宮古島カタルシス @沖縄・宮古島
2件目のダイビング《サンアイランド》の方々と港で合流!
オーナーの竹内殿とミキ殿
地形スポットの集まる下地島の西側へ。
下地島の岸壁を見れば、水中の迫力が想像できるじゃろう。
1本目は「マリンレイク」という地形スポットへ!
■場所は→ここ
ゲストは皆ノリがよく船上は素敵な空間。
オーナーの竹内修治殿の丁寧なブリーフィングが印象的。
手書きのマップと説明で、潜る前に1本をイメージできる
正直、下地島は「アントニオ・ガウディ」や「魔王の宮殿」という
2大有名スポットを潜ったのでそこまで期待していなかったのじゃが、
これがびっくり期待以上。
いや、過去潜った地形スポットの中で№1かもしれん。
「アントニオ・ガウディ」や「魔王の宮殿」など、
圧倒的な空間を楽しむのも宮古島らしいが、
「マリンレイク」は水深が10㍍前後と浅い上に奥行き(距離)があるので、
空間だけでなく時間軸も楽しめる。
エントリー。
暗闇の中、光を目指して進んでいくと、差し込む太陽光で急にパアッと視界が開ける。
束の間、再度、暗闇の中を上へ下へ斜めへ進んでいく。の繰り返し。
ときどき、手の届かぬ光明を見上げながら。
洞窟の中は光の屈折を逃れ、水の色は青ではなく透明。
これぞ360度無重力の世界。
やがて「浮上してごらん」といわんばかりの縦穴が登場。
お望みどおり、淡水と海水でできたサーモクラインを切り裂くように
ゆっくり浮上すると、そこは空と太陽、そして緑に囲まれた世界。
この「マリンレイク」。海から陸地の池につながっておるのじゃ。
Photo by 竹内修治
すべて解放された爽快な気分。
胸にこみ上げるこの感動はなんじゃろう?
単純に冒険に興奮しているのもあるが、
考えを巡らせているうちに、とある女性の言葉を思い出す。
その昔、宮古島に通う女性のその理由を聞いたことがあるが、
心の病を患ったことのある彼女は、
「うまく説明できないけど心が解放されるというか……」というようなことを言っておった。
当時、宮古島未体験なわしは「ふ〜ん」くらいにしか思わなかったが、
なるほど、これかと。
暗闇と光のトンネルをくぐっていく描写はまさに心模様。
感受性の強い彼女が感じたのは、この暗闇を抜けた後のカタルシスか。
って、わしも病んでおるのかのう(笑)。
帰り道は躁状態にスイッチオン。ひゃっほ〜。
休憩を挟み〜の。
2本目は「なるほどザ・ケーブ」。
「マリンレイク」同様、こちらも冒険気分が味わえる。
(左)photo by 竹内修治
光の小部屋が続く
宮古島で感じたマリンレイク・カタルシス。
わしのダイビング史に深く刻みこまれる1本となった。
続く。