究極の沖縄そばと美ら海水族館
沖縄に来て以来、うまい沖縄そばを探し続けておったが、どれもこれも似たような味。
庶民の味としてはそれが正しいのかもしれんが、
飛びぬけた沖縄そばを食べたい。
そういう意味では、恩納村の超有名店「なかむらそば」は確かに頭ひとつ抜けておった。
自家製麺は一般的な沖縄そばとは違い、
コシがあって歯ごたえがよく、それ自体に味がある。
どう表現したらいいのか、チャルメラの麺に似たような(嗚呼、わしは絶対に食は書けん)。
ソーキもとろとろでうまい。
しかし、何かが足りない。
確かに麺とスープ、ソーキはそれぞれ一流で、
口に入れればお互いを補完しあってはいるが、どこか他人行儀。
変化球のつけ麺は、麺はうまいがスープが台なしにしてしまっている。
と思いきや、豚肉がすべてを解決してくれるという、
三位一体の技を味わえるが、1つの料理として完全なる融合とはいかない。
しかし、今日、遂に完全なる沖縄そばに出会う。
出会いは偶然。ツイッターで「うまい店教えて」とつぶやいて紹介された店。
コッコ食堂
行こうと思わなければ絶対に見落としてしまうような普通の民家。
中に入るとわしらだけ。田舎の親戚のおじさんの家といった雰囲気。
注文したのは、コッコ食道イチオシの「地鶏黄金そば」。
そばの上には、ふんわり卵と地鶏が乗っている。
この地鶏が沖縄そばとの完全なる融合のキーマン。
しっかり味つけられた地鶏の表面には、
炭火焼きされたような焦げがあり、この香ばしさとキュッとした力強い歯ごたえが、
沖縄そばと合うこと合うこと。
沖縄そばの物足りなさと豚肉とのどこか乖離した感じを
島とうがらしで埋めようとしていたが、正解がここに。
るるぶに掲載されていたときは客が押し寄せたとのことじゃが、
今はさほど混んでいないのでチャンス。ぜひ、ご賞味あれ。
腹が膨れたところで、初めての美ら海水族館へ。
ってか、反則じゃろ、この水槽(笑)。
わしが解説するまでもなくダイバーならまったく飽きない空間。
マナティーにも会え、ずっとテンション上がりっぱなし。
ん? と寄ってくるマナティ
個人的には海洋文化館がおススメ。
有料(170円)ということや1975年の海洋博の展示物を保管するための施設で、
大混雑の水族館に比べて人の少ないこと少ないこと。
冷静に見れば、採算の合わない過去の遺産といった体。
客、わしたちだけ(笑)。びっくり
しかし、少々マニアックじゃが、南太平洋の海洋文化に興味があればかなり楽しめるはず。
ダイビングエリアが集中するエリアでもあるしな。
わしらの世代ならラピタ人とかハマった人もいるはず?
ということで、食と観光で刺激を受け、災い転じて福となすな1日。
さて、伊平屋に行けなくなった現状、明日はどこに行こう?
まあ、明日は明日の風が吹く。
★「和尚を探せ!」の答え。
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