づき、「あの〜、タダで潜りに来た和尚じゃが……」と言うやいなや、
熊がわしの胸ぐらをつかみ〜の〜

ようこそ〜





ダイビングセンターへ!

1本! まいった!!!!

ということで、やって来たぞ、岩。
熊の正体は《岩ダイビングセンター》のテツ殿こと田畑哲明殿。


岩のヘルメットが渋い

一見すると恐ろしい風貌のテツ殿じゃが、話してみると、
優しく、きめ細かく、そして明るい性格。

柔道家のテツ殿は、まさに町で子供たちに柔道を教えている
心優しき柔道の先生といった雰囲気。

わしはすっかり好きになってしまった。抱かれてもいい(ポッ)。

187㎝110㎏という堂々過ぎる体格にスキンヘッドのため、
「お客様が来なくなるかもしれないので……」と
ホームページに写真を載せることをためらっているそうじゃが(笑)、
わしはむしろ、このキャラクターをおススメしたい。


テツ殿が10ℓタンクを背負うと6ℓくらいに見える。わしも177㎝75㎏なんじゃが

早速、ブリーフィングをすると、「アオリイカが来ていますよ」と。
おお、今シーズン初のアオリイカに会えるかも!!!とテンション上げ上げ。


ブリーフィングは体に似合わずとても丁寧なんじゃな、これが

ブリーフィングでは、テツ殿がアオリイカをおびきよせる技を教えてくれる。
いろんなガイドたちと話をしてきたが、初めて聞いた技じゃ(後編で紹介)。

ということで、アオリイカを目指してビーチエントリー!


いつも通る真鶴道路の真下。どうりで気づかぬはずじゃ

エントリー直後は岩礁域。
テツ殿が指さす方向を見ると、水温上がってもがんばるダンゴウオ。


今や西湘のアイドル

岩礁を抜けると砂地が広がる。


ややキメの粗い砂地

そんでもって、この砂地がおもしろい。
ブンブクやらサルエビやらにちょいとイタズラ。


生きているブングク。砂の上で見られるのはカワハギに食べられた死骸

■砂に潜るブンブク。

http://www.youtube.com/watch?v=jouJgAFGNxI

■同じく砂に潜るサルエビ。

http://www.youtube.com/watch?v=mZQZqZ6Fni8

砂地をさらに沖に進むと、お! 産卵床でアオリイカの卵を発見。


アオリイカの気配

産卵床にはネンブツダイがぐっちゃり。


人懐っこいカワハギが寄ってくる

中をのぞくと、メイチダイを発見!


熱帯域からやって来た!?

しばらく産卵床の周りで待つも、1本目は空振り。
よ〜し、2本目こそは!

※後編は→こちら

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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