伊豆№1沈船スポット@熱海

日本全国潜り歩き

伊豆の一発目は熱海!ということで、やってきました「ダイビングサービス熱海」

目指すはもちろん、熱海、いや伊豆を代表する沈船スポット。
ナビゲートはおなじみ豊嶋康志殿じゃ。


昭和61年1月30日に沈没した砂利運搬船「旭十六号」

港を出て熱海の街を見ながら沖を目指す。
 

5分とかからないところに、巨大沈船への入り口となるブイがポツリ。
漁船の脇腹をパカッと開けていざエントリー!

透明度は悪く、ロープを手繰って潜降していくと、
全長約81㍍の巨大沈船「旭十六号」の船首に到着。

20年以上の荒波を一身に受け続けてきた体躯は真っ二つに折れ、
ソフトコーラルにびっしり覆われておる。

漁礁として生まれ変わった船体には、
クロホシイシモチやネンブツダイなどの小魚が群れているが、
鮮やかな桜色をしたサクラダイの群れがひと際目立っている。

船体の脇腹へ回り込んで船尾を目指すと、朽ちた船体の一部がポッカリと口を開け、
中にはアジの大群。少し中に入ると慌てた味がグルングルンと渦を巻く。


http://www.youtube.com/watch?v=2PnHZeQY2uE

亀裂から太陽光が降り注ぐ

さらに、特別な許可をもらって、
船首に残留しているというエアドームへ連れていってもらう。
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_4679.html

真っ二つに裂けた船体は途切れ、北へ15㍍ほど進むと後方部の船体が出現。
水深がやや深いということもあり、船体の全貌を辿るだけであっという間の1本。

初心者のころ、「上手になって熱海の沈船に潜りたい」と憧れ、
実際に初めて潜ったときはちょっと大人になった気分だったのう。しみじみ。

■後編は→こちら

【おまけ】
「沈船の長さをメジャーで測ってみる」

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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