海のモンスター再来⁉︎ 西伊豆・大瀬崎にキアンコウ登場!
西伊豆の大瀬崎で、今年もキアンコウがやってきました!
大瀬崎のキアンコウは、12月から4月の低水温シーズンに見られ、今や冬の風物詩となってます。
深い駿河湾に面している大瀬崎ならでしょう。
キアンコウは、深海魚のなかでも、トップを争う「悪顔」で有名です。
さらに、キアンコウは大きいので、通るだけでもう威圧感が。
キアンコウをひと目見ようというダイバーたちが、毎年この時期に大瀬崎に押しかけます。
キアンコウの魅力にハマったダイバーのひとり、はまゆうマリンサービスの新井拓哉さんによると……
「う〜ん、なぜこんなにもアンコウに惹かれるのか自分でもわかりません(笑) 正直言ってしまうと“顔”です。アンコウの顔は悪人面というか何というか、ドラクエとかファイナルファンタジーに出てきそうなモンスターそのものです。ライティングや角度を変えて写真を撮ってみると可愛くなったり小生意気な感じになったり、そんな“顔”が面白いと思います」
分かります。
私もキアンコウが好きなのですが、ではなぜ惹かれるのか。
もちろん、その謎めいた生態もそうなのですが、やっぱり顔です。
なぜか、その顔に惹かれてしまうのです。
そのモンスターのような顔に、ハマってしまうのです。
そんな不思議な魅力をもったキアンコウ。
大瀬崎に出没中です。
さらに、アンコウ以外にも、甲殻類が充実のシーズン。
普段は深場にいるハクセンエビや大瀬崎初観察のアンキロメネス・ホルトハウシ、テヅルモヅルカクレエビなど、エビ好きにはたまらないレア生物も豊富です。
「今」しか味わえない大瀬崎を潜りにいきましょう!
(撮影・情報提供/はまゆうマリンサービス)
(構成・文/マンタ林典子)